当サイトで掲載しているTRPGセッションログは以下の作品の二次創作物です。
「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』
掲載の一部画像はAI生成イラストを加工したものです。

『ラス・ヴィダスの長い夜』

GM:赤いポスト
メイン 見学

PC1:「外道丹げどうたん伊美風いびはま カシリ(キャラシート)PL:ふにげあ
PC2:「処刑銃剣ベイアニット」 カルメン・ラジャ(キャラシート)PL:マンタ
PC3:「ラトゥン・スピネル」 鬼雷砲きらいほう クレハ(キャラシート)PL:氷山

目次


プレオープニング

GM:定刻になりましたので、プリプレイを始めてまいります
伊美風 カシリ:はーい
GM:まずはPC1からシートと自己紹介おねがいします
トップ
伊美風 カシリ:(キャラシート)
伊美風 カシリ:「あたしがカシリ。伊美風カシリよ」

崑崙山では異端の『鍛錬』に見切りを付けて『自己強化』に特化した修練を積み始めたジャック・ハンマー型の拳。
重ねたブラックマーケットで買ったヤク(ゴールドビースト)でダイスを確保した上で、どぎついヤク(死神の手袋+クイックモーション&アサルトルーティン)で攻撃力を確保。
暴走するので回避は捨てて、ひたすらに、身に刻んだカラテで敵を打つキャラです。

伊美風 カシリ:セットアップの肉体改造、マイナーの破壊の爪、全てドラッグによる自己強化というフレーバーで行きます
伊美風 カシリ:そんな彼女の最近の悩みはおくすりの原材料の高騰、お陰でやべぇ筋からのお金を返せない
GM:酔拳(おくすり)……ってコト!?
伊美風 カシリ:どうしよう! という感じになるかもしれません
伊美風 カシリ:「仙丹といいなさい」
伊美風 カシリ:構築も人格も珍妙な彼女ですが、よろしくお願いします
GM:よろしくおねがいします
GM:さあそんなあなたのHOがこれだぁ

PC1 伊美風 カシリ シナリオロイス:金
あなたは悪徳債務者だ。学区は問わないが、ラス・ヴィダス最大手の銀行『カーミラファイナンス』から多額の金を借りている。
その返済期限は、明日。金は全財産を積み上げても半分もない。
『カーミラファイナンス』は一秒でも返済期限を過ぎれば即座に実力行使に踏み切ることで有名だ。
刺客らしき人間の視線を背負いながら、あなたは同僚からの情報により、最後のチャンスを。
一攫千金のチャンスをつかむことができた。
「当然、あたしも噛ませてくれるんだよね?」

伊美風 カシリ:「半分に負けてよ」
大萩ミツミ:「ドーモ、悪徳債務者=サン。トリテタヤです」
大萩ミツミ:「……なんつって。儲け話なら噛ませてよ。噛ませろ」
伊美風 カシリ:「いいわよ(使い捨てたろ)」
GM
GM:ではお次、PC2どうぞ
カルメン・ラジャ:あいさー
トップ
カルメン・ラジャ:(キャラシート)
カルメン・ラジャ:「やあ、麗しいお嬢さん。殺したい相手は……え?違う?じゃあ僕と一夜を共に……だめ?」
カルメン・ラジャ:”処刑銃剣ベイアニット”カルメン・ラジャ。見ての通り顔が良く軽薄で女好きなナンパ女。
カルメン・ラジャ:しかしてその実態は、ノヴァリス内において恐れられる”社会的な意味合いでの”殺しを含んだ――”殺し屋シカリオ”の一人。
カルメン・ラジャ:つまり仕事さえあればだれでも”殺し”に行ってそのまま社会的な財産やら何やらを全部消し去ってしまうわけですね。こわいね。
カルメン・ラジャ:シンドロームはハヌマーン/ノイマン。それに加え神経改造(タルタロス装備)を受けている為滅茶苦茶な威力の二丁拳銃を使って
カルメン・ラジャ:至近距離で闘います。一言で言うとガン=カタとか暗黒武道ピストルカラテです。
カルメン・ラジャ:性能的にはタルタロスの効能で大口径機関砲とレーザーランチャーを《マルチウェポン》して
カルメン・ラジャ:装甲無視/ガード不可の《バレットワルツ》を叩きこみます。カッコよさ重点!
カルメン・ラジャ:その代わりそれ以外は大体何もできません。がんばろ。
カルメン・ラジャ:そんな感じ!後私生活も下半身もだらしないです。
GM:顔良……
GM:そしてHOはこちらだ

PC2 カルメン・ラジャ シナリオロイス:“レディ・カーミラ”エリザベート・シェリダン
あなたはラス・ヴィダス最上位層。『協会』十二社に名を連ねる『カーミラファイナンス』の一員だった。
CEO“レディ・カーミラ”の『朝食』の一人、吸血係としてあなたは不自由のない生活を送っていたが
自分の当番の前夜、あなたはうっかり彼女の嫌いなニンニクがたっっっぷりと入った晩飯を平らげてしまった。
翌朝、あなたの首筋に牙を立てた彼女が、恐ろしく不機嫌な顔であなたに告げた。
「あなた、クビね」
どうにかしてカーミラファイナンスに残るためには、悪徳債務者PC1の借金を明日までに完済させるか
『実力行使』を達成するしかない。

カルメン・ラジャ:スイマセン許してください!何でも許してください!
カルメン・ラジャ:(ぺこぺこ)
エリザベート・シェリダン:コイツはめちゃ許せんよなぁ~?
カルメン・ラジャ:アイエエエ……
GM
GM:ラスト、PC3おねがいします
鬼雷砲 クレハ:はい
トップ
鬼雷砲 クレハ:(キャラシート)
鬼雷砲 クレハ:「うっはっはっは! 鬼雷砲サマのショータイムだ!」
鬼雷砲 クレハ:”ラトゥン・スピネル” 鬼雷砲 クレハ、16歳。ラス・ヴィダス商業学校連盟に所属するノヴァリス・ファイターの一人です。
鬼雷砲 クレハ:長身で体格が良く、豪快……というよりもガサツで威圧的な口調のどこにでもいるチンピラと言えるでしょう。
鬼雷砲 クレハ:ノヴァリス・ファイト歴はそれなりにベテランでPAアーマーに自身の血液を循環させて強化する戦術を使います。
鬼雷砲 クレハ:元々、鬼雷砲はどこにでもいる普通の貧困学生だったのですが、ある日毒沼に落ちていた指輪の遺産と契約!
鬼雷砲 クレハ:レネゲイドを飛躍的に高めた彼女は調子に乗ってノヴァリス・ファイトに参戦……結構良い感じに活躍してました。
鬼雷砲 クレハ:ところが、どうも指輪のレネゲイドに堕天病の病原が潜んでいたみたいで……
鬼雷砲 クレハ:感染! 発症! のコンボを喰らい、徐々に病魔に蝕まれる事に……。
鬼雷砲 クレハ:治療法もない以上悩んでいるのも仕方がないという事で、己の最期を栄光の中で終わらせる為にファイトを続ける決意を決めています。
鬼雷砲 クレハ:ところが、先述の通りに堕天病の進行で徐々に身体の動きが悪くなっているため……成績は下り調子。
鬼雷砲 クレハ:こうなったら、強力な機動兵器を使って劇的にカムバックを決めてやるぜ!……と画策しています。
鬼雷砲 クレハ:性能としてはサングインで強化した《ブラッドコート》+《鮮血の奏者》でガードと攻撃を固めつつ、護ったり殴ったりするカバーリング兼サブアタッカーです。
鬼雷砲 クレハ:よろしくお願いいたします。
GM:よろしくおねがいします
GM:さああなたのHOがこれだ

PC3 鬼雷砲 クレハ シナリオロイス:“リクガニ”
あなたはプロのノヴァリス・ファイターだ。
プロとはいってもここ最近の戦績は鳴かず飛ばず。スポンサーは『カーミラファイナンス』傘下の小さな企業が一社だけ。
そして、つい先程スポンサー脱退をかけた試合に負けてきたところだった。
失意の中であなたは、とある情報を耳にする。
ラス・ヴィダス外縁にて、理事会時代の機動兵器、通称“リクガニ”の完品が発見されたと。
もし、手に入れれば……少なくとも、有象無象のアマチュアに負けることはないだろう。

鬼雷砲 クレハ:「はっ! コイツはなかなかの代物じゃねーか!」
”リクガニ”:( ・`ω・´)
鬼雷砲 クレハ:「行けるぜ……お前と一緒なら栄光の頂点へ!」
GM
GM:それではトレーラーを張って、プリプレイを終了。セッションを開始していきます
GM:よろしくおねがいします
鬼雷砲 クレハ:よろしくお願いします!
カルメン・ラジャ:しまーす!
GM:■トレーラー

金は天下の回りもの、とは世の常であるが、
ここラス・ヴィダスでは、金を回すのは天下などではない。

商業倫理監査協会の十二社。とりわけ『金融』とくれば
『カーミラファイナンス』の名前を知らない生徒は、ラス・ヴィダスにはいない。

反省なき悪徳債務者でも、主人に捨てられた血袋でも。
下層に堕ちた闘士であってもだ。

企業間抗争の中、拓かれた箱に手を伸ばす。
火の手に包まれた中であっても、掴まねば明日はないのだから。

ダブルクロス The 3rd Edition
『ラス・ヴィダスの長い夜』

GM

OP1 『悪徳債務者の場合』

GM:OP1 『悪徳債務者の場合』 登場PC:PC1
GM:登場侵食おねがいします
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 1)増加(34 → 35)
伊美風 カシリ:おちついている
GM
GM:ラス・ヴィダス商業学校連盟 スラム街 ストリート
GM:ラス・ヴィダス南部のスラム。特に区画整備があったわけでもないが、動線の関係で自然と道になった場所が『ストリート』だ
GM:ストリートに面した店の一角。安さと多さ、雑さが売りの、比較的他校区民でも食べられる料理を出す店にあなたはいた
伊美風 カシリ:――ポリ、ポリ
伊美風 カシリ:カシリは、食前酒めいて、食前丹を口に入れる。食欲増進と消化を助ける効果がある、自作の丹だ
業者エイ:「……相変わらず体に悪そうな色してるナ」
伊美風 カシリ:「そりゃそうよ、体に悪いものを体に良い風に加工してるんだから」
伊美風 カシリ:「毒はね、裏返るのよ……」
業者エイ:ストリートで薬局を経営しているあなたの知人が、怪訝そうな目であなたを見ながら野菜炒めを口に運ぶ
業者エイ:「そいつができるのは史上最強生物のセガレくらいだロ……全く」
業者エイ:「ああ、そうダ……ほら、いつもノ」思い出したように、懐から小袋を取り出してあなたに渡す
伊美風 カシリ:「……悪いわね」
伊美風 カシリ:「毒沼の近くで変異したレネゲイド薬草――」
業者エイ:「そう思うならツケ払ってくレ」
伊美風 カシリ:「こればっかりは、ここでしかねn」
伊美風 カシリ:「現物なら持ってきたわよ」
伊美風 カシリ:大きなバックから取り出したのは――
業者エイ:「……なんだこレ?」
伊美風 カシリ:奇っ怪なまでに青い、大量のドリンク
伊美風 カシリ:「崑崙印の健康ドリンク」
業者エイ:「捨来夢学院の食用スライムより青い物体、オイラ始めて見たゾ」
伊美風 カシリ:「崑崙の清水と、私の調合した薬草ジュースを割ったものよ」
伊美風 カシリ:「崑崙のブランドで捌けば、それなりにはなるんじゃない?」
伊美風 カシリ:実際の健康効果 成功値 5
伊美風 カシリ:知識 医療
伊美風 カシリ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 4[1,4]+2 → 6

伊美風 カシリ:健康に与えるリスク 成功値(リスクがない)8
伊美風 カシリ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 1[1,1]+2 → 0 (ファンブル)

GM:草
伊美風 カシリ:………
伊美風 カシリ:「眠る必要がなくなるし、一週間は眠れなくなるわ」
業者エイ:「人になんつーもん捌かせようとしてんダ、このアホ」
業者エイ:「この間買わされた『不眠改善ドリンク』、あれまだほとんど余ってんだゾ」
伊美風 カシリ:「今度のは改良したのよ」
業者エイ:「現物じゃなくて、現ナマもってこいっつってんだヨ、オイラは」
伊美風 カシリ:「現生は……」
伊美風 カシリ:「薬草畑と……」
伊美風 カシリ:「調薬室への投資で……」
伊美風 カシリ:「ないわ」
業者エイ:「……ちなみにその資金、どこで作っタ?」野菜炒めを平らげ、手を合わせてゴチソウサマ
伊美風 カシリ:「カーミラ」
伊美風 カシリ:「ほら、あたし、崑崙の生徒でしょ」
伊美風 カシリ:「いざとなったらノヴァリスファイトに出ます―っていったら、引っ張れたわ」
伊美風 カシリ:「一度も出てないんだけどね、あたし、研究と修行で忙しいから」
伊美風 カシリ:「あはは」
業者エイ:「ノンキなマネしてんなヨ。一応オイラのお得意様なんだから」
業者エイ:「期限までにカネ作らなきゃ、カーミラの”殺し屋”か『エージェント』、最悪『牙』が飛んでくるゾ」
業者エイ:「んで、期限ハ? 延滞用の利子分くらいなら、オイラとオマエの仲だし出してやらんでも……」
伊美風 カシリ:「面倒ねぇ。お星さまたちなら踏み倒せるかもしれないのに」
伊美風 カシリ:「ありがとう、貸して」
業者エイ:「期限ハ?」
伊美風 カシリ:「卒業したら、ツータイム(FHの研究セル)にでもあたしの作品を売り込むわ」
伊美風 カシリ:「出世払いってことね」
業者エイ:「おい無視すんナ。不安になるだロ」
業者エイ:「……まさかすぐ近くとかないよナ。来月あたりカ?」
伊美風 カシリ:「明日よ」
業者エイ:「……オイラの聞き間違いカ? 来週?」
伊美風 カシリ:「明日。噂が本当なら、シンデレラの魔法が解けたらね。朝まではまたないでしょ」
業者エイ:「……なァ、オマエこんな店でオイラと駄弁りながら精進料理もどき食ってる場合カ?」
業者エイ:「通りでなんか微妙に身なりの良いやつが店に多いとおもったゼ……」
伊美風 カシリ:「大丈夫」
伊美風 カシリ:「ここのおかゆに毒は入ってないわ」
GM:カーミラファイナンスは、一部の相手に利子の血液払いを許可したり等のゆるい場所もあるが、返済期限は遵守させる。
GM:一秒でも遅れれば即座に『実力行使』が入るため……前日にはそのための人員が監視に入ることも多い
伊美風 カシリ:「それに、血液払いもできるんでしょう?」
業者エイ:「そりゃ利子だけナ。オマエ元本も払ってねえだロ」
伊美風 カシリ:「大丈夫よ」
伊美風 カシリ:「コレを飲めば」
業者エイ:「それに、薬中の血はいくら吸血鬼でも無理だロ……」
伊美風 カシリ:「あたしの血は、銀のように光り輝いて、独特の味になる計算よ」
業者エイ:「吸血鬼に! 銀とニンニクは! ダメだロ!」
伊美風 カシリ:「仙丹:銀槌」
伊美風 カシリ:「元気モリモリ」
業者エイ:「はぁ~~~~~……しょうがないナ、オマエ」
業者エイ:「ジェネシスのヒューマンショップに知り合いが並ぶのも嫌だしナ……」ごそごそと懐を漁り
業者エイ:「借金、どのくらいだったカ?」
伊美風 カシリ:最後に覚えていた額を口にする。
業者エイ:「500万N……場合によってはさらにドンか。ギリギリだナ」
業者エイ:「……ちょっと耳かセ」
伊美風 カシリ:耳を貸す
業者エイ:「ウチに出入りしてるヤツからの話なんだがナ……」
伊美風 カシリ:こくこく
業者エイ:「うまくいけば、500万Nはぽんと出せる額は入るかもしれねーゾ」
業者エイ:「ラス・ヴィダスの外縁でナ……?」
伊美風 カシリ:ふむふむ
GM:近づいてくる足音。群雄割拠渦巻く修羅の学校で生活するあなたなら、足音だけでも戦闘に長けた人間のそれだとわかるでしょう
大萩ミツミ:「ご機嫌よう。大葉薬局の店主さん」
業者エイ:「……今は業者エイで通してるゾ」
伊美風 カシリ:「だれよ、このサイバーサイバーしたのは」
大萩ミツミ:「ちょーと面白い話聞いちゃった。噛ましてよ、アタシも」
大萩ミツミ:がっとあなたたちと無理やり肩を組む
伊美風 カシリ:「悪いけど」
伊美風 カシリ:「顔も知らない上に、名前も名乗らない相手と仲良しこよしは出来ないのよね」
大萩ミツミ:首元のデバイスの下に覗く、噛み跡のような傷と、重なる二本分の刺し傷
大萩ミツミ:カーミラファイナンスの戦闘員。『エージェント』の印だ
大萩ミツミ:「大萩ミツミ。これで顔と名前は知ったね」
伊美風 カシリ:「知ったわね。そして、まだ返済の瞬間は始まってないわよ」
大萩ミツミ:「そうだね。今はまだただの債務者と貸出人だ」
大萩ミツミ:「だけど、噛ませてくれたら……その儲け話が終わるまでは、『実力行使』を延期するくらいの権限は持ってる」
大萩ミツミ:「店主もウチカーミラからの融資があるでしょ? ならいいじゃないか」
伊美風 カシリ:「へぇ? 崑崙相手に今は見逃す・・・・・とは」
伊美風 カシリ:「よくも吠えたわね」
伊美風 カシリ:「……けど、あんたを斃したら、エイが面倒になるっていうのも分かる」
伊美風 カシリ:「いいわ、あたしは仁義を解する武侠」
伊美風 カシリ:「あたしの返済分が確保できるなら、それでいいわよ」
大萩ミツミ:「仁義を解するなら、借りたものは返してほしいけどね……っと、これ以上は余談か」
大萩ミツミ:「さ、店主。お話の続き」
業者エイ:「……悪いナ、カシリ」
業者エイ:「──ラス・ヴィダス外縁で、理事会時代の機動兵器の完品がでタ」
伊美風 カシリ:「へぇ」
業者エイ:「パーツ単位でも品質次第じゃ50万Nはするヤツだ。500万はくだらねえサ」
伊美風 カシリ:「風のうわさじゃ、二次抗争の負け犬しびとどもが化けて出たとは聞いたけど」
伊美風 カシリ:「生き物いがいも出てくるのね」
伊美風 カシリ:「いいわ、悪くない話じゃない」
業者エイ:「さてナ。由来は興味ないガ」
業者エイ:「問題は、第一発見者の機械知識が生齧りでナ」
業者エイ:「うっかり自律稼働モードで起動させちまったらしイ」
業者エイ:「ちなみにそいつらはその場で緊急離脱サ」
伊美風 カシリ:「面白いじゃない。ある程度はぶっ壊してもいいんでしょ?」
伊美風 カシリ:カシリは、そっと小瓶を取り出した。
伊美風 カシリ:「持ってきておいてよかったわよ、戦闘用」
大萩ミツミ:「おいおい、ツテはあるのかい、借金ガール」
大萩ミツミ:「スラムのメタルショップを何件ハシゴしたって、機動兵器の買い取りなんかできないぜ?」
伊美風 カシリ:「眼の前に」
伊美風 カシリ:「あんたの飼い主に現物として引き取らせれば良い」
大萩ミツミ:「いい度胸だ。ご主人さまの名前を安易に使った所以外は評価してあげよう」
大萩ミツミ:「買い手とカネ、ついでに人手も良いのがあったはずだから引っ張ってこよう。アタシを儲けさせてくれよ?」
伊美風 カシリ:「大丈夫よ」
伊美風 カシリ:「あたし、強いもの」
伊美風 カシリ:「――エイ、あんたを、面倒に巻き込んだわね」
伊美風 カシリ:「――お詫びよ」
伊美風 カシリ:「あたし手製と言えれば良かったんだけど」
業者エイ:「なんだヨ、気色悪い」瓶入りの酒? を受け取る
業者エイ:「オマエの手製じゃないんなら安心だナ」
伊美風 カシリ:「ベリル師父達が地獄に落ちた時、あたしたちで山分けした渡来の私物よ」
伊美風 カシリ:「外の飲み物、悪くない値が付くでしょ。あげる」
業者エイ:「いいネ。だけド」
業者エイ:「ウチは薬局だつってんだロ。完済祝いで開けるゾこんなもん」
伊美風 カシリ:「いいわね、その時はいいつまみを持ってくるわ」
GM
GM:シーンエンド ロイスどうぞ
伊美風 カシリ:エイ 友情○/利用
伊美風 カシリ:これでー
GM

OP2 『元・吸血係の場合』

GM:OP2 『元・吸血係の場合』 登場PC:PC2
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 8)増加(45 → 53)
カルメン・ラジャ:初手からキッツイね
GM
GM:聳え立つ摩天楼、煌びやかなネオン。眠らない街の喧騒。
GM:ラス・ヴィダス商業特区は、企業人たちの激戦区にして、金という血脈が流れる魑魅魍魎の巣だ。
GM:──ならば。血を啜り夜闇に生きる吸血鬼が、ラス・ヴィダスで金融の力をもつのも、自然なのかもしれない
GM:街の中でひときわ輝きを放つ、12本の楔。街を牛耳る『協会』十二社が1つ
GM:吸血鬼による、ラス・ヴィダス最大手の金融会社『カーミラ・ファイナンス』の主人の私室にあなたは向かっていた
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「来ましたね。”レディ・カーミラ”はまだ就寝中です。所定の場所でお待ちください」
カルメン・ラジャ:青い長髪。赤い耳飾り。首がはだけた黒いワイシャツに黒のパンツルック。
カルメン・ラジャ:両方の腰には拳銃――一応はそう見える――それを二つ、携えている。が寝室に置いて必要というわけでは無い。
カルメン・ラジャ:「ええ、わかっています。もしくはその間貴女がお相手してくれたり……」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「魅力的な提案ですが、『朝食』のつまみ食いがバレたら、私の首が飛びますので」
カルメン・ラジャ:「これは残念、ええ僕もわかっていますがそれでも美人を見ると口説かずにはおられないので」
カルメン・ラジャ:ウィンクを一つ。「今度個人的に予定を聞きにまいりましょう」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「全く……? 香水変えました?」
カルメン・ラジャ:「おや…?そう言った事はしてないはずですが」
カルメン・ラジャ:「”お相手”もここのところ忙しくてつまみ食いもしてないはず……」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「……まぁ、気の所為でしょう。ほら、早く。起きる前につかないと怒られますよ」
カルメン・ラジャ:「ええ、それは僕も御免だ。ではまた」
カルメン・ラジャ:そっと音を立てないよう入室。
GM:赤と黒を貴重とした、気品に溢れた内装。高級そうな調度品が設置されつつも、煩雑さを感じさせていない。
GM:ラス・ヴィダスという混沌の坩堝の中でありながら、そこだけはまさに『貴族』の空間と表現できる。
カルメン・ラジャ:そっと両腰の”物騒な物”をその上に置く。
GM:そして、天蓋付きのベッドの中。
トップ
エリザベート・シェリダン:「ー……ん……」
カルメン・ラジャ:(しかし、神様というものは不公平だね)
カルメン・ラジャ:(彼女に美貌と、才能二つを与えるのだから)
GM:幼さを残した顔つきでありながら、その肢体は美術品の美しさと娼婦の淫靡さを両立させている。
GM:一糸まとわぬままベッドで静かに寝息を立てていた。
カルメン・ラジャ:所定の位置――ベッド横のこれまた豪奢な装飾が入った椅子に座る。
カルメン・ラジャ:目覚めるまでの間、その美貌を堪能できる――吸血係が人気である一端を担っている。その時間である。
カルメン・ラジャ:先んじて首のボタンを一つはずし、首筋を更にはだけさせておく。これもまたいつもの事。
GM:首筋の噛みつき傷のような跡と、二本の刺し傷。この跡がはっきりとした形であるほど、刺し傷が多いほど、彼女の『お気に入り』であるという証になる。
カルメン・ラジャ:今、僕は幾らかの給金を貰いこの係についているが――――
カルメン・ラジャ:(この寝顔を見れば、”払ってでも”吸われたい輩も大勢いるだろうに)
カルメン・ラジャ:緩やかなその幸運に感謝しつつ、目覚めを待つ。
カルメン・ラジャ:彼女の目覚めを邪魔してはいけない。それは暗黙の了解――
カルメン・ラジャ:(ストライクジャベリンと、マグナムバニッシャーの整備でも出来ればと思わなくもないけれど……)
カルメン・ラジャ:その視線は、主人のあどけない――淫蕩な――?寝顔を見つめて。
カルメン・ラジャ:(これを見ないのも失礼というものだよな)
エリザベート・シェリダン:「ん……ふぅ」
カルメン・ラジャ:「おっと」座り直す。
エリザベート・シェリダン:わずかに身じろぎをするが、まだ目覚める気配はない
GM:彼女の寝顔を見つめながら、あなたは不意に昨夜のことを思い出していた
GM
カルメン・ラジャ:……彼女が忙しい、と言ったのは正しい――と言うよりも。
カルメン・ラジャ:突発的なアクシデントにより、そうなったというのが正しい。
カルメン・ラジャ:というのも先日――彼女は謎の地割れに飲み込まれ、そして戻ってくるまでに1日を要した。
カルメン・ラジャ:その事自体は重要ではない。問題なのはそれにより溜まった仕事の事だ。
カルメン・ラジャ:…それと。出た場所がジェネシスであった――つまり、ラス・ヴィダスで食する事の出来ない美味が存在していたという事。
カルメン・ラジャ:つまり――――彼女は急いでいて。なおかつ美味しいものを食べたかった。
カルメン・ラジャ:……そんな折に。
カルメン・ラジャ:目の前を横切ったチャルメラ屋台――即ち。
カルメン・ラジャ:ラーメンに惹かれてしまうのは――――悪い事だっただろうか?
カルメン・ラジャ:……その中に何が入っているのかも気づかずに。
GM
エリザベート・シェリダン:「ん……んぅ。朝……?」
カルメン・ラジャ:「お目覚めで、ミス」
エリザベート・シェリダン:「……あぁ。そう。今日はあなたなのね」
エリザベート・シェリダン:それはまるで、上等な氷菓子のような
カルメン・ラジャ:「ええ、親愛なるあなたの武器。カルメン・ラジャでございます」
エリザベート・シェリダン:背筋を凍らせる冷たさも、舌の根を溶かすような甘さも含んだ声があなたの耳朶を打つ
カルメン・ラジャ:ぞくりと背筋が震える感覚。声だけでこれである。
カルメン・ラジャ:(ううん、魔性というのはこういう人を言うのだろうな)毎回思い、そして毎回感じるそれを今回も。
エリザベート・シェリダン:シーツで胸元を隠しながら、上体をゆっくりと起こし、あなたを手招きする
エリザベート・シェリダン:「おいで」
カルメン・ラジャ:その手招きに応じ、ゆっくりとベッドへ。
カルメン・ラジャ:「いつでも」
エリザベート・シェリダン:しなやかな手があなたの肩から首筋へ。そのまま抱き寄せ、『証』の上に舌先を滑らせる
カルメン・ラジャ:「ふ、うっ……」つい声が漏れ出るその感触。
エリザベート・シェリダン:証の上にいつも重ねるように牙を打つのだが、いつも彼女はどこに打とうか迷うように舌や牙を滑らせる
エリザベート・シェリダン:……あるいは、あなたのような反応を楽しんでいるのかもしれないが
カルメン・ラジャ:触られるたびに震え、悶える。それはきっとどの係だろうと同じだろう。
カルメン・ラジャ:「…ッ…」抵抗はしない。そう言うための係であるからして。
エリザベート・シェリダン:「……いい子ね」耳元でくすりと笑いかけ、証の上に牙を突き立てる。
エリザベート・シェリダン:僅かな痛み。虚脱感。そしてそれを上回る解放の快楽
カルメン・ラジャ:「あっ……!」びくん。どれだけ堪えようとしても、そうされれば身体が跳ねてしまう。
カルメン・ラジャ:「ッッ……!」蕩ける。そう言った感触が一番近しい――
エリザベート・シェリダン:いつもはこのまましばらく『朝食』を楽しみ、彼女の気分とスケジュールが許すなら、貴方の夜遊びの相手をすることもあるのだが
エリザベート・シェリダン:「……ねえ」
カルメン・ラジャ:「ん……はい?」首筋を逸らせていたがしかし。
エリザベート・シェリダン:首筋の肉を少しえぐるようにしながら、荒々しく牙を引き抜く
カルメン・ラジャ:「痛ッ…!?」何か機嫌が。と感じたのもつかの間。
エリザベート・シェリダン:「……舐めてるの? それとも、私への挑戦状かしら」
カルメン・ラジャ:「…はい?」
カルメン・ラジャ:はて、何かやっただろうか……いや、この反応は間違いなくやったのだろうが。
エリザベート・シェリダン:口元を手の甲で拭いながら、恐ろしく不機嫌な表情であなたをにらみつける
カルメン・ラジャ:(…心当たりが全く無い)
カルメン・ラジャ:変わった事と言えば、確か入る前に少し何か言われたような……
エリザベート・シェリダン:「私が嫌いなの知ってるわよね」
エリザベート・シェリダン:「──ニンニク」
カルメン・ラジャ:「…………………」その一言で。
カルメン・ラジャ:頭の中のピースがはまっていく。主に昨日の食事ラーメンに。
カルメン・ラジャ:「あ」
カルメン・ラジャ:……気づいた瞬間ブワッと。
カルメン・ラジャ:冷や汗が流れ出る。
カルメン・ラジャ:「……………………」自主的にベッドの下に座り、正座。
カルメン・ラジャ:「腹を切ればよろしいでしょうか…………」
エリザベート・シェリダン:「は?」
エリザベート・シェリダン:「貴女の大蒜臭い血で私の部屋を汚す気?」
カルメン・ラジャ:「でしょうね…………」
カルメン・ラジャ:幾らノイマンの頭脳があったとしても、100%こちらが悪い事に対しての言い訳など思いつかぬ。
エリザベート・シェリダン:「バートリ」指を鳴らしつつ、短く名を呼ぶ
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「ここに」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:さっと、どこから現れたのかベッドの脇に跪く
カルメン・ラジャ:いつもの事なので気にしない。…それを受けるのが自分になる時が来るとは思わなかっただけで。
エリザベート・シェリダン:バートリを立ち上がらせた後、無理やり抱き寄せ
エリザベート・シェリダン:その白い首筋に噛みつく。
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「え、ぁっ……い、いや……レディ……」
カルメン・ラジャ:(こ、こんな時じゃ無ければ役得だと見ていられたんだけどなあ……!)
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「わ、わたひの当番は、今日じゃ……ぁ」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:勢いよく飲み干されているようで、体を支える足ががくがくと震えだす
カルメン・ラジャ:(うわぁ激しい……)
カルメン・ラジャ:ガン見はやめない。
エリザベート・シェリダン:「……っはぁ。とりあえず口直しはこんなものね」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「はふぅ……」ベッドの上に倒れ込む
カルメン・ラジャ:(わぁ…第二秘書室長のこんな姿滅多に見ないぞ……)
エリザベート・シェリダン:「朝から最ッ悪の気分だわ……それで」
エリザベート・シェリダン:「罪状は理解できた?」
カルメン・ラジャ:「はい…………」
カルメン・ラジャ:完全にやらかしたという顔をしている。
カルメン・ラジャ:こういう時にグダグダと言い訳をするのはもっと逆効果だという事を彼女は知っている。
エリザベート・シェリダン:「じゃ。あなた、クビね」
カルメン・ラジャ:「はい……はい?」
カルメン・ラジャ:あ、そこまで行っちゃったかあ。というどこか他人事みたいな考えが頭に浮かんで。
エリザベート・シェリダン:「首の『証』は医療部に寄って取ってきなさい。そのくらいの時間はあげるわ」
カルメン・ラジャ:「……はい……」(今日から寝るところどうしよう……)
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「い、いや……あの、レディ」生まれたての子鹿のような手足でどうにかベッドから降り、跪く
カルメン・ラジャ:「…?バートリ室長?」立ち上がって自分の武器を持とうとしていた。
エリザベート・シェリダン:「なに? バートリ。あぁ、その様子じゃ今日の業務は無理ね……第三の子には話通しておくから」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「いえ、そっちではなく……その」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「いきなり解雇というのは、些か過剰ではないかと」
カルメン・ラジャ:少しばかり驚く。この会社において社長――エリザベートの決定というものは絶対であるから。
カルメン・ラジャ:だから、僕のやらかしに対してそんなことを言う人がいるとは些か思っていなかったのだ。
GM:『カーミラファイナンス』の秘書室は、エリザベートと同じ吸血鬼のみで構成された部署だ。
GM:室長ともなれば、エリザベートに対して一定の意見が可能な権限を持つが……あくまでも可能なだけで、それを行使することは珍しい
エリザベート・シェリダン:「……まぁそうね。『朝食』だけじゃなくて、私の個人的な武器としても扱える彼女を、感情的に手放すのは早計か」
エリザベート・シェリダン:「でもねバートリ。今私とっても機嫌が悪いの」
カルメン・ラジャ:申し訳なさそうな顔。
エリザベート・シェリダン:「無罪放免なんてさせるわけないとして……」
エリザベート・シェリダン:「……ねぇ、ニンニク女」
カルメン・ラジャ:「……はい」そう言われても仕方がないなと思いながら。
エリザベート・シェリダン:「あなた、何ができる?」
カルメン・ラジャ:「…殺しなら幾らでも」
カルメン・ラジャ:「それ以外は何も出来ません」
カルメン・ラジャ:……奇しくも。彼女がこの会社にやってきた時。
カルメン・ラジャ:面接で言った言葉と、一言一句同じであった。
エリザベート・シェリダン:「結構。ならちょうどいいわ」
エリザベート・シェリダン:「バートリ。たしか、”デジタルフォックス”から面白い報告が上がってたわね」
エリザベート・シェリダン:「修羅の学校くにの悪徳債務者。アレ期限たしか今日明日よね」
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「崑崙山の伊美風カシリ。666万N。返済期限は明日の5時です」
カルメン・ラジャ:内心”うわっ”と思ったが叱られてる最中なので当然顔には出さない。
エリザベート・シェリダン:「腐っても崑崙山。実力も相応でしょうね」
エリザベート・シェリダン:「あなた。彼女の担当エージェントになりなさい」
エリザベート・シェリダン:「返済の目処があるなら手伝い、できないようなら」
エリザベート・シェリダン:「殺して」
カルメン・ラジャ:「……返済か、”殺し”。そう言う事ですか」
カルメン・ラジャ:「仰せのままに」
エリザベート・シェリダン:「終わったら、平の銀行員くらいの待遇は残しておいてあげる」
エリザベート・シェリダン:「質問は?」
カルメン・ラジャ:「ありません。何かあれば”デジタルフォックス”の方に」
カルメン・ラジャ:……どことなく軽薄であった雰囲気がいつの間にか消えている。
カルメン・ラジャ:「では」そのまま武器を回収し、退出する。
”第二秘書室長”バートリ・レ・ファニュ:「……ごめんなさい。私が先に気づいていれば」
カルメン・ラジャ:出る前にふるふると、首を横に振る。
カルメン・ラジャ:事実としてこれは自身のミスである。…どれだけバカバカしくてもだ。
カルメン・ラジャ:(気にすることはありません)と、ウインクを一つ零した時には、雰囲気はもう戻っていた。
カルメン・ラジャ:音を立てずに閉める。…あの様子ではバートリは確かに仕事にならないだろう。
カルメン・ラジャ:はぁ。とため息をつく。自分自身のミスというのはやはり堪える。
カルメン・ラジャ:(まあ、残してくれるというだけありがたいのは間違いなし)
カルメン・ラジャ:指先で拳銃――銃身の先に、銃剣が付いたその二丁。
カルメン・ラジャ:彼女の相棒であるそれを回しガンスピン、軽いチェックを済ませる。
カルメン・ラジャ:(歪みや致命的な損傷は無し、何時でも戦闘状態に移行可能)
カルメン・ラジャ:腰に戻す。続けて端末を取り出し”デジタルフォックス”に渡りをつける。
カルメン・ラジャ:「……殺しの仕事も久しぶりだな」
カルメン・ラジャ:その一言を零しつつ。
カルメン・ラジャ:足音もなく寝室の前から消え去った。
GM
GM:シーンエンド ロイスどうぞ
カルメン・ラジャ:エリザベート・シェリダン 美しい/◎申し訳ない
カルメン・ラジャ:こうで
GM

OP3 『プロファイターの場合』

GM:OP3 『プロファイターの場合』 登場PC:PC3
GM:登場侵食おねがいします
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 10)増加(37 → 47)
鬼雷砲 クレハ:やる気はMAX 試合はそこそこ
GM
GM:あなたは、ノヴァリス・ファイトの会場にいた。場末とはいえプロの試合に使われるだけあり、規模としては上の下といったところ。
GM:ラス・ヴィダス名物、汚濁と腐敗と八百長は、高潔な生徒なら無視できない程度に存在するくらい。
『ダンピール薬品』担当者:『残念ですけど、今日の試合にも負けた場合』
『ダンピール薬品』担当者:『スポンサーを降りさせてもらうことになります』
GM:そう、あなたの唯一のスポンサー企業。『カーミラファイナンス』傘下の薬品企業の担当者から告げられた試合だった
鬼雷砲 クレハ:「かっ は……っ!」 呼吸は荒く、唾とともに喉に絡まった血痰を吐き捨てる。
鬼雷砲 クレハ:既にその身はボロボロ。ついさっきまで行っていた立ち回りの結果だ。
鬼雷砲 クレハ:背後から歓声が聞こえる。スポットライトの光は対戦相手の姿を照らし出し、その光はこんな負け犬用の隧道には差し込まない。
鬼雷砲 クレハ:「へっ うっへっへ……マズいねぇ、こりゃ」
鬼雷砲 クレハ:栄光を浴びる為の大事な試合。その試合に鬼雷砲は負けてきたのだ。
実況:「決まったー!! 勝者、”コアイーター”母木リリカ!」
鬼雷砲 クレハ:「……うーん。アイツ滅茶苦茶強かったなー」
GM:実況の形だけ作ったハイテンションな声と、けだるげな解説の声
鬼雷砲 クレハ:「あれは中央に行ってもやれるでしょ。たぶん」
鬼雷砲 クレハ:「あいててて………… くそぉ……派手にやりやがって……」
鬼雷砲 クレハ:パワードスーツのロックを外し、首元を外気に晒す。完全に圧し折れた頸骨が時間とともに再生していく。
GM:あなたのことを一言も話題にしない試合ハイライト映像が、あなたに向かい風として吹き付ける
鬼雷砲 クレハ:「…………畜生」
鬼雷砲 クレハ:耳元を、栄光の残響が木霊する。
鬼雷砲 クレハ:歓声とともに称えられた過去の自分の思い出に浸り……
鬼雷砲 クレハ:「痛っ」 無残な形で負った、現在いまの痛みが過去に浸る自分の妄想を阻害する。
実況:「さぁ、続いての試合は──」
鬼雷砲 クレハ:「あー……」 ぼんやりとした頭でなんとなくテレビの画面を見つめる。
鬼雷砲 クレハ:もはや話題は”次”に移った。自分も、対戦相手も、もはや語られる対象ではなく、消費し尽くされた廃品でしかない。
鬼雷砲 クレハ:栄光は遠く、過去深くへと沈んでいった。
鬼雷砲 クレハ:その事を噛み締めながら、ふらつく足取りでスタジアムの外へと出ていく。
フラウ・モンモランシー:「おつかれさまです」スタジアムの外で待っていたのは、『ダンピール薬品』の担当者だった彼女だ
鬼雷砲 クレハ:「あ、どうも、どうも」 ひらひらと手を振りながら
鬼雷砲 クレハ:「アタシの試合見ました? いや~結構良いトコまでは行ったんですけどねぇ」
鬼雷砲 クレハ:「対戦相手が……どうにも」
フラウ・モンモランシー:「いやぁ、強かったですねぇ、お相手」
鬼雷砲 クレハ:「あれは銀獅子以来の傑物ですよ。うん。きっとノヴァリス・ファイトの頂点に立つ子だ」
フラウ・モンモランシー:「最近『ダンピール薬品』がスポンサー入りした新進気鋭なんですよ」
鬼雷砲 クレハ:「え…………」
鬼雷砲 クレハ:「いやいやいや」
フラウ・モンモランシー:「あんまりファイトに乗り気じゃないようで、今回も六壬料理フルコース三周を条件に出てもらったんです」
鬼雷砲 クレハ:「ちょっと待ってくださいよ、フラウさん」
フラウ・モンモランシー:「はいフラウさん待ちます」
鬼雷砲 クレハ:「おたくらダンピールはアタシにスポンサードしてくれてたはずじゃないですか」
鬼雷砲 クレハ:「なのに……その……」
鬼雷砲 クレハ:「どうして対戦相手が同じスポンサーなんです?」
フラウ・モンモランシー:「いやですねぇ」
フラウ・モンモランシー:「もううちはやってないでしょ?」
鬼雷砲 クレハ:「…………い、いや、それは今回の試合結果次第で」
フラウ・モンモランシー:「わかりませんか?」
鬼雷砲 クレハ:「もう大分……! 大分いい勝負をしてたんですよ?」
フラウ・モンモランシー:「ええ、それはもう」
鬼雷砲 クレハ:「それならもうちょっとくらい、”良い関係”を続けさせてもらっても……」
フラウ・モンモランシー:「……そんな、ガールフレンドに浮気されたかのような表情をしないでくださいよ」
フラウ・モンモランシー:「最後に広告塔として役に立ってくれたのは感謝してますよ」
鬼雷砲 クレハ:「ガールフレンドってガラじゃないでしょ」
鬼雷砲 クレハ:「広告塔……?」
鬼雷砲 クレハ:ぽかんという顔を浮かべて、試合内容を思い出す。
フラウ・モンモランシー:「これでも温情はかけたんですよ私」
鬼雷砲 クレハ:振り返って見てみても先ほどの試合は、誠に遺憾ではあるがダンピールの広告塔としては不十分な活躍しか見せられていなかったように思える。
フラウ・モンモランシー:「新進気鋭の期待の新人。アマチュアデビュー以降圧勝を続ける”捕食者”」
フラウ・モンモランシー:「そんな彼女相手に大金星をとれたなら、もう一度スポンサードする価値はある、と」
鬼雷砲 クレハ:「広告、塔……!!」 言葉の中に怒気が孕む。思い至ったからだ。その”可能性”に。
鬼雷砲 クレハ:「アンタらまさか……アタシを”かませ犬”に……!!」
フラウ・モンモランシー:「今ですか」
フラウ・モンモランシー:「大雑把なのは戦闘スタイルだけではないのですね」
鬼雷砲 クレハ:「ふざけんなッ!!!」
フラウ・モンモランシー:「あぁん怖い」
鬼雷砲 クレハ:「アタシは……! この試合にどれだけの覚悟で……!!」 今にも飛び掛かろうかという程の勢いで
フラウ・モンモランシー:「まぁまぁ。落ち着いて落ち着いて」
フラウ・モンモランシー:「フラウがただ貴女を煽るためだけに来たとでも?」
鬼雷砲 クレハ:「…………っ!! !! ………………。」
フラウ・モンモランシー:「いえ半分は正解なんですけど」
鬼雷砲 クレハ:「……もう半分は?」
フラウ・モンモランシー:「フラウはとっても優しくて有能なので、貴女に経歴にドロをつけられても、もう一度だけ助け舟を出すことができるのですよ」
鬼雷砲 クレハ:「どの口が……」
フラウ・モンモランシー:「実は知り合いが『本社』でエージェントをしてましてね」
鬼雷砲 クレハ:「それで、優しくて素晴らしいフラウ様の言う助け舟ってのは……」
鬼雷砲 クレハ:「……協会案件か」
フラウ・モンモランシー:「よくおわかりで。ぱちぱち」
フラウ・モンモランシー:「実はそこから面白い品の話が流れてきたんですよ」
鬼雷砲 クレハ:「面白い品? ラス・ヴィダスで面白いモノなんて、それこそヤクと実弾くらいしかなさそうだけど?」
フラウ・モンモランシー:「理事会時代の機動兵器、多脚型高速巡航戦車3式C型、通称”リクガニ”」
鬼雷砲 クレハ:「……ほう」
フラウ・モンモランシー:「これの完品が、ラス・ヴィダス外縁で発見されたそうです」
フラウ・モンモランシー:「値段にして最低でも500万N、内部AIが無事なら800万Nにもなる一品です」
鬼雷砲 クレハ:「”リクガニ”。八月革命の頃にも似たような機体をちらっと見た事があるが」
鬼雷砲 クレハ:「それこそ、戦闘機みたいな主力兵器だ。 今のこのノヴァリスでは見つけようとしても見つからないオタカラ、だな」
フラウ・モンモランシー:「ねェ……ほしくないですか? これ」
鬼雷砲 クレハ:「…………。」
フラウ・モンモランシー:「ジェネシス製主流戦車も、”リクガニ”の設計を一部流用しているくらいの完成度ですよ」
鬼雷砲 クレハ:「ノヴァリス・ファイトにおいて兵器を使うのは、違法じゃあない」
鬼雷砲 クレハ:「それだけの戦力、使いこなせれば、そこいらの適当なダニカスミどもなんて軽く蹴散らせる程の力を発揮するだろうな」
フラウ・モンモランシー:「えぇ、えぇ」
鬼雷砲 クレハ:(”コアイーター”の野郎を相手にしたとしても……!)
鬼雷砲 クレハ:(二度と……後れを取らねえし、取らせねぇ……!)
鬼雷砲 クレハ:「……どこだ?」
フラウ・モンモランシー:「まぁまぁ、あわてないあわてない」
フラウ・モンモランシー:「フラウのように余裕を持って優雅にいきましょう」
鬼雷砲 クレハ:「…………こっちは時間がねぇんだ」
鬼雷砲 クレハ:「どうせ、お前らが言いたい事は8割方わかってんだから」
鬼雷砲 クレハ:「さっさと話を済ませようぜ」
フラウ・モンモランシー:「もう、つまらないですねぇ」
フラウ・モンモランシー:「詳しい話はフラウも聞いていないのでぇ……」
フラウ・モンモランシー:「と・く・べ・つ・に。フラウがそのエージェントに渡りをつけてあげましょう。場所は後で送りますね」
鬼雷砲 クレハ:「……はあ」
鬼雷砲 クレハ:「全て、素敵で優しいフラウ様の掌の上ってわけか」
フラウ・モンモランシー:「褒めても何も出ませんよ?」
鬼雷砲 クレハ:「褒めてねーし!」
フラウ・モンモランシー:「あれ~? フラウにそんな態度していいのかな~?」
鬼雷砲 クレハ:「ぐっ…… クッ……!」
鬼雷砲 クレハ:「お願い、します」
フラウ・モンモランシー:「ふふ、冗談ですよ。流石にこれ以上は逆上されそうなので」
鬼雷砲 クレハ:「こ、コイツ……」
フラウ・モンモランシー:「ではでは。多分すぐに連絡ができるとおもいますのでね」
鬼雷砲 クレハ:「……優しく、慈悲深く、博愛に満ちたフラウ様のご厚意に感謝させてもらうぜ」
鬼雷砲 クレハ:「そんじゃ。連絡が来るのを首を長くして待ってるので」
鬼雷砲 クレハ:「なるべく早く、送って来てくれよな」
鬼雷砲 クレハ:そう言って、道端の石ころを蹴り上げながらこの場を離れていく。
鬼雷砲 クレハ:「ごほっ げほっ!!」
鬼雷砲 クレハ:試合で受けた怪我は、九分九厘完治している。
鬼雷砲 クレハ:「がほっ! ごほっ!!」
鬼雷砲 クレハ:それでもなお、絶え間ない咳込みが続き、喉の奥から黒いざらざらとした痰が上ってくる。
鬼雷砲 クレハ:「クソ……間に合えよな…………。」
鬼雷砲 クレハ:胸の奥、結晶化した”黒い塊”を抑え込むように胸を掴み……
鬼雷砲 クレハ:「ん……!」 舌下投与用の痛み止めを口の中に含み、歩いていく。
鬼雷砲 クレハ:「栄光を……力があれば……」
鬼雷砲 クレハ:「アタシは……天国へ…………」
鬼雷砲 クレハ:苦痛に身を捩らせながら、雑踏の中へと沈み込んでいった。
GM
GM:シーンエンド ロイスどうぞ
鬼雷砲 クレハ:”リクガニ”に 〇栄光/不安 でロイスを取得します
GM

ミドル1 『証の重み』

GM:ミドル1 『証の重み』 シーンPC:伊美風カシリ
GM:登場侵食おねがいします
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 7)増加(53 → 60)
カルメン・ラジャ:跳ねるなあ
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 8)増加(35 → 43)
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 8)増加(47 → 55)
伊美風 カシリ:ヤクが決まった
鬼雷砲 クレハ:侵蝕率がはしゃいでる
GM
GM:ラス・ヴィダス外縁 廃墟ビル
GM:他学区との交易を目的とした、商業特区のサテライトとして建築が予定されていたこのビルは
GM:付近の治安の悪化や、革命のあおりを受けて中止。そもそもの計画の杜撰さもあって、建築途中で放棄されたものだ。
大萩ミツミ:「よいしょ、っと。埃っぽいけどゆっくりしてってね」
大萩ミツミ:一時的なセーフハウスとして最低限の整備が施された室内で、ボロボロのソファにこしかけて足を組む
伊美風 カシリ:「別にいいわよ。土煙に血がまじる崑崙の修行場よりはマシだし」
大萩ミツミ:「わぁ。本当に修羅の国なんだなぁ」
大萩ミツミ:「とりあえず、私が集めた人員とはここで合流予定だ。仲良くしてくれよ?」
伊美風 カシリ:「お互い、邪魔しなきゃいいでしょ」
大萩ミツミ:「おいおい、暗いぜガール」
大萩ミツミ:「もうすこし話を発展させようよ。コミュニケーションはダイジだぞ」
大萩ミツミ:「大葉のところの店主とは仲良くしてたじゃないか」
大萩ミツミ:「……っと、いまはエイちゃんだっけ?」
伊美風 カシリ:「そうね」
伊美風 カシリ:「友情、実益、信用」
伊美風 カシリ:「あたしたちは、そういうもので繋がれている」
伊美風 カシリ:「ただ、ね、わかるでしょ」
伊美風 カシリ:「崑崙山にとっての相互理解が、何を持って行われるか」
伊美風 カシリ:「殴り合わない相手と友達になるには、少しばかり時間がいるのよ」
大萩ミツミ:「うっへぇ。やっぱ凄い所だねぇ」
大萩ミツミ:「殴り合いはノーセンキューだけど、コネはほしいからね」
大萩ミツミ:「ミツミちゃんとも仲良く・・・おっと」
カルメン・ラジャ:……話し声が聞こえる。
カルメン・ラジャ:主に片方がしゃべっている割合が多い。
カルメン・ラジャ:「――つまるところ、僕はこんな美人に出会えたチャンスを逃すような奴ではないというわけでしてね」
鬼雷砲 クレハ:「…………。」 洪水の様な口説き文句を受け流すようにして現れたのは赤い髪に赤い機構鎧を身に纏った少女であった。
鬼雷砲 クレハ:「あんた、目の付け所は良いみたいだけど」
カルメン・ラジャ:「その鉄仮面のような表情も美しいが、アーマーと同じようにというのは頂けない…おっと?」
鬼雷砲 クレハ:「随分と、状況を弁えない口の利き方をするんだねぇ」
鬼雷砲 クレハ:「……おっと。アタシらは後発組か」
カルメン・ラジャ:「いえいえ、これ以上無く弁えていますとも」
カルメン・ラジャ:「何せ、仕事が始まってからでは口説いていられませんのでね」
大萩ミツミ:「やあ、お二人さん。来てくれてどうもありがとうね」
鬼雷砲 クレハ:「ま、それもそうか」
カルメン・ラジャ:「やあ、”デジタルフォックス”。お招きにあずかり光栄で」
大萩ミツミ:迎えたのは、首輪型のサイバーデバイスと、狐の耳を思わせるヘッドセットをつけた生徒
伊美風 カシリ:薄暗いし、瘴気を纏ったような少女の目が、しばたかれた。
カルメン・ラジャ:「そちらが件の?」
伊美風 カシリ:「………カーミラ絡みのメンツとしては、不思議ね」
大萩ミツミ:カルメン・ラジャと同様で、それでいて違う、淀んだ軽薄さをまとった生徒だ
カルメン・ラジャ:明らかに腰に携えた二丁の…巨大な…拳銃(らしき)ものが武器であると見て取れる。
カルメン・ラジャ:「随分と不健康そうだけど、夜更かしは良くない。大多数の人間に当てはまる基本原則ですよ?」
大萩ミツミ:「あぁ。問題の悪徳債務者ちゃんだ」
鬼雷砲 クレハ:「どーも、アタシは”ラトゥン・スピネル”鬼雷砲クレハだ。」 一礼。 「そちらさんは?」
伊美風 カシリ:「落ち目の噛ませ犬と処刑短剣ベイアニット――吸血鬼の牙カーミラのシカリオが、連れ添うなんて」
伊美風 カシリ:「ちょっとばかり、格が違いすぎる組み合わせじゃない?」
カルメン・ラジャ:「あっはっは、崑崙の武侠にまで知られているとは恐悦至極」
大萩ミツミ:「そっちのクレハちゃんとはお初だね」
カルメン・ラジャ:「いえいえ、これがそうでもなく。詰まるところちょっと進退窮まってしまっているのさ」
カルメン・ラジャ:…ちょっとまだニンニク臭い。
伊美風 カシリ:「崑崙の武侠が一匹、伊美風カシリ」
カルメン・ラジャ:「よろしく、カシリ嬢」
鬼雷砲 クレハ:「崑崙の人間か。どうりで……」
大萩ミツミ:「“デジタルフォックス”大萩ミツミ。カーミラのエージェントさ」首元のデバイスをずらし、噛み付きの証を見せる
伊美風 カシリ:「ええ、あたしたちは引きこもりだけど、外で仕事もしてるからね。外の死合や強者の顔と名前は、ウチの新聞部が流してる」
鬼雷砲 クレハ:「まあ、一丁よろしくなぁ! 崑崙の武術家さんに、カーミラのお嬢さん!」
伊美風 カシリ:「よろしく」
カルメン・ラジャ:「死合とは物騒な。仕事ですよ、僕のは」
大萩ミツミ:「で、だよカルメンちゃんや」
鬼雷砲 クレハ:「へぇ~。強い奴らの顔と名前は把握してるってワケか……アタシはどう?」
カルメン・ラジャ:「おっと?」
伊美風 カシリ:「あんたの試合は見たわよ」
鬼雷砲 クレハ:「へっへっへ……」
伊美風 カシリ:「あたしたちの世界に、健闘を褒め称える言葉はない」
大萩ミツミ:「……ニンニクをご主人さまエリザベートの口につっこんで、三行半されたって噂、マジ?」
鬼雷砲 クレハ:「んだと……!」
カルメン・ラジャ:「……はっはっは、根も葉もないと言えたらよかったのだけれどね」
カルメン・ラジャ:明らかに笑顔が引きつっている。
伊美風 カシリ:「悪い試合じゃなかった。だからこそ、どうしょうもない」
伊美風 カシリ:「あんたは、全力を出したんでしょう?」
カルメン・ラジャ:「大よそは噂の通りと言っていいだろうね。つまり僕が3つ、世界の宝と知り合えた事の巡り合わせというわけだが」
鬼雷砲 クレハ:「……勿体ぶった言い方だな。それにわかりにくい!」
カルメン・ラジャ:「あちら二人も仲良くなっているようだし」ちらりと二人のやり取りを見る。
大萩ミツミ:「ばっっっっかだねぇ……せっかくの地位なのに」
伊美風 カシリ:「全力でやって全力で負けた。言い訳できないくらいの実力差よ」
カルメン・ラジャ:「運命というものは時に残酷なのさ」
鬼雷砲 クレハ:「あー……なになに、アンタ、そんな事でこんな場所まで来たワケ?」
伊美風 カシリ:「へぇ」
カルメン・ラジャ:「こっちが飛んでないだけ奇跡的と言ってほしいな」首をチョンと。
鬼雷砲 クレハ:「それは…… ちょっとばかり…… 間が抜けてんなあ」
大萩ミツミ:「牙の証、本社の周りじゃ見せるだけでかなり無理できるくらいには便利なんだぜ、知ってんだろうに」
伊美風 カシリ:「いいじゃないの」
カルメン・ラジャ:「そう言うのは好きじゃあないのさ。と言ってもまあ事実として便利なのは確かだが」
伊美風 カシリ:「レディ・カーミラにはいい刺激になったんじゃない?」
鬼雷砲 クレハ:「まあ、あんたも、そこのあんたも」 「どうにも間が抜けた事でこんな仕事を受けちまったみたいだな」
カルメン・ラジャ:「刺激的すぎて室長の足腰が立たなくなるくらいにはね」
カルメン・ラジャ:「どれも本人には一大事さ。人生と同じくね」
鬼雷砲 クレハ:「同類同士、仲良くしようぜぇ」 「……少なくとも、この仕事が終わるまではなぁ」
伊美風 カシリ:「ええ、あたしは借金返さないといけないからね」
鬼雷砲 クレハ:「ただし! そこのお前はあんまし近づき過ぎんなよ!!」 ビシッとカルメンさんに指を突きつける。
カルメン・ラジャ:「ほわい?」
カルメン・ラジャ:すすすす…近づこうとして見る。
鬼雷砲 クレハ:「仕草が……なんか……ヤバい奴の仕草なんだよ!」 遠ざかる。
大萩ミツミ:「おいおい、その同類って私入ってないよねぇ?」
カルメン・ラジャ:「今はまだオフですからそんなに危なくないと自負していますが…」
大萩ミツミ:「私はそこのニンニクと違って、ちゃんとエリートなんだぜ?」
伊美風 カシリ:「あら、女が苦手なのはノヴァリスでは珍しいわねぇ」
カルメン・ラジャ:「にんに……」すこーん。
鬼雷砲 クレハ:「うーん…………」 じっと、ミツミさんを見つめる。
鬼雷砲 クレハ:「なるほど。あんたがこの件の”監督係”ってわけだ」
大萩ミツミ:「へぇ、フラウの嬢ちゃんから聞いてたより、ちゃんと頭は回せるみたいだね」
カルメン・ラジャ:二人が話し始めたのを見て、こちらはカシリに視線を向ける。
伊美風 カシリ:じっと見返す。
カルメン・ラジャ:(痩せてはいるが、鍛えられていないわけで無し。あの不健康さは外部的な要因…薬物系?)
カルメン・ラジャ:(”殺す”事になったら少々厄介そうだ)戦力を図っている。
鬼雷砲 クレハ:「フラウ……! はっ、あの女が何を言ったかは知らねーけど」
伊美風 カシリ:「ま、あんたがいるなら、楽な仕事でしょ」
伊美風 カシリ:「にんにくで愛人の座を追われたとしても、それで技が鈍ったわけでなし」
鬼雷砲 クレハ:「アタシを評価したいなら、まず自分の眼で判断してくれよな」
カルメン・ラジャ:「”吸血係”ですよ、カシリ嬢。あれで愛人などと言っては勘違いする輩が100人はいる」
鬼雷砲 クレハ:「”吸血係”……そんなオイシイ仕事が本当にあったとはな」
伊美風 カシリ:「崑崙山にも似たようなことはあるわよ」
鬼雷砲 クレハ:「SNSで良く見る詐欺業者みてーなもんかと思ってたぜ」
カルメン・ラジャ:「これで中々就業規則が厳しいのですよ。例えば――」クレハの方をちらりと見る。
大萩ミツミ:「レディ・カーミラの個人的なお気に入りってのには変わらないけどね」
カルメン・ラジャ:「健康であるとか」
伊美風 カシリ:「ブラム・ストーカー、シンドロームの持ち主は、相手の護りをぶち抜きながら血を啜るでしょ」
伊美風 カシリ:「崑崙山の生徒は、戦いながら相手の喉笛を食い破って、乾きを癒す術を学ぶわ」
カルメン・ラジャ:「聞きしに勝る修羅の大地、というわけだ」
伊美風 カシリ:「エフェクト問わずね」
カルメン・ラジャ:やれやれと呆れたジェスチャー。
鬼雷砲 クレハ:「……うへへへ。健康ってのは良いもんだな」
伊美風 カシリ:「呪われた学区と、業の総数では変わらないわよ」
鬼雷砲 クレハ:「物騒な話はよしてくれよ。アタシもブラムだが、そこまで獰猛じゃあないさ」
大萩ミツミ:「さて、交流も深まったところで、だ」
伊美風 カシリ:「ええ」
カルメン・ラジャ:「ま、団栗の背比べをしても始まらない」
大萩ミツミ:「そろそろお仕事の話してもいいかい」
伊美風 カシリ:「そうね、分前の話はきっちり詰めておきたいし」
カルメン・ラジャ:「どうぞ。これからは仕事の時間ですね」
大萩ミツミ:「ブツはここから南に行ったところにある、旧第43スラムだ」
大萩ミツミ:「レディの怒りを買って『牙』がすっ飛んできて更地になった……っていう話はいらねえか」
鬼雷砲 クレハ:「おお……怖いねぇ」
カルメン・ラジャ:「余談という奴だ」
カルメン・ラジャ:壁に寄りかかり。
伊美風 カシリ:「よくある話よ。お星さまの気まぐれで山がくり抜かれる学区にいてみなさい。大抵のことじゃ驚かなくなるから」
大萩ミツミ:「ともかく、そこで遊んでたバカ共が掘り当てたのが、例の“リクガニ”だ」
鬼雷砲 クレハ:「……本題だな。 仕事の前に最後の確認なんだが、本当にあるんだろうな?」
大萩ミツミ:「諜報担当のエージェント様舐めんなよ~?」
大萩ミツミ:「『ある』し、『いる』さ。もちろん」
伊美風 カシリ:「後は、いくらになるかね」
カルメン・ラジャ:「確か被害も出てるんだっけ?」
大萩ミツミ:「バカが欲に駆られたようで、自律稼働モードで起動させたみたいでねぇ」
カルメン・ラジャ:あたー。という顔。
大萩ミツミ:「第一発見者はその場で緊急離脱だ」
鬼雷砲 クレハ:「ありゃま」
カルメン・ラジャ:「庭先で暴れられてても困るというわけだ」
伊美風 カシリ:「…………」
鬼雷砲 クレハ:「それはそれでやる気が沸いてくる話だ。なにせ、人一人襲って返り討ちにするだけの性能を保ってるってわけだからなぁ」
大萩ミツミ:「幸い、カーミラの支店が近くにあるから先に掴んだだけで、直に他の企業も手を出してくる」
伊美風 カシリ:「なるほど、だから急揃えってことね」
カルメン・ラジャ:「古代の兵器は大人気、か」
大萩ミツミ:「そういうこと。私のボーナスのためにがんばってくれよ。足くらいは出すからさ」
伊美風 カシリ:「足?」
伊美風 カシリ:「あたしは借金完済できないと面倒くさいことになるんだけど」
カルメン・ラジャ:「ええ、僕にとっても面倒な事にはなりますね」
大萩ミツミ:「南の方って言ってもちょっと距離があるからね。車を一台拝借してきた」
鬼雷砲 クレハ:「アタシもそうだ。 どうしてもリクガニを手に入れたい、理由がある」
伊美風 カシリ:「あんたのボーナスのお釣り程度しか貰えないなんてことになってみなさい。あたしに金を貸したことを後悔させてやるわよ」
鬼雷砲 クレハ:「崑崙の殴り屋さんも言ってたが、分け前はどうする気だ?」
大萩ミツミ:「おぉ怖い。修羅の大地の人が言うと迫力があるね」
大萩ミツミ:「筐体だけでも500万。AIが無事なら800万」
大萩ミツミ:「返り討ちって所見るに武装も万全だね。なら業者によっちゃ1000万は出すな」
カルメン・ラジャ:ヒューゥ。口笛。
伊美風 カシリ:「ふぅん。500万あれば、後はエイと二人でどうにかできるわね」
鬼雷砲 クレハ:「ふぅん……」
鬼雷砲 クレハ:「いいね。やろうじゃないか」
大萩ミツミ:「暴力は怖いから、もう500万は私がもらおう」
伊美風 カシリ:「で、鬼雷砲ちゃん」
伊美風 カシリ:「あんた、手に入れたいって言ってたけど」
鬼雷砲 クレハ:「あー あー…… そうねぇ」
伊美風 カシリ:「ま、いいんじゃない?」
カルメン・ラジャ:「ふうむ、利害が衝突するのは面倒だが…」
大萩ミツミ:「いるじゃないか。目の前に金貸しカーミラの人間が」
鬼雷砲 クレハ:「そうさな」
伊美風 カシリ:「…………ま、いいんじゃないの」
鬼雷砲 クレハ:「幸いなことに、アタシ以外の連中はみんな金で解決できる問題だ」
鬼雷砲 クレハ:「ちょっとした借金と、アタシが将来稼ぐ賞金」
鬼雷砲 クレハ:「それでどうだ?」
伊美風 カシリ:「あたしとしては金が返せればなんでもいいわ」
大萩ミツミ:「契約成立だ。期限は守ってくれよ?」
カルメン・ラジャ:「僕としては異存ないよ。元々報酬回りに関しては興味ないし」
鬼雷砲 クレハ:「OK OK 地獄の果てまで追いかけられたくはないからな」
大萩ミツミ:「さあ、そうと決まればドライブの時間だ。エリートに運転させるなんてこと、そうできる話じゃないぜ?」
GM
GM:シーンエンド ロイスと購入どうぞ
カルメン・ラジャ:ロイスどーしよっかなー
鬼雷砲 クレハ:ロイスはカルメン・ラジャさんに 〇有為/変なオンナ で取得します
カルメン・ラジャ:伊美風 カシリ ◎不健康/面倒 こう
伊美風 カシリ:カルメン 好奇心○/驚異
カルメン・ラジャ:変かどうか確かめてみるかい?(すすす)
鬼雷砲 クレハ:やめろっ!!(遠ざかる)
カルメン・ラジャ:購入はあまり気が進まないが小型ロケットランチャー、範囲持ちが少ないからね…
カルメン・ラジャ:ウェポンケースない状態だとあれだがしょうがない
カルメン・ラジャ:3dx+5
DoubleCross : (3DX10+5) → 8[1,5,8]+5 → 13

鬼雷砲 クレハ:購入は、高性能治療キットにしておきます
カルメン・ラジャ:買ってしまっておく
鬼雷砲 クレハ:(2+0-1)dx+1>=9 【調達】
DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

鬼雷砲 クレハ:うーん……遺産のダイスデバフがキツイ
伊美風 カシリ:バイク 12
伊美風 カシリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 4[3,4]+1 → 5

伊美風 カシリ:まぁね
カルメン・ラジャ:ウム……
GM

ミドル2 『旧第43スラム』

GM:ミドル2 『旧第43スラム』 シーンPC:伊美風カシリ
GM:登場侵食おねがいします
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 8)増加(43 → 51)
伊美風 カシリ:ガンギマリ
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 9)増加(60 → 69)
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 5)増加(55 → 60)
カルメン・ラジャ:跳ねすぎ
伊美風 カシリ:美女に囲まれて興奮しとん?
カルメン・ラジャ:ばれてしまった
GM
大萩ミツミ:「悪いね。フェローリやヴェンツィア、ランボルトギーリじゃなくって」
大萩ミツミ:本当にそのあたりで拝借してきたのか、サスペンションの調子の悪い車が道を走る
カルメン・ラジャ:「住めば都。隣に美女がいるのだから猶更さ」
鬼雷砲 クレハ:「高級車にゃあ縁がないものでね。 こんくらいの大衆車の方が肌にあってるよ」
鬼雷砲 クレハ:「道中眠気で困る事はなさそうだ」
伊美風 カシリ:「ライエースとか、乗りやすくていいじゃない」
大萩ミツミ:旧第43スラムに近づくにつれ、道の凹凸が激しくなってくる
大萩ミツミ:「いやぁ、心が広くてうれしいね」ちなみに運転席だけ振動抑制装置がついている
大萩ミツミ:「よ、っと……そろそろ降りよう。気づかれても面倒だからね」
伊美風 カシリ:「ええ」
大萩ミツミ:スラムの入り口付近で停車し、ドアをあける
カルメン・ラジャ:「さてと。プランはあるのかい?」ざっと降りる。
鬼雷砲 クレハ:「ノープラン。 今はね」
伊美風 カシリ:「シンプルに行きましょう」
伊美風 カシリ:「邪魔するものは皆殺し」
大萩ミツミ:「じゃ、いってらっしゃい。私はそのへんに車を留めて待ってるよ」
伊美風 カシリ:「――皆壊し、かしらね」
カルメン・ラジャ:「スマートとは言えないかなぁ……」
カルメン・ラジャ:苦笑いをこぼす。
伊美風 カシリ:「クールよりホットも悪くないわよ?」
カルメン・ラジャ:「悪いけど僕の好みじゃあないな、レディ」
鬼雷砲 クレハ:「あー……崑崙の武芸自慢さんには悪いが」
鬼雷砲 クレハ:「そいつは流石のアタシもはいとは言えないな」
大萩ミツミ:「あ、詳しい場所はそっちでお願いね。動き回ってるし、43スラム跡近辺ってことしか私も知らないから」
カルメン・ラジャ:「つまり臨機応変にうんたらかんたらって事ね……」
大萩ミツミ:「期日までにみつけないと、こわーいお姉さんがとんできちゃうぜ★」
伊美風 カシリ:「やるだけはやるわよ」
伊美風 カシリ:がりがり
鬼雷砲 クレハ:「とはいえ、だ」
カルメン・ラジャ:「おう、自然に薬物投下」
鬼雷砲 クレハ:「ひとまず、周囲を見回って情報を集めてみるか」
伊美風 カシリ:ポケットディメンションから取り出した薬剤を口に含む
カルメン・ラジャ:「ま、こういう所ではそれが一番か」
鬼雷砲 クレハ:「せっかくのブツだ。壊したりしたら価値が落ちる」
伊美風 カシリ:「いる? ビタミン豊富よ」
鬼雷砲 クレハ:「上手く罠にかけられないか……見て行こうぜ」
カルメン・ラジャ:「ビタミン以外も豊富そうなのでやめておくよ」
鬼雷砲 クレハ:「アタシは自分のがあるから。結構だ」
伊美風 カシリ:ごくごく
伊美風 カシリ:そう……
伊美風 カシリ:崑崙製サプリ。星の靴。飲めば気分は天空まで跳ね上がるぞ
鬼雷砲 クレハ:「こいつ……」 本当に崑崙山の人間か?という視線で見ている
伊美風 カシリ:代謝制御で興奮を制御しながら、薬効のみを吸収する
伊美風 カシリ:「それじゃ、いきましょっ♡」
伊美風 カシリ:上着を羽織った。
鬼雷砲 クレハ:「……クスリに夢中になって重要なものを取り逃すんじゃねーぞ。この薬中ヤクチューネズミ」
カルメン・ラジャ:「やれやれ」
伊美風 カシリ:「へーきへーき。これは、情報を漁る時のおくすりだから。普段のあたしだと、人を殴り倒すことはできても、情報収集は無理でしょ」
伊美風 カシリ:「じゃ、探りましょ」
鬼雷砲 クレハ:「まったく……」
GM
GM:情報収集項目
・“リクガニ”の詳細について 情報:ノヴァリス 7
・起動した生徒について 情報:噂話or情報:ノヴァリス 6
・“デジタルフォックス”大萩ミツミについて 情報:ノヴァリスor情報:FH 9

カルメン・ラジャ:どれ行こうかしら
カルメン・ラジャ:情報得意な人は…………
カルメン・ラジャ:いませんよね………
伊美風 カシリ:起動した生徒かなー
伊美風 カシリ:裏社会しかコネがないんんすよ
鬼雷砲 クレハ:リクガニに行こうかと
カルメン・ラジャ:なるほどね
カルメン・ラジャ:じゃあデジタルフォックス行きまーす
鬼雷砲 クレハ:ノヴァリスのコネがあるので
カルメン・ラジャ:情報収集チーム、残り2回
伊美風 カシリ:では、コネ使用 裏社会 情報屋
カルメン・ラジャ:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 6[2,5,6]+4 → 10

カルメン・ラジャ:あぶね
伊美風 カシリ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[2,8,8,9] → 9

伊美風 カシリ:成功♡
鬼雷砲 クレハ:(2+1+1)dx+1>=7 【情報:ノヴァリス】コネ使用
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[1,2,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

GM:むっちゃ知ってる
鬼雷砲 クレハ:執念の力で情報をゲット!
鬼雷砲 クレハ:そんなにリクガニが欲しいのか……
カルメン・ラジャ:かわいいね
伊美風 カシリ:かわいい

・“リクガニ”の詳細について 多脚型高機動巡航戦車。現行主力戦車にも設計の一部が採用される理事会時代の傑作機。
10本の多脚による高い走破性、巨体にあわぬ機動力、豊富なペイロードによる火力と汎用性を持つ。
支援AIを搭載しており、最低一人でも稼働可能。
しかし、一定以上の貫徹力を持った刺突武器による攻撃に弱く、それによる破損が伝播しやすい欠陥が報告されている。

自律稼働モードでは支援AIが主体となって動き、周囲の非社会人動体を自動的に攻撃する。

・起動した生徒について サエジマエンジニアリングの7次受け下層労働者だったようだ。
一発逆転を狙って起動したものの、返り討ちにあい離脱した模様。

少なくともカーミラファイナンス以外に、サエジマエンジニアリングの母体である総和重工はこの情報を掴んでいる可能性が高い。

・“デジタルフォックス”大萩ミツミについて カーミラファイナンス所属の『エージェント』。軽薄さと胡散臭さが売り。
基本的には引きこもり気質であり、直接の呼び出しがない限りVR出社を強行する。
諜報以外にも、悪徳債務者への『実力行使』も担当している。

最近は勤務態度も改善しつつあり、若干羽振りよくなったとの報告もある。

GM
GM:シーンエンド ロイス購入
カルメン・ラジャ:ロイスはいったん保留、購入はブルーゲイル
カルメン・ラジャ:3dx+5
DoubleCross : (3DX10+5) → 10[4,9,10]+6[6]+5 → 21

カルメン・ラジャ:行けたわ。
伊美風 カシリ:ロイス保留
伊美風 カシリ:購入はバイク 12
伊美風 カシリ:2dx1
DoubleCross : (2DX1) → クリティカル値が低すぎます。2以上を指定してください。

伊美風 カシリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[1,10]+2[2]+1 → 13

伊美風 カシリ:イケた 何たる無駄遣い
鬼雷砲 クレハ:ロイスは伊美風カシリさんに 有為/〇薬中 で取得します
鬼雷砲 クレハ:購入は高性能治療キットで
鬼雷砲 クレハ:(2+1-1)dx+1>=9 【調達】
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 5[1,5]+1 → 6 → 失敗

GM

ミドル3 『サエジマ』

GM:ミドル3 『サエジマ』 シーンPC:伊美風カシリ
GM:登場侵食おねがいします
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 2)増加(60 → 62)
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 9)増加(51 → 60)
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 6)増加(69 → 75)
カルメン・ラジャ:マジで滅茶苦茶跳ねよんな
伊美風 カシリ:カルメンさんが星にならないことを祈ろう
GM
GM:あなたたちは旧43スラムを歩いてまわり、情報を集めてきた
在スラム生徒:「『牙』のやつが来てから、このスラムは変わっちまった……ほとんど誰もいなくなった上、あちこち薄暗くて、薄ら寒くてよぉ」
鬼雷砲 クレハ:「うんうん。ワカルワカル」
鬼雷砲 クレハ:適当な相槌を打ちながら聞き込みを続けていた。
GM:そして、旧43スラムに立っていた急ごしらえの建物を間借り(この生徒も不法住居者だが)し、一時集合することにした
鬼雷砲 クレハ:「おまたせ」
伊美風 カシリ:むしゃむしゃ
伊美風 カシリ:おかえり
カルメン・ラジャ:「良いのかい?あのまま口説きに入らないで」
鬼雷砲 クレハ:「お前ら……アタシが地道に働いてる間、何してたんだよ」
カルメン・ラジャ:「当然聞き込みさ」
カルメン・ラジャ:半分以上はナンパの意だ。
鬼雷砲 クレハ:「ふぅん……」 あまり信じてない顔
鬼雷砲 クレハ:「まあいいや。 それで、分かった事なんだが」
カルメン・ラジャ:(うちのエージェントを裏取してたなんて真面目に言っても誰も得しないしね)
カルメン・ラジャ:「どうぞ、クレハ嬢」
伊美風 カシリ:崑崙山に生息しているコンロンピオシスを食べながら話を聞いている
鬼雷砲 クレハ:「やっぱり、”リクガニ”のやつは勝手に動き回ってるみたいだ」
伊美風 カシリ:「ふーん。生きが良いのね。こいつらみたいに」
鬼雷砲 クレハ:「元々、一人で十分に動かせるくらいには強力なAIサポートが入ってたわけだけど……」
伊美風 カシリ:「食べる? 精がつくわよ」
カルメン・ラジャ:「外来種の持ち込みはお勧めしないなあ…ここじゃ今更だけど」
伊美風 カシリ:「活動食ぐらいいいでしょ」
鬼雷砲 クレハ:「それが完全に暴走状態。今では社会人以外の動くモノ全てを打ち倒す問答無用のモンスターになったとさ」
カルメン・ラジャ:「…社会人は狙わないのかい?」
伊美風 カシリ:ごくごく
鬼雷砲 クレハ:「それと、これは向こうの廃ビルで見つけてきた研究資料なんだけど」
鬼雷砲 クレハ:「穿通……つまりは”突き”だな。その手の攻撃にそいつの装甲は対処できないらしい」
伊美風 カシリ:「なら、あたしの出番かしらね」
カルメン・ラジャ:「ほほう…?」
鬼雷砲 クレハ:「社会人を使って敵に罠を仕掛ける事も出来そうだが……まあそれは今後の作戦行動次第だな」
伊美風 カシリ:小瓶を取り出す。明らかにアレな色彩だ
伊美風 カシリ:黒、万象を飲み込む。黒。
カルメン・ラジャ:(逆に言うと原住市民は狙うのか……まあ、理事会の遺産ならさもありなん)
カルメン・ラジャ:「……」少しばかり顔を顰める。
鬼雷砲 クレハ:「で、そっちの薬中ネズミはさっきから何やってんだ?」
伊美風 カシリ:「これを飲めば、あたしのバロールシンドロームが活性して、鎧の類は抜けるようになるわ」
伊美風 カシリ:「武器の開発と、栄養補給」
伊美風 カシリ:「あんたもどう? ウジ虫って美味しいのよ」
カルメン・ラジャ:「もっと美味しいものを食した方がいいのでは……僕は遠慮しておきますよ」
鬼雷砲 クレハ:「…………。」
大萩ミツミ:《ハンドリング》
鬼雷砲 クレハ:「遠慮しとこうかな。アタシみたいな都市の人間には、崑崙山ばんぞくの文化はちょっと口に合わなさそうだし」
伊美風 カシリ:「美味しいのに」
大萩ミツミ:『虫は遠慮したいね。進捗どうだい』窓から機械仕掛けの狐のようなものが入ってくる
カルメン・ラジャ:「今すり合わせをしている最中」それに驚く様子もない。
鬼雷砲 クレハ:「ドローンか」
伊美風 カシリ:「不愉快な情報が、一つ」
鬼雷砲 クレハ:「お前の食事以上に不愉快な情報、ある?」
カルメン・ラジャ:「まあまあ、先をどうぞ」
伊美風 カシリ:「最初の発見者がサエジマエンジニアリングで」
伊美風 カシリ:「総和重工がこの件を掴んでるっていうのは、まぁ愉快な情報じゃ無いと思うわよ」
鬼雷砲 クレハ:「へぇ……」
カルメン・ラジャ:「……総和か」
伊美風 カシリ:「まぁ、今」
大萩ミツミ:『総和かぁ~~。カーミラと総和ってしょっちゅう金回りで喧嘩してるから、仲悪いんだよなぁ』
伊美風 カシリ:「現場にいる人間でカーミラの部下はいないでしょ」
伊美風 カシリ:「カルメンちゃんだって、籍はもうないはず。復帰を掛けた仕事なんだろうし」
カルメン・ラジャ:「12の社で仲が良い所なんてほとんどないでしょうに」
カルメン・ラジャ:「そう言う事だろうね」
大萩ミツミ:『それもそうか』
伊美風 カシリ:「仮にあたし達がとっ捕まっても、元社員とか、そういう扱いってことになるわけで、戦争にはならないでしょうね」
鬼雷砲 クレハ:「まあ、捨て駒だな」
大萩ミツミ:『だから私が後ろでポテチかじってても、それは戦争にならない配慮ってわけ』
カルメン・ラジャ:ふぅ。と息を吐いた。
鬼雷砲 クレハ:嘘つけ!と内心で思いながら
伊美風 カシリ:「ま」
鬼雷砲 クレハ:「意外と重要な情報だったな……やるじゃん、崑崙の」
伊美風 カシリ:「ありがと」
伊美風 カシリ:「インペリアルなら楽だったんだけどねぇ。社会人なら殺せるし」
カルメン・ラジャ:「殺すのはあまり好きじゃないなあ」
伊美風 カシリ:「殺し屋にしては面白いジョークね」
鬼雷砲 クレハ:「殺すな 殺すな 発想が物騒なんだよ。お前」
カルメン・ラジャ:「笑いを取れたなら何よりだ」
伊美風 カシリ:「崑崙山の聖句を教えてあげましょうか」
大萩ミツミ:『はっはっは。ご主人さまの子飼いの殺し屋が何をおっしゃるか』
伊美風 カシリ:「一撃必殺」
伊美風 カシリ:「浪漫よ」
カルメン・ラジャ:「おありがたい言葉で」
鬼雷砲 クレハ:「はいはい」
カルメン・ラジャ:「まあ、殺しができる事とそれが好きか否かに関連はないさ」
カルメン・ラジャ:「必要ならやるだけ」
鬼雷砲 クレハ:「……怖いねぇ、殺し屋さんは」
伊美風 カシリ:「ふぅん」
カルメン・ラジャ:「仕事の依頼ならいつでも受け付けてるよ」
鬼雷砲 クレハ:「生憎、殺しに関しては間に合ってる身だ」
カルメン・ラジャ:「それは残念」全然そう思っていなさそうな表情で。
カルメン・ラジャ:「さて、そうなると急がないとならなくなったな。総和が来たら面倒が増える」
鬼雷砲 クレハ:「……そうだな」
伊美風 カシリ:「あら、なにか含むかんじ」
大萩ミツミ:『なにかな?』
伊美風 カシリ:「別に」
伊美風 カシリ:「ま、総和と揉めるのも楽しそうだけど、それは私的な楽しみにしておくわ」
伊美風 カシリ:「金よ、今は、金」
カルメン・ラジャ:「借金を返し終わったら幾らでもお楽しみ頂けるかと」
大萩ミツミ:『それじゃあ、引き続きよろしく。できればエリートの手は煩わせないようにね」』
伊美風 カシリ:「この場にエリートなんていないでしょ」
大萩ミツミ:狐が窓を再び飛び越えて消えていく
伊美風 カシリ:「………」
カルメン・ラジャ:「手厳しい事だ」
伊美風 カシリ:「それで、カルメンちゃん」
鬼雷砲 クレハ:「それがアイツの仕事なんだろう」
カルメン・ラジャ:「何かな?」
伊美風 カシリ:「あんたは何を掴んだのかしら?」
カルメン・ラジャ:「そう大したことでもない。つまり簡単な裏取だからね」
カルメン・ラジャ:「勤務態度が改善されたと書いてあったが本当か疑わしいし」
伊美風 カシリ:「なるほど、口にしなかった理由が解ったわ」
カルメン・ラジャ:「確かにはぶりは良くなっていたようだがね。あのドローン見たかい」
カルメン・ラジャ:「今年用の最新モデルが入ってたよ、中々どうして」
伊美風 カシリ:「それなりに値は張るでしょうねえ」
鬼雷砲 クレハ:「へぇ……そいつは、どうもどうも」
鬼雷砲 クレハ:「どうにも怪しく思えてくるな」
カルメン・ラジャ:「まぁ、だから何というわけでもない。確たることがあるでなし」
カルメン・ラジャ:「仕事に必要になったら考えればいいだけさ」
伊美風 カシリ:「そうね」
鬼雷砲 クレハ:「軽く警戒はしておいた方が無難、ってわけか」
伊美風 カシリ:「ま、最悪中の最悪ってことはないでしょうよ」
カルメン・ラジャ:「ま、そう言う細かい政治的な事は置いといてやる事やろう」
伊美風 カシリ:「ええ」
伊美風 カシリ:「金のために」
伊美風 カシリ:「暴力を振るって」
伊美風 カシリ:「万事返済」
カルメン・ラジャ:「殺しの仕事に必要な事は二つ、誰を殺すターゲット殺し方プロセスだけ」
カルメン・ラジャ:「それを考えてる間は何も考えなくていい」
伊美風 カシリ:「美学スタイルは?」
カルメン・ラジャ:「二の次、三の次」
鬼雷砲 クレハ:「アタシに出来ることは”戦う事”の一つだけだ」
伊美風 カシリ:「お仕事なのねぇ」
カルメン・ラジャ:「初めからそう言ってる」
鬼雷砲 クレハ:「後の事はその都度考えていけばいい」
カルメン・ラジャ:「では行こうか、リクガニの大よそ位置はわかっているのかな」
鬼雷砲 クレハ:「問題なく、な」
鬼雷砲 クレハ:「近隣住民を引っ掴まえてその辺の事はだいたい把握した」
鬼雷砲 クレハ:「だから、そろそろ行こうぜ……総和の連中が来る前に」
伊美風 カシリ:「それじゃあ行きましょ」
伊美風 カシリ:近隣住民から調達したバイクに跨って。
カルメン・ラジャ:息を一つ吸って、吐く。彼女の仕事前心決めルーティン
カルメン・ラジャ:「ああ」それが終われば、彼女は”殺し屋”になる。
鬼雷砲 クレハ:「――――っし!」 両拳をガツンとぶつけ合わせて一呼吸。
鬼雷砲 クレハ:「出発だ!」
伊美風 カシリ:「カチコミね」
GM: シーンエンド
GM:ロイス購入どうぞ
カルメン・ラジャ:ん~…ロイスは保留しとこう
鬼雷砲 クレハ:ロイスは保留で 購入は高性能治療キットを
鬼雷砲 クレハ:(2+1-1)dx+1>=9 【調達】
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 10[5,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

カルメン・ラジャ:購入はウェポンケース、あまり道中で買う羽目になりたくはない代物でゆうめいだ
鬼雷砲 クレハ:あ、成功した ゲットです
カルメン・ラジャ:3dx+5
DoubleCross : (3DX10+5) → 8[1,3,8]+5 → 13

カルメン・ラジャ:駄目やなー、おわり
伊美風 カシリ:なし
GM

ミドル4 『リクガニ』

GM:ミドル4 『リクガニ』 シーンPC:伊美風カシリ
GM:登場侵食おねがいします
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 5)増加(60 → 65)
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 1)増加(62 → 63)
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 9)増加(75 → 84)
カルメン・ラジャ:おばか
鬼雷砲 クレハ:Coolな登場
伊美風 カシリ:次で百超えるじゃん
GM:どういうことなの……
鬼雷砲 クレハ:これはもう100超えで十字冠を使った方が……
GM
GM:まずは情報から
GM:・“リクガニ”の居場所について 情報:FHor情報:噂話 9
・旧第43スラムについて 情報:FH 6
・『牙』について 情報:ノヴァリス 10

カルメン・ラジャ:ドレイクかなあ
カルメン・ラジャ:ドレイクになるな
伊美風 カシリ:+があるからスラムで
鬼雷砲 クレハ:うーん……
カルメン・ラジャ:ほんでは牙かなあワシは
伊美風 カシリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 5[2,5]+1 → 6

カルメン・ラジャ:財産がなんと6あるから
伊美風 カシリ:同点
カルメン・ラジャ:情報収集チーム使用、残り1回
鬼雷砲 クレハ:ではリクガニの居場所を突き止めに行きます
カルメン・ラジャ:4dx+4
DoubleCross : (4DX10+4) → 6[3,4,4,6]+4 → 10

カルメン・ラジャ:あぶね!
GM:さすが元吸血係お金持ち
カルメン・ラジャ:ピッタシばっかり
カルメン・ラジャ:(パトロンから貰ってるから殆どヒモ)
鬼雷砲 クレハ:(2+1-1)dx+1>=9 【情報:噂話】 かなり分が悪い!
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 2[1,2]+1 → 3 → 失敗

カルメン・ラジャ:ウワーッ
鬼雷砲 クレハ:ぎゃっ!
伊美風 カシリ:おワーッ
カルメン・ラジャ:リクガニの野郎何処に隠れやがった…………
鬼雷砲 クレハ:こっちにはいねぇ!(植木鉢の下を探しながら)
カルメン・ラジャ:いい学区に入って警察に就職して必ず捕まえてやる……
伊美風 カシリ:再登場?
GM:わね
カルメン・ラジャ:誰行きます?
鬼雷砲 クレハ:再登場します
カルメン・ラジャ:行けーッ
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 7)増加(63 → 70)
鬼雷砲 クレハ:(2+1-1)dx+1>=9 【情報:噂話】 とはいえ、分が悪い事には変わりない!
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 8[5,8]+1 → 9 → 成功

鬼雷砲 クレハ:執念の”リクガニ”追跡
カルメン・ラジャ:えらい!
鬼雷砲 クレハ:”リクガニ”の情報が流れ込んでくるゾイ!
カルメン・ラジャ:充電完了――――
伊美風 カシリ:決まってるぜ

・“リクガニ”の居場所について 生徒でもなんでも、動体は構わず襲う性質から、周辺には生徒も建物もほとんどない。
不規則に動きつつも、行動範囲はある程度定まっているようだ。
スラム東方の空白地帯から砲撃音が聞こえてくる。

・旧第43スラムについて もともとは交易サテライトビル計画のために各地から徴収された生徒たちの下宿。
計画が頓挫した後は違法スラムと化し、近隣の『カーミラファイナンス』支店からの融資や借金で食いつないでいた。
大量の悪徳債務者の巣窟となったそこは、凡百のエージェントでは数の暴力に押されるところを
『牙』の投入により、一人残らず『実力行使』が為された。

『牙』により地下倉庫まで徹底的に洗われた後は、スラムからも追い出されたか、他に居場所のない生徒がちらほらと住み着き始めている。
──このような場所で、新規に機動兵器の完品が発掘されるだろうか

・『牙』について ラス・ヴィダスで『牙』という呼称は二通りの意味を持つ。
1つ目は、“レディ・カーミラ”が贔屓にする“殺し屋”。しかしこちらはあまり一般的ではない。
2つ目は、第三秘書室。数十人の純血の吸血鬼で構成された戦闘団。
通常のエージェントや銀行員では対処できない問題や抗争に投下される、『カーミラファイナンス』の集団としての最高戦力。

つい先刻、第三秘書室の一部が旧第43スラムに向けて出動したとの情報がある。

GM
GM:あなたたちは“リクガニ”の居場所を突き止め、リクガニが暴れているという空白地帯へ向かっていた
鬼雷砲 クレハ:「いや~、参ったね。まさか直通の道のはずが瓦礫で塞がれてるなんて」
伊美風 カシリ:鉄輪が疾走する。鋼鉄が掛ける。ノイマンシンドローム特有の技工をもって、鉄馬が奔る。
カルメン・ラジャ:「砲撃音が聞こえる…か」
鬼雷砲 クレハ:「でもまあ、この音が聞こえる方向へ向かえば……うん?」
鬼雷砲 クレハ:「やけに浮かない顔だな」
カルメン・ラジャ:「気になる情報が入っている、うちの第三室長の方に動きがあった」
鬼雷砲 クレハ:「へぇー…… それは、それは」
伊美風 カシリ:「なに?」
カルメン・ラジャ:「君たちには”牙”って言う方が通りがいいかな?その一部がちょうどこっち…旧43スラムに向かっているそうだ」
伊美風 カシリ:「………」
鬼雷砲 クレハ:「…………おかしいじゃねぇか」
伊美風 カシリ:バイクを止める
カルメン・ラジャ:(…第二室長は今日中は仕事にならないだろうから第三に振られたのかな?)
伊美風 カシリ:「これは」
カルメン・ラジャ:「まあ、おかしいというのは確かだ」
伊美風 カシリ:「カーミラの内部抗争ってこと?」
鬼雷砲 クレハ:「アタシ達は、突発で集められた急ごしらえの戦力のはずだろ」
鬼雷砲 クレハ:「なのになんでそんなエリート集団が……編成されてんだよ」
カルメン・ラジャ:「――それで?君たちはそんな程度で降りられるほどの事情なのかい?」
カルメン・ラジャ:「言っただろう、そう言う政治的な事はどっちでもいいと」
鬼雷砲 クレハ:「そんなわけはねぇよ。でも……」
伊美風 カシリ:「金払いに絡んでくるからね」
伊美風 カシリ:「金が貰えるなら」
伊美風 カシリ:「蚊とダニなんて、何匹でも潰す」
鬼雷砲 クレハ:「…………。」 自身の進退を賭けた”試合”の記憶を思い返す。
鬼雷砲 クレハ:「…………警戒はしておいた方が良い」
鬼雷砲 クレハ:「アイツらは、自分たちの利益の為なら何でもやるぜ」
カルメン・ラジャ:「そう言う事。だから今大事になるのは”誰を殺すかキルターゲット”を見誤らない事だけ」
伊美風 カシリ:「そうね」
鬼雷砲 クレハ:「それこそ、長年のビジネスパートナーを切り捨てるくらいは、わけない」
カルメン・ラジャ:「それだけを頭に入れておいて」
伊美風 カシリ:「ま、いいでしょ。あたしも伝説の一つは二つ、欲しかったのよ」
伊美風 カシリ:「カーミラの牙を圧し折ったとなれば、まぁ名は上がってくれる」
伊美風 カシリ:「悪くないわ」
鬼雷砲 クレハ:「ふぅん。アタシはこんな場所での犬死は御免だね」
カルメン・ラジャ:(…しかし、キナ臭いのは確かだな。面倒な事だ)
伊美風 カシリ:「何言ってるの?」
伊美風 カシリ:「崑崙山の武侠が味方にいる」
鬼雷砲 クレハ:「アタシが倒れるのは……もっと、こう……歓声と光の中でだな」
伊美風 カシリ:「それが意味するところは、たった一つでしょうに」
カルメン・ラジャ:「意外とロマンチストだ」
鬼雷砲 クレハ:「武侠ねぇ」
伊美風 カシリ:「ええ、武侠」
カルメン・ラジャ:(武侠ってバイク使うのかな)
鬼雷砲 クレハ:「意外とってなんだ。アタシはいつだってロマンチストさ」
鬼雷砲 クレハ:「だからこそ、こんな浪漫もクソもないトコロで倒れるワケにはいかないのよ」
伊美風 カシリ:「そうね」
カルメン・ラジャ:「いいね、じゃあ死地に赴こうじゃないの」
伊美風 カシリ:「最悪、何もかも裏切られてびた一文貰えなかったら」
伊美風 カシリ:「二人でカーミラの首でも取りに行って、ノヴァリスの浪漫の一つになりにでもいきましょうか」
伊美風 カシリ:「ありきたりな伝説に」
鬼雷砲 クレハ:「リアルを見てから物を言えよ」
カルメン・ラジャ:ははは、と軽く笑いをこぼす。
伊美風 カシリ:「あたしはリアリストよ。あたしは強いもの」
伊美風 カシリ:「勝つ気で挑むから、勝てるのよ。勝てるかも、で挑んで勝てる勝負があるもんですか」
伊美風 カシリ:「あたしは勝つ、それがあたしのリアルよ」
カルメン・ラジャ:「……笑い話で、決闘士デュエラーに対してダイナマイトを分投げた自称リアリストの話があったな……」
鬼雷砲 クレハ:「あー……聞いたことがあるな、それ」
伊美風 カシリ:「あたしは笑わない」
伊美風 カシリ:「勝つためなら何でもするのが誠意であり、努力」
カルメン・ラジャ:「ま、そう言う事なら何よりだが…投げた本人も吹っ飛んで没収試合になったらしい」
鬼雷砲 クレハ:「うける」
カルメン・ラジャ:「過ぎたるは…というのは野暮だろうけど、覚えておいても――」
伊美風 カシリ:「世話ないわね」
GM:あなた達が話しているところに
GM:──ボガァン
ドガァン

GM:重厚な砲撃音。空に緊急離脱の軌跡が描かれる
カルメン・ラジャ:「派手な狼煙だ」
鬼雷砲 クレハ:「おかしな流れになる前にさっさと終わらせちまおう」
伊美風 カシリ:てから
伊美風 カシリ:色々な
伊美風 カシリ:クスリが
伊美風 カシリ:現れる
伊美風 カシリ:「いいわね」
GM
”リクガニ”:「ハイジョ! ハイジョ!( ・`ω・´)」
”リクガニ”:瓦礫の山を抜けた空白地帯。砲撃や多脚で荒らされた土地の中に、多脚戦車が走り回っている
カルメン・ラジャ:「これはまた…派手に吹っ飛んでいるものだ」
伊美風 カシリ:「ぶっ飛ばしがいがあるわね」
GM:総和の人間も、第三秘書室も見当たらない。あなたたちが一番乗りのようだ
鬼雷砲 クレハ:「元気だねー。まったく」
鬼雷砲 クレハ:「ぶっ飛ばすのはいいけど、壊すなよ」
鬼雷砲 クレハ:「後で使うんだからさ」
カルメン・ラジャ:「ひとまずビーチフラッグにはたどり着いたわけだが」
カルメン・ラジャ:「後続が来ないとも限らない。急ぐとしよう」
伊美風 カシリ:「OK」
伊美風 カシリ:「正調崑崙山拳法。お見せするわ」
”リクガニ”:「ハイジョ! ハイジョ!」
GM:ミドル戦闘を開始します
”リクガニ”(11)

10m
|
PC陣
GM:セットアップ
カルメン・ラジャ:リクガニの行動値は幾らかしら
鬼雷砲 クレハ:セットアップ 【コンボ:血脈、起動】 《ブラッドコート》+《鮮血の奏者》 侵蝕率+6 HPを消費して、攻撃力・ガード値Up(サングイン使用)
カルメン・ラジャ:まあなし!ブルゲを使う程じゃない
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を6増加(70 → 76)
伊美風 カシリ:あり! 肉体改造!
カルメン・ラジャ:突然肉体を改造し始める
鬼雷砲 クレハ:HP消費2
”リクガニ”:なし( ・`ω・´)
カルメン・ラジャ:こいーっ
GM:ではイニシアチブ
GM:ランドクラ……リクガニの手番です
カルメン・ラジャ:本体の名前が漏れたぞ
”リクガニ”:マイナー 《雷の加護》
カルメン・ラジャ:珍しい
”リクガニ”:メジャー ▼砲撃 《コンセントレイト》+《無機なる四肢》+《雷の槍》+《雷神の槌》
”リクガニ”:対象はPCのいるエンゲージ
カルメン・ラジャ:ブラックドッグ/エグザイル!
カルメン・ラジャ:来いーッ
”リクガニ”:6dx7+4
DoubleCross : (6DX7+4) → 10[1,3,3,3,6,7]+2[2]+4 → 16

カルメン・ラジャ:ダイスの数値が……
カルメン・ラジャ:こわいなあ
鬼雷砲 クレハ:うーん、これは
カルメン・ラジャ:ワンチャンドッジ
カルメン・ラジャ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 7[7,7]+1 → 8

伊美風 カシリ:kotiramo
伊美風 カシリ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[4,4,6,6,10]+9[9]+1 → 20

カルメン・ラジャ:まあこんなもん
カルメン・ラジャ:避けとる!
伊美風 カシリ:ひらり
伊美風 カシリ:これぞ崑崙
カルメン・ラジャ:サスガダァ……
鬼雷砲 クレハ:《炎陣》! 侵蝕率+2 カルメンさんをカバーリングします!
カルメン・ラジャ:あっありがてぇ~~~~
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2増加(76 → 78)
カルメン・ラジャ:お礼に後で食事でも……
鬼雷砲 クレハ:いらん!いらん!
カルメン・ラジャ:(´・ω・`)
鬼雷砲 クレハ:追加で《氷盾》 ガード値を上げます
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2増加(78 → 80)
カルメン・ラジャ:ヒョエー
”リクガニ”:ダメージ
”リクガニ”:2d10+32 もろもろ有効
DoubleCross : (2D10+32) → 16[10,6]+32 → 48

鬼雷砲 クレハ:ガード値32 装甲12 で44点軽減。 2倍の8点ダメージ。
伊美風 カシリ:つええ
カルメン・ラジャ:すげ~
鬼雷砲 クレハ:HP残り30点
GM:つええ
GM:次の手番の方どうぞ・・・
カルメン・ラジャ:はーい
カルメン・ラジャ:どうしようかな……まあでもフルパワーで行くか
カルメン・ラジャ:マイナーでリクガニに接敵、メジャー
カルメン・ラジャ:EX/処刑銃剣ベイアニット:《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート:射撃》《マルチウェポン》《零距離射撃》《バレットワルツ》:至近/単体/装甲無視・ガード不可:攻撃29+9(12):侵蝕+12
カルメン・ラジャ:コイツで攻撃しまーす
カルメン・ラジャ:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[2,2,2,4,4,5,5,6,7,9]+3[3,3]+1 → 14

カルメン・ラジャ:出目が良くない!
”リクガニ”:ガード( ・`ω・´)
”リクガニ”:・・・は、できない!
伊美風 カシリ:やさしい
カルメン・ラジャ:だぜ
”リクガニ”:5dx ドッジ
DoubleCross : (5DX10) → 10[8,9,9,10,10]+8[8,8] → 18

”リクガニ”:あっ
カルメン・ラジャ:グエーッ!!!
カルメン・ラジャ:避けられます…………
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を12増加(84 → 96)
GM:で、ではお次カシリちゃん
伊美風 カシリ:はーい
伊美風 カシリ:マイナーで外丹:金獣(1ラウンド目)
組み合わせ
破壊の爪+斥力跳躍+クイックモーション+アサルトルーティン&ゴールドビースト使用

伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を9増加(68 → 77)
伊美風 カシリ:飛行状態で接近。同一エンゲージに
伊美風 カシリ:メジャー 切り札を切る。
伊美風 カシリ:外道丹:呪い星
組み合わせ
コンセ+コンバットエフェクト(死神の手袋使用)+漆黒の拳

カルメン・ラジャ:薬物~~~~!
伊美風 カシリ:11dx8+5
DoubleCross : (11DX8+5) → 10[1,2,2,4,5,8,8,8,8,9,10]+10[1,3,6,10,10,10]+10[1,7,8]+10[8]+4[4]+5 → 49

伊美風 カシリ:ガンギマリ
カルメン・ラジャ:キまりすぎ
鬼雷砲 クレハ:キまってる
”リクガニ”:ガード( ・`ω・´)
伊美風 カシリ:5d10+36
DoubleCross : (5D10+36) → 35[4,10,4,8,9]+36 → 71

伊美風 カシリ:装甲無視
カルメン・ラジャ:パワー!
伊美風 カシリ:これが丹の力だ!
”リクガニ”:これは……
”リクガニ”:1耐えちゃった!
カルメン・ラジャ:ありゃー!
カルメン・ラジャ:堅い!
鬼雷砲 クレハ:おっと
GM:なのでクレハちゃんにぺちっと
鬼雷砲 クレハ:ではでは、手番をもらって
鬼雷砲 クレハ:マイナーアクションで10m戦闘移動
鬼雷砲 クレハ:そしてメジャー 【コンボ:血統、爆破】 《渇きの主》+《コンセントレイト》 侵蝕率+6 攻撃力5+18
鬼雷砲 クレハ:リクガニを攻撃します
カルメン・ラジャ:いけーっ
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を6増加(80 → 86)
鬼雷砲 クレハ:(5+2)dx8+2
DoubleCross : (7DX8+2) → 10[1,1,2,2,4,6,10]+6[6]+2 → 18

カルメン・ラジャ:うわっこっちも!
鬼雷砲 クレハ:グググ……
”リクガニ”:ガード( ・`ω・´)
鬼雷砲 クレハ:耐え忍ぶリクガニくん…… ダメージ!
鬼雷砲 クレハ:2d10+23 装甲無視
DoubleCross : (2D10+23) → 13[3,10]+23 → 36

カルメン・ラジャ:やったか!?
”リクガニ”:戦闘不能です……
鬼雷砲 クレハ:やったな!
カルメン・ラジャ:やってた!
伊美風 カシリ:やったぜ
GM
鬼雷砲 クレハ:あ、すいません。そういえば《渇きの主》の攻撃が当たったのでHPが8回復します
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハのHPを8増加(30 → 38)
GM
伊美風 カシリ
「――外道丹・刹力」

カシリは、自らの首筋に、トリガー式注射器――既に、琥珀色の液体が詰まったカートリッジ式アンプルが装填されたそれを押し当てると、引き金を引く。

「――ふぅ」

琥珀が血管に流れるとともに、カシリの肉体が変ずる。
肉が、筋が、骨が。より強壮なものへと作り変わる。
崑崙式・注入式・・・仙丹――刹力。これを持って、カシリの戦闘準備、第1段階が・・・・が終わった。

カルメン・ラジャ:(成程――戦闘用・・・の薬物)
鬼雷砲 クレハ:(つくづく崑崙山の連中とは思えねー戦い方だな)
カルメン・ラジャ:それ自体は珍しい事では無い。何なら今回も持ってきているが。
カルメン・ラジャ:(ここまでの物は初めて見るな)
カルメン・ラジャ:「さて、貫徹の役目は任せて良いのかな?カシリ嬢」
伊美風 カシリ:「問題ないわ」
伊美風 カシリ:「近づかせてもらえるなら」
伊美風 カシリ:「一発。見てわかったけど、あのくらいなら一発でどうにかできる」
カルメン・ラジャ:「OK、なら僕は君の花道レッドカーペットを整備させてもらうとしよう」
カルメン・ラジャ:その言に対しての疑問や返しはない。
カルメン・ラジャ:出来ると言ったのだから、出来るのだろう。それを前提に作戦を組む。
カルメン・ラジャ:(出来なかったらこっちが何とかすればいいだけだ)
”リクガニ”:「ハイジョ ホウゲキシマス( ・`ω・´)」
”リクガニ”:多脚を大きく広げ、搭載された火器の砲口をあなたたちに向ける
カルメン・ラジャ:(さて、一度は喰らう必要があるか――)
”リクガニ”:レネゲイド式雷轟砲。電気エネルギーの塊を射出し、着弾点で炸裂させる疑似榴弾だ
”リクガニ”:独特な砲撃音とともに、あなたたちに射出される
鬼雷砲 クレハ:着弾。轟音とともに舞う土埃。
伊美風 カシリ:強化された筋骨は――単純明快に。肉体の速度を上げる。
伊美風 カシリ:ハヌマーンの超加速とも、星々の絶技とも異なる、単に早くなったという事実。
伊美風 カシリ:それを持って、カシリは稲妻を潜り抜けた。
鬼雷砲 クレハ:土煙の中から、排気煙のごとく血霞を吹き払いながら人の姿が現れる。
鬼雷砲 クレハ:「オイ、コラ……てめぇ!」
鬼雷砲 クレハ:右手に装着した装甲板、薄く広がる鮮血の盾を構えながらカルメンさんの前に立つは赤い女の姿であった。
カルメン・ラジャ:「――ふむ、中々の防御力。」
鬼雷砲 クレハ:「うちの同僚に物騒な物向けてんじゃあないぜ」
カルメン・ラジャ:「感謝ついでに、一つ要らないお節介を」
鬼雷砲 クレハ:「おっと?」
カルメン・ラジャ:《軽功》。言いながら走る。
カルメン・ラジャ:「君はきっとチーム戦をした方が良い」
伊美風 カシリ:「あら」
カルメン・ラジャ:空気抵抗を切りながら。足元に一気に迫る。
伊美風 カシリ:特別際立って速い訳では無い。しかし、上手い動き方だ。
伊美風 カシリ:達人とは、ああいうものを言うのだろう。
カルメン・ラジャ:(――さて、対人以外は専門じゃないけれど)
カルメン・ラジャ:――レネゲイド。その流れが”気”や”勁”と同一視されることはままある。
カルメン・ラジャ:主にブラックドッグシンドロームのオーヴァードがする技法だ。身体の電磁気などを練り上げ、内丹として放出する――
カルメン・ラジャ:――彼女に施されたソレは、似通っていながらそれと少し違う。
カルメン・ラジャ:「――――」はぁぁぁぁ。息をすべて吐き出してから――
カルメン・ラジャ:「――――」すぅぅぅぅぅ――――呼吸と同時に吸い上げ――それ気功を神経に流す。
カルメン・ラジャ:――呼吸とハヌマーンのソレ能力をぴたりと合わせ、流し
カルメン・ラジャ:専用の武装――二丁の拳銃を末端として持っていく。
カルメン・ラジャ:「ふんっ」ど んっ。右手側から射出されるは、空気の投槍ジャベリン
カルメン・ラジャ:ずごん!リクガニの足元に穴を一つ――その反動で側転。
カルメン・ラジャ:ついでとばかりに、先端につく銃剣で、穴の横を切り、また銃撃。
カルメン・ラジャ:ずごん!ずごん!ずごん!リクガニの右側、地面に切り取り線の如く穴が刻まれていく。
カルメン・ラジャ:「ふぅー……」どんっ!端にたどり着き、即座に逆側に両手銃撃。反動で中央に舞い上がる。
伊美風 カシリ:合わせて、疾走る。駆け抜ける。
伊美風 カシリ:その最中
”リクガニ”:10本もの足を持つ多脚型装甲戦車に、一個二個程度の穴は考慮にも値しない。瓦礫だらけの場所であろうと、射線をほとんどブラすことなく移動が可能だ
カルメン・ラジャ:――ひときわ大きく息を吸い込みながら。両手の”剣”銃を――直列で。
伊美風 カシリ:――黄金の中身を、口に含む。
伊美風 カシリ:ぐびり
伊美風 カシリ:殺し屋の技を、信じながら。
カルメン・ラジャ:組み合わせる。LR/形態モード:マグナムジャベリン。
カルメン・ラジャ:「――こっちは使うの珍しいんだけど、ねっ!」切り取り線の中央に向かって
カルメン・ラジャ:ど  ぉん!!!発射。
カルメン・ラジャ地中貫通弾バスターバンカーの如くにそれを穿ち――
カルメン・ラジャ:――ご んっ!!!地底で爆発!
カルメン・ラジャ:切り取り線に刻まれた軌跡が――当然のように割れる。
カルメン・ラジャ:結果として――リクガニの片側だけが崩落する!
”リクガニ”:多少の不整地や瓦礫ならば突破できるとしても……
”リクガニ”:片側が一度に崩落すれば、多脚であったとしても足がひっかかってしまう
”リクガニ”:「(゚д゚)!」
カルメン・ラジャ:とん。自らは空中射の反動でその範囲から逃げている。
伊美風 カシリ:――十分な、隙である。
カルメン・ラジャ:「お手並み拝見、と」くるん。回転ガンスピンして。
伊美風 カシリ:「口先だけじゃない所、見せてあげるわ」
伊美風 カシリ
崑崙山とて、ノヴァリスである。脳髄に刻み込む基礎学習は存在する。
基本中の、基本だけは。万象骨子たる教えだけは、誰もが等しく授かるのだ。
――その先、自らの武を発展させることこそが、崑崙山生徒の流儀である。

伊美風 カシリ:……伊美風カシリは、その先を求めるのではなく、その基礎を発揮する己を改することを選んだ。新しい武も、自分だけの技も、伊美風カシリの無才では至れない。伊美風カシリの技は、崑崙山の誰もが使える基礎中の基礎だ。
伊美風 カシリ:「――外道丹・金獣」
伊美風 カシリ:――だが、その肉は違う。
外道丹――レネゲイド薬物による自己強化を得た、カシリは瞬間的に神域の膂力と速度を我が身に宿す。

伊美風 カシリ
誰もが使える基礎。狂おうとも恐れようとも決して剥がれない、崑崙山武侠の血肉そのもの足る技。
それを、誰も見切れない速度で、誰も想像しない威力で打ち込むことこそが、伊美風カシリの業。

伊美風 カシリ
最強の技を、伊美風カシリは求めない。
最強の肉を、伊美風カシリは求めた。
どんな技であろうとも、当たれば勝てる。そんな必殺を生み出す拳を。

手にした瓶から口にした黄金の液体が、カシリのレネゲイドを限界超えて活性させ、その肉体を神域に堕とした。

「――崑崙山・正調拳法」

腰を落とし、重力を両足と拳に纏い。その状態で――奥歯を噛み入れ。
――仕込んだ切り札を、体に流す。たった三度の奥の手を。
――これを持って、カシリの拳に、死神が宿った。

伊美風 カシリ
ふわり、浮き上がるようにカシリは飛び――弾丸のごとき速度で、鋼鉄の巨躯の真下に潜り込み。

「――三二式・昇打」

自分を見出した生徒であれば、基礎稽古でしか使わないような、崑崙山基礎中の基礎たる、対空掌底を撃ち込み――鋼の蟹を、浮き上がらせた。

未熟な技と、瞬間的な理外の膂力が合わさった、魔技であった。
が――仕留め残った手応えである。後で、意図的に手を抜いたフリをしようと決めながら。

「まだまだ、研究くんふが足りないわね」

そうつぶやくとともに、もう一人が行うフィナーレを待つ。

カルメン・ラジャ:「ヒュゥ。これはまた、獣と称した方がよさそうかな」
伊美風 カシリ:「……」
伊美風 カシリ:顔を顰めて――
伊美風 カシリ:「悪いけど、もう一手」
鬼雷砲 クレハ:「ほ~う……良い技を使うじゃねーか」
伊美風 カシリ:「ありがと、でも」
伊美風 カシリ:「言ったでしょ? あたしたちの世界に、健闘を称える言葉はない」
”リクガニ”:「ガガガガガ」
伊美風 カシリ:「――――鬼雷砲クレハ。後始末を頼むわ」
鬼雷砲 クレハ:「結果のみが真実ならよォ! お前は既に結果を掴んでいるぜ!」
カルメン・ラジャ:「始末しちゃダメでは?」
鬼雷砲 クレハ:「上出来。機械の損壊は最小限で、足止めは最大……後は!」
”リクガニ”:貫徹力をもった刺突武器。浮き上がるほどの衝撃は関節基部にまで至り、穴に片側をつっこんだまま、砲身だけをうごかしていた
鬼雷砲 クレハ:キュィィィイィン――――ッ! 機構鎧PAアーマーに備え付けの車輪が甲高い音を立てながら疾走する。
鬼雷砲 クレハ:「当たるものか! てめぇは既に!」
鬼雷砲 クレハ:「死に体にされてるんだぜっ!!」
鬼雷砲 クレハ:そのまま、”リクガニ”の懐へと潜り込み
鬼雷砲 クレハ:「はっ!!」
鬼雷砲 クレハ:鮮血の網。細かい繊維状に枝分かれした血の枝を機体の隙間から潜り込ませる。
鬼雷砲 クレハ:そのまま”リクガニ”の電子部品に接触し……強引な手でアーマーの電脳と接続!
鬼雷砲 クレハ電子攻撃クラッキングを仕掛ける!!
カルメン・ラジャ:「お、クラッキング」
鬼雷砲 クレハ:「この手の機械の扱いは慣れてるもんでね」
”リクガニ”:「ガガガガガ」
”リクガニ”:電子防御も標準的なものは積んでいるが、あくまでも量産機のそれだ
”リクガニ”:クラッキングに大きく手間取ることはないだろう
カルメン・ラジャ:「さて――ひとまずはこれで完了と見て」
カルメン・ラジャ:(…後はどうやって持ち帰るかだな)
伊美風 カシリ:――リクガニに、一礼をする。
鬼雷砲 クレハ:「――――終わった終わった」 しゅっ と血液を自身の身に戻しながら
伊美風 カシリ:「お疲れ様。見事だったわよ」
鬼雷砲 クレハ:「無力化するところまでは出来たけど。再起動するには専門のエンジニアが必要だな」
カルメン・ラジャ:「成程」頭の中で少しだけ残念がる。
鬼雷砲 クレハ:「適当に運んで持ち帰るか?」
大萩ミツミ:《ハンドリング》
大萩ミツミ:『おや、思ったより早かったね』
伊美風 カシリ:「どうにかなったわ。カーミラの末端は、惜しい選手を捨てたわね」
大萩ミツミ:機械の狐が瓦礫を飛び越えてあなたたちのほうに
鬼雷砲 クレハ:「……終わったぜ。全部な」
カルメン・ラジャ:全部、という言葉には返さずまだ拳銃を握っている。
大萩ミツミ:『マニュアルモードにはできそうかい。さすがにエリートでもこんなものを総和が来る前に運ぶ手配は無理だぜ』
鬼雷砲 クレハ:「マニュアルか……説明書トリセツがあれば出来ない事もないけど」
大萩ミツミ:『できないなら……AIは切って、直接コクピットに乗り込むかだな』
伊美風 カシリ:「いけるかしら?クレハちゃん」
鬼雷砲 クレハ:「元より、そのつもりだぜ」
伊美風 カシリ:「どうせ、総和も来るのだし」
カルメン・ラジャ:「いいね、楽が出来るならその方が良い」
伊美風 カシリ:「援護砲撃をお願いするわ」
鬼雷砲 クレハ:新しいおもちゃを手に入れたばかりの子供のように嬉々として操縦席に乗り込もうとする。
”リクガニ”:一見してわからないようにはなっているが、上部に乗り込むためのハッチ開閉装置がついている。
鬼雷砲 クレハ:「よっと!」
鬼雷砲 クレハ:「この辺を弄ればいいのか……?」 開閉装置を起動させる。
”リクガニ”:上部の装甲がズレるようにして、ハッチが開く
”リクガニ”:内部は見た目より広く、3人まで複座できるようになっている。
”リクガニ”:若干ホコリを被ってはいるが内装は無事のようだ
鬼雷砲 クレハ:「意外と広いな」
カルメン・ラジャ:「どう?」
”リクガニ”:そして運転席には、一束の書類がおいてある
鬼雷砲 クレハ:「3人乗りだ。行きのオンボロよりも乗り心地が良さそうだな」
鬼雷砲 クレハ:「うん?」 書類を手に取る。
GM:書類の中身を見ますか?
鬼雷砲 クレハ:………………見ます!
大萩ミツミ:『助かったよ。自律稼働のまま手懐けてたらどうしようかとおもった』
GM:書類の中身は、カーミラファイナンスが総和重工に対して仕掛けた財政攻撃に関する資料
GM:それなりに詳細に記載されており、公開されれば──少なからずダメージになる。
鬼雷砲 クレハ:「うわーおぅ……」
フランソワ・レヴナント:「──止まりなさい」
伊美風 カシリ:「……」
伊美風 カシリ:「誰よあんた」
フランソワ・レヴナント:「カーミラファイナンス第三秘書室の者よ」
カルメン・ラジャ:「…ああ、見たことがあるな、僕も」
カルメン・ラジャ:「手ひどく振られた思い出もあった気がする」
鬼雷砲 クレハ:「へー。そのカーミラのお嬢さんがどうしてこんな場所に?」
フランソワ・レヴナント:瓦礫の山をどけてその場に踏み入る、金髪の吸血鬼
フランソワ・レヴナント:「カルメン・ラジャ。伊美風カシリ。鬼雷砲クレハ」
フランソワ・レヴナント:「あなたたちには、カーミラファイナンスの機密ファイルの強奪と、総和との内通の疑義がかかっているわ」
カルメン・ラジャ:(……成程。そう言う筋書きか)
鬼雷砲 クレハ:(完全に名前を把握されてる……最初からこれを計画してたのを隠す気はないみてーだな)
伊美風 カシリ:上を見上げる
伊美風 カシリ:「クレハちゃん」
鬼雷砲 クレハ:「あん?」
伊美風 カシリ:「そこに、機密ファイルとやらがあったのね」
鬼雷砲 クレハ:「あー……無かったってしらばっくれるには状況が遅すぎるな」
鬼雷砲 クレハ:「あったよ。あった。完全にヤベーのが」
カルメン・ラジャ:さてそうなると、問題になるのはただ一つ。誰が仕掛けたか――ではない。
カルメン・ラジャ:誰を殺すかだ。
フランソワ・レヴナント:「私は室長よりかは優しいけど、腐敗に手を貸すつもりもないわ」
鬼雷砲 クレハ:(さて……これで二度目、二度目……か)
伊美風 カシリ:「それで?」
鬼雷砲 クレハ:(アタシは再び連中に『裏切られた』ってわけか)
鬼雷砲 クレハ:(そいつはちょっと……)
伊美風 カシリ:「牙っていうなら、解ってるわよね」
鬼雷砲 クレハ:(はらわたが煮えくり返るな)
伊美風 カシリ:「この場に、カーミラの関係者はいないってこと。元関係者と債務者はいてもね」
伊美風 カシリ:「内通?寝言言ってんじゃないわよ。あたしらはね、その資料とやらを総和に売っぱらっても何の問題もないのよ」
カルメン・ラジャ:目の前に立つ金髪の吸血鬼を見る。こちらは騙されているだけか、それとも仕掛け人とずぶずぶの関係か。
カルメン・ラジャ:(殺していいのかどうか分からないのは困りものだ)
鬼雷砲 クレハ:「まあ、待ちなよ。カーミラのお嬢さん」
フランソワ・レヴナント:「債務者は関係ないとしても」
鬼雷砲 クレハ:「きっと誤解があってやってきたんだろう。お互い、話せばわかり合えるさ」
フランソワ・レヴナント:「元吸血係はいるわよね」
カルメン・ラジャ:(面倒だが、話してみるしかないか)
カルメン・ラジャ:殺すこと以外は苦手だ。特にこういう事は。
伊美風 カシリ:「カルメンちゃん、話し合いは任せるけど」
フランソワ・レヴナント:「話は懲罰委員会で聞くわ。あなた達が脅迫した”デジタルフォックス”の保護ももう終わっているし」
カルメン・ラジャ:「……一つ、疑問を聞いていいかい?」
鬼雷砲 クレハ:「まあ、まあ、そう目くじらを立てずに」
フランソワ・レヴナント:「なに?」
鬼雷砲 クレハ:そう言いながら、コンソールを操作して”リクガニ”の状態を把握する。
鬼雷砲 クレハ:…………再起動は可能だろうか?
カルメン・ラジャ:「そう思うなら、何故君は先制攻撃で僕らを纏めて戦闘不能にしなかったのか」
伊美風 カシリ:前言撤回であるが、少しだけ待つことにする
カルメン・ラジャ:凪いだ表情で、純粋に疑問を聞くときの顔で。
カルメン・ラジャ:「それが一番効率が良いだろう?それともそうしてはいけない理由でもあったのか」
伊美風 カシリ:金獣は二瓶、切り札は二回。
カルメン・ラジャ:「それが分からなくてね」
伊美風 カシリ:ダニの頭を潰しにいくにしても、温存可能ならするべきだろう
フランソワ・レヴナント:「殺し屋らしい発想ね」
カルメン・ラジャ:「それしか能がないのさ」
フランソワ・レヴナント:「素直に連行されてくれたほうが、私もリソースを吐かずにすむというのと」
フランソワ・レヴナント:「──正面からかちあっても、消費するリソースに大差がないからよ」
カルメン・ラジャ:「そうかい」
カルメン・ラジャ:「それは随分と――見積もりが甘いらしい」
鬼雷砲 クレハ:「…………。」 気配を察し、”リクガニ”を起動する準備を整える。
伊美風 カシリ:「それで」
伊美風 カシリ:「狐から、あたしたちに伝言の一つもないのかしら?」
フランソワ・レヴナント:「伝言? なんでよ」
フランソワ・レヴナント:「恨み言ならいくつか聞いてるけど」
伊美風 カシリ:「ないならいいのよ」
伊美風 カシリ:「あたし相手に人質が通用するって思うほど、間が抜けてるわけでもないでしょうしね」
伊美風 カシリ:頭をポリポリと掻きながら
伊美風 カシリ:「ま、エイには悪いことになるけど」
フランソワ・レヴナント:「それで、どうするの? 総和との戦争は嫌だし、私としてもさっさとついてきてもらいたいんだけど」
鬼雷砲 クレハ:「おーけー おーけー アタシらの根負けだ」
鬼雷砲 クレハ:「ここいらで潔く……」 ”リクガニ”を起動し、エンジン音を吹かせる。
伊美風 カシリ:「あたしとしてはあんたを転送させた上で総和と商談をして、その金で借金返してもいいのよね」
鬼雷砲 クレハ:「オサラバさせていただくとするぜぇ!!」 急速稼働! 最大出力でこの場から離れようとする。
カルメン・ラジャ:(ま、そう来るだろうね)
伊美風 カシリ:「………あらあら」
フランソワ・レヴナント:「……修羅の国とは聞いていたけど、そこに鬼畜も加えないといけないなんてね」
伊美風 カシリ:「あら?」
鬼雷砲 クレハ:「乗れ!」
伊美風 カシリ:――まだ、薬効は切れていない。飛び乗る
フランソワ・レヴナント:「素直に逃がすとでも?」血で作ったエストックを構える
カルメン・ラジャ:「――ま、そう来るでしょうね」ど んっ。無警告で左を射撃。
鬼雷砲 クレハ:「思わねーよ。アンタら相手に逃げられるなんて」
鬼雷砲 クレハ:「でも、こっちには”殺し屋シカリオ”がいる」
カルメン・ラジャ:L/マグナムバニッシャー。至近距離での戦闘に特化した調律をされた武器。
カルメン・ラジャ:ば ぁん!!空気の破裂音。
カルメン・ラジャ:――本人は反動ですでに”跳び”離れて。
カルメン・ラジャ:ドン、ドン、ドンッ。R/ストライクジャベリン。中距離以遠に特化した貫通力重視の右を続けざまに3発。
伊美風 カシリ:「それじゃあね」
鬼雷砲 クレハ:「ははっ! やっぱり”本業”の人は違うねぇ!」
カルメン・ラジャ:そのまま3回足元を蹴り、加速して――跳躍。
フランソワ・レヴナント:「むっ……!」
カルメン・ラジャ:そして――――
カルメン・ラジャ:リクガニの上に着地。
鬼雷砲 クレハ:「あばよ! カーミラのお嬢さん!」
鬼雷砲 クレハ:振り返る余裕もなく、全力で現場を離脱する。
鬼雷砲 クレハ:実際、紙一重の状況だったのだ。
カルメン・ラジャ:「まずは、殺さなくてよかったと言っておこうかな」右はまだ構えたまま。追ってくるようなら更に撃つ構え。
フランソワ・レヴナント:「この……!」血を追加して肥大化したエストックを投擲するが
カルメン・ラジャ:ドンッ。
カルメン・ラジャ:空気の槍がそれを吹き飛ばす。
カルメン・ラジャ:ぎゃりりと音を立てながら反動で1回転。そしてまた構え直す。
フランソワ・レヴナント:「……思っていたより度胸があるというか、理性があるというか」
フランソワ・レヴナント:生身での追跡が難しい瓦礫や不整地のほうへ逃走するリクガニを見送り、エストックを消す
フランソワ・レヴナント:「……こちらフランソワ。ターゲットはリクガニと共に逃亡」
フランソワ・レヴナント:「──ルートは想定通り。よろしくね、フランソワわたし
GM
GM:シーンエンド ロイスと購入
カルメン・ラジャ:鬼雷砲 クレハ 鉄面尾/◎勿体ない
カルメン・ラジャ:勿体ないは色んな意味での勿体ないが入っています
鬼雷砲 クレハ:ロイスはカーミラ・ファイナンスに 有為/〇絶っ対ぇ許さねぇ!!で取得します
鬼雷砲 クレハ:なるほど……>勿体ない
カルメン・ラジャ:あと、ジェネシフトして100%越えを目指してよかとですか………
鬼雷砲 クレハ:このタイミングで高性能治療キットは使えますか?
カルメン・ラジャ:十字冠の低減を発動させたいので……
伊美風 カシリ:ロイス クソ狐 好奇心(どんな風にしてやろうか)/害意(舐めてくれたわね)
GM:いいですよ<100%
カルメン・ラジャ:じゃあやります、1ダイス
カルメン・ラジャ:96+1d10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+4[4] → 100

カルメン・ラジャ:よっしゃぁ!!!
GM:ジェネシフトがうまい
伊美風 カシリ:むしゃむしゃ
鬼雷砲 クレハ:ジェネうま
カルメン・ラジャ:十字冠の効果発動!!!侵蝕率を(-10+1d10)する!(カン★コーン)
カルメン・ラジャ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

カルメン・ラジャ:-16で84!
鬼雷砲 クレハ:高性能治療キットを使おうと思いますが……
カルメン・ラジャ:やってやって~
鬼雷砲 クレハ:3d10 回復
DoubleCross : (3D10) → 20[6,4,10] → 20

鬼雷砲 クレハ:全回復
GM:つよい
カルメン・ラジャ:かたい
カルメン・ラジャ:購入はウェポンケース
カルメン・ラジャ:4dx+5
DoubleCross : (4DX10+5) → 10[3,4,6,10]+1[1]+5 → 16

カルメン・ラジャ:お、良い感じ
カルメン・ラジャ:財産2点使って購入、小型ロケットランチャーをしまっておきます
鬼雷砲 クレハ:購入はジュラルミンシールドに挑戦(難易度12)
鬼雷砲 クレハ:(2+2-1)dx+1 【調達】
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,3,8]+1 → 9

鬼雷砲 クレハ:失敗
GM

ミドル5 『第三秘書室』

GM:ミドル5 『第三秘書室』 シーンPC:カルメン・ラジャ
GM:登場侵食お願いします
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 9)増加(86 → 95)
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 4)増加(84 → 88)
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 2)増加(87 → 89)
GM
GM:・第三秘書室の動きについて 情報:FHor情報:裏社会 12(カルメン・ラジャ挑戦の場合+5)
・“デジタルフォックス”大萩ミツミについて2 情報:ノヴァリス 9
・起動した生徒について2 情報:噂話 7

鬼雷砲 クレハ:情報収集前にジェネシフトしたいです
カルメン・ラジャ:いけーっ
GM:いいですけど
鬼雷砲 クレハ:では、ダイス2個で
GM:100を超えたらシーン退場になりますが
カルメン・ラジャ:いや
鬼雷砲 クレハ:あれ?
カルメン・ラジャ:100を超えてその後に倒されなければいける
カルメン・ラジャ:はず
GM:ああ、そうだったか
GM:失礼!
カルメン・ラジャ:始まった時100を超えてたらシーンに出られない形
鬼雷砲 クレハ:あ、安心しました……
伊美風 カシリ:私は起動した生徒で
鬼雷砲 クレハ:情報収集に気合を入れたらどっかに吹っ飛んでいく鬼雷砲
カルメン・ラジャ:第三秘書室行くぜ~
カルメン・ラジャ:かわいいね
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2D10(→ 8)増加(95 → 103)
カルメン・ラジャ:情報収集チ~ム、これでカンバン
カルメン・ラジャ:ジェネシフトが上手い
鬼雷砲 クレハ:丁度良い感じに
伊美風 カシリ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[2,3,5,9] → 9

伊美風 カシリ:やったぜ
カルメン・ラジャ:4dx+8
DoubleCross : (4DX10+8) → 9[3,8,8,9]+8 → 17

カルメン・ラジャ:どっせい
鬼雷砲 クレハ:デジタルフォックスを調べます 難易度9
鬼雷砲 クレハ:(2+3+1)dx+1 【情報:ノヴァリス】
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[2,3,4,7,7,10]+8[8]+1 → 19

鬼雷砲 クレハ:何でも知ってる
カルメン・ラジャ:この前から強いなクレハちゃん
伊美風 カシリ:怨念パワーだ
鬼雷砲 クレハ:執念の力ですね。カーミラ・ファイナンスはぜってぇ許さねぇという……

・第三秘書室の動きについて 第三秘書室の中で、旧第43スラムで動いているのは“金獣鏡”フランソワ・レヴナントのみ。
第三秘書室では斥候の役割を持ち、また追撃戦と捜索のプロである。
血液と瓦礫から自身の義体を複数生成することができ、また義体間で意識を移動することができる。
意識を移動させていない義体・本体も簡単な命令であればその通りに動かすことができ、人海戦術を得意とする。

機密ファイルの強奪・内通という緊急の通報をエージェントから受け取り、元吸血係の“殺し屋”も混ざっていることから
第三秘書室から一人が出動した。
しかし、出動は尚早であったという意見も上がっており、抹殺ではなく連行の司令が出ている。

・“デジタルフォックス”大萩ミツミについて2 カーミラファイナンスのエージェントだが、諜報任務中に総和重工と接触。内通者として金銭を授受している。
機密ファイルの強奪を土産に、総和との取引を行う予定だった。

リクガニの内部に機密ファイルを隠し、あくまでも発掘されたという体でみつけさせ、実行犯を除去。
自分はドローンでもってファイルを総和に届け、悠々と寝返るつもりだった。

想定外だったのは、子飼いの“殺し屋”という大駒がこの計画に差し込まれてきたことだろう。

・起動した生徒について2 サエジマエンジニアリングの7次請けであるという情報は本当だ。
しかし、そこには頭に「元」がつく。

起動した生徒の名前は大葉エイ。現在は業者エイを名乗る生徒だ。
現在はダンピール薬品の末端店舗として薬局を経営しているが、裏では足りない資金を集めるために荒野にでることもある。
その際にリクガニを発見した。

大萩ミツミに現場を抑えられ、融資打ち切りをタネに話を合わせることを強要されている。
GM
GM:ラス・ヴィダス外縁 旧第43スラム
GM:あなたたちは第三秘書室──『牙』から逃れ、“リクガニ”の中で今後を話し合うことにした
カルメン・ラジャ:「しかしまあ、面倒なことになったものだ」
鬼雷砲 クレハ:「ふぅーっ! 難を逃れたはいいけど」
鬼雷砲 クレハ:運転をオートパイロットに任せて一息つく。
鬼雷砲 クレハ:「これからどうするか、だ。 まさか本当にカーミラ相手に喧嘩を売るわけにもいかないしな」
伊美風 カシリ:「あたしは崑崙で追手を迎え撃てばいいだけだけど」
伊美風 カシリ:「あんた達はそうはいかないでしょうしね」
鬼雷砲 クレハ:「あー、やだやだ、蛮族の考え方は」
カルメン・ラジャ:「さて、武侠と言えどそう行くものか」
カルメン・ラジャ:「…あぁ、腕のことを言っているのではないよ」
鬼雷砲 クレハ:「アタシ達が相手をしてんのは社会そのものみてーな怪物だ」
鬼雷砲 クレハ:「生活や、名誉が大事なら、そういうとこも上手くやっていかねーと生きてるとは言えないわけだが……うん?」
鬼雷砲 クレハ:ごそごそと座席の下を漁る。
カルメン・ラジャ:「おや」
鬼雷砲 クレハ:「おい……これ……!」 座席の下から取り出したのは何の変哲もないハードパーツだ
鬼雷砲 クレハ:真新しく、黒地に蛍光パープルで塗装された装具……。
鬼雷砲 クレハ:「見覚えがあるぜ……!」
カルメン・ラジャ:「ふうむ……」
伊美風 カシリ:「なにそれ」
鬼雷砲 クレハ:それは大萩ミツミが身に着けていた装具と良く似ていた。
カルメン・ラジャ:「……そうだね。これは確か今年、某が作ったばかりのモデルだ」
カルメン・ラジャ:「量産型と言え、理事会時代のリクガニに乗っているのは辻褄が合わないな」
伊美風 カシリ:「……愉快でない予感が、わんさかするわね」
鬼雷砲 クレハ:「理事会時代の”リクガニ”の中にあるには、ちとトレンド過ぎるブツってわけか」
鬼雷砲 クレハ:「……なあ、こういう”仮定”はどうだ?」
カルメン・ラジャ:「聞かせてほしいな、名探偵」
鬼雷砲 クレハ:「例えば……このアクセを落した某が総和への寝返りを狙っていて……」
鬼雷砲 クレハ:「だからと言って、極秘書類をそのまま向こうに持ち出す事も出来ず」
鬼雷砲 クレハ:「”捨て駒”を使う事でロンダリングをしようとした……とか」
鬼雷砲 クレハ:「”アイツ”にとっては、アタシらの動向なんて手に取る様にわかるわけだしなぁ」
カルメン・ラジャ:「債務者を使うというのは確かに筋が通るね。借金取りとしては当然の業務となるわけだし」
伊美風 カシリ:「と、なると。その話を最初に持ってきたあたしの友達は、元友達と呼ぶかどうか少し考える必要があるわけね」
伊美風 カシリ:「そうなると、偶然でしたじゃないでしょうし」
カルメン・ラジャ:「ん……カシリ嬢のその”お友達”、名前は何と?」
カルメン・ラジャ:「丁度こちらも第三室の動きを知りたかったところだ。バートリ室長の方に連絡を取ってみる」
カルメン・ラジャ:「そのついでに探ってもらおう」
鬼雷砲 クレハ:「カーミラ本社のお偉いさんか」 けっ、と吐き捨てるような口振りで
伊美風 カシリ:「業者エイ」
カルメン・ラジャ:「流石にそろそろ復帰してると思うから…OK」
カルメン・ラジャ:手早くリクガニの通信機器を起動。
カルメン・ラジャ:「……ふむふむ」
カルメン・ラジャ:「……事はそう簡単に割り切れる話でもなさそうだ」
カルメン・ラジャ:「業者エイ、元の名前は大葉エイ。サエジマの7次というのは嘘ではないが……」
カルメン・ラジャ:「頭に”元”が付く、名前を変えたのはその関係かな?」
カルメン・ラジャ:「それで――彼女の薬局は主にダンピール薬品と関連しているが…思ったより経営が良くないという事は」
鬼雷砲 クレハ:「悪名を落すために名前を変えるなんて、ラス・ヴィダスここじゃあよくある事だけど」
鬼雷砲 クレハ:「そいつはちょっとばかしキナ臭いな」
カルメン・ラジャ:「ふむ――――となれば……」
伊美風 カシリ:「右を向けば嘘、左を向けば陰謀」
伊美風 カシリ:「崑崙山の澄んだ暴力が懐かしいわよ」
鬼雷砲 クレハ:「ホームシックか?」
カルメン・ラジャ:「帰りたい故郷があるなら今からでも遅くは無いと思うがね、ともあれ――」
カルメン・ラジャ:「事の発端は、そうだな……この”リクガニ”だろう」
カルメン・ラジャ:「ラス・ヴィダスだけに限らず足りない資産を手に入れる為外縁に出る生徒は多い。君たちもだけれど…」
カルメン・ラジャ:「経営状態の悪い薬局をどうにかしたくて、それの発掘を狙うのは大いにありうることだ」
伊美風 カシリ:「殴って解決する世界が懐かしいんであって、ご飯はラス・ヴィダスの方が好きよ」
鬼雷砲 クレハ:「ま、弱い連中ほど生き残るためには必死にならざるを得ないからな」
カルメン・ラジャ:「なら丁度良いかもしれない。恐らくその某エイはこれリクガニを見つけた際に――――」
鬼雷砲 クレハ:「悪事を働かない人間はいない。それは生きていないのと同じ事だ」
鬼雷砲 クレハ:「ラス・ヴィダスではそれが罷り通る」
カルメン・ラジャ:「”デジタルフォックス”に見られてしまった。彼女はつまりダンピールの上役と言っていいからね」
カルメン・ラジャ:「融資の差し止めやら何やらを口実にすれば、いい具合に動かせる手駒となるわけだ」
鬼雷砲 クレハ:「……話を整理すると、”デジタルフォックス”の奴に全ての因縁が結び付いてるように聞こえるけど?」
カルメン・ラジャ:「そう言っている、恐らく仕掛け人が彼女であることは間違いなさそうだ」
鬼雷砲 クレハ:「はっ! やっぱりそういう事か」
カルメン・ラジャ:「証拠に、第三室の動きが鈍い。そっちまで掌握してるわけじゃない」
カルメン・ラジャ:「出てきているのは先ほどのフランソワ嬢が一人、専門は斥候」
鬼雷砲 クレハ:「強いんだろ? 実際、どのくらいやるヤツなんだ?」
カルメン・ラジャ:「先ほど僕が抱いた違和感にもつながるね。つまり問答無用で排除じゃなく……と」
カルメン・ラジャ:「彼女は自分の義体をいくつか持っていて、それを各所に散らばらせている」
カルメン・ラジャ:「つまり、こんな目立つものを持っていては逃げ切ることはまず難しい」
GM:第三室の人間はいずれも戦闘特化であり、例として
鬼雷砲 クレハ:「……なるほど。本気を出せばアタシらを一網打尽にするなんてわけないヤツが」
鬼雷砲 クレハ:「こうして手をこまねいている。理由があるわけか」
カルメン・ラジャ:「詰まるところ、決めかねているのだと考えればこの中途半端も説明がつく」
GM:旧第43スラムの更地化と徹底的な殲滅。ソレを行ったのは、ほぼフランソワ・レヴナント単騎の仕業だ
鬼雷砲 クレハ:「そんじゃあ、そこんところの隙間に上手く潜り込めば」
鬼雷砲 クレハ:「アタシらが生き残る算段もつくってわけだ」
カルメン・ラジャ:「そう言う事になる」息を付く。
伊美風 カシリ:「ならいいんだけどね」
カルメン・ラジャ:「良かった、先んじて殺さなくて」
カルメン・ラジャ:「殺ってたら言い訳の仕様が無くなる所だった」
伊美風 カシリ:「先立っての問題は」
鬼雷砲 クレハ:「危ないところだったぜ。敵対関係が確実になれば本気でカーミラとドンパチしなきゃあならないとこだった」
伊美風 カシリ:「身内の不祥事を広めないために、あんたのご主人さまがあたしら全員を毒沼に沈めにかからないかどうかね」
カルメン・ラジャ:「そうならないために」
カルメン・ラジャ:「”デジタルフォックス”を抑える必要がある」
鬼雷砲 クレハ:「アンタ、元々は”レディ・カーミラ”のお気に入りだったんだろ?」
カルメン・ラジャ:「多分?」
鬼雷砲 クレハ:「なら、ファイナンスにとっての本当の造反者」
鬼雷砲 クレハ:「”裏切者ダブルクロス”の首を取ってくれば、アタシらの信用も得られる……って解釈していいかな」
カルメン・ラジャ:「恐らくはね。そこを見誤るような人ではないよ」
カルメン・ラジャ:「ま、気まぐれで吹っ飛ばされることも多々だけど」
伊美風 カシリ:「あたしは」
伊美風 カシリ:「エリザベート・シェリダンの器を知らない」
伊美風 カシリ:「猜疑に囚われてあたし達を黙らせに掛かるちっぽけなダニなのか」
伊美風 カシリ:「多少の出血なんて気にせず、」
伊美風 カシリ:「身内の恥に頭を下げれる人間なのか」
伊美風 カシリ:「……あんたのご主人さまは、踏み潰せる相手に筋道を通すかしらね?」
カルメン・ラジャ:「そこは僕の管轄じゃあないな」
鬼雷砲 クレハ:「別に頭を下げてもらう必要もないんじゃねぇの?」
鬼雷砲 クレハ:「合理的判断、ってやつだ。どちらを切り捨てる方が自分にとって利益が出るか」
伊美風 カシリ:「下の責任を取らない上は、カスよ」
鬼雷砲 クレハ:「”デジタルフォックス”の首には、判断の秤を傾けるだけの価値がある」
伊美風 カシリ:「あたしは金返してないからいいんだけど、あたしの友達を下が脅した責任ってのは、あるでしょ」
カルメン・ラジャ:(…きっと、二人とも勘違いをしているんだろうな)と思うが言わない。言う必要がないから。
伊美風 カシリ:「……ま」
伊美風 カシリ:「後は、今話しても、か」
カルメン・ラジャ:カーミラ・ファイナンスなんてものは所詮――エリザベート・シェリダンただ一人の付属物に過ぎない。その全てが。
カルメン・ラジャ:彼女一人いれば問題がない。そう言った事をきっと骨の髄まで理解できてるのは、この場で自分だけだ。
バートリ・レ・ファニュ:『お話は終わりましたか?』
カルメン・ラジャ:「ええ、お待たせして申し訳ない。室長」
鬼雷砲 クレハ:(お偉いさんか……)
バートリ・レ・ファニュ:『いえ、構いませんよ。諜報エージェントは第二室の管轄でしたから』
カルメン・ラジャ:「それで、動きの方はどういった具合で?」
バートリ・レ・ファニュ:『あなたの睨み通りですよ。第三室の中でもあなたの扱いは割れています』
カルメン・ラジャ:「格好をつけた甲斐はあったという事で」
バートリ・レ・ファニュ:『ひとまずは抹殺ではなく連行という形でフランソワが派遣されています』
バートリ・レ・ファニュ:『抵抗すれば抹殺もやむなし、ということだったので』
バートリ・レ・ファニュ:『真っ先に逃走を選んだのは英断でしたね』
カルメン・ラジャ:「判断が間違って無くて何より。こういった事を考えるのは少々苦手でして」
バートリ・レ・ファニュ:『ただ、私のほうから第三室にこれ以上の干渉は難しいですね』
バートリ・レ・ファニュ:『抹殺命令が出ないようにするくらいがせいぜいです』
バートリ・レ・ファニュ:『ただ、狐が捕まりさえすれば、あとはこちらで』
カルメン・ラジャ:「それだけでも法外の幸運ですよ。勝利の女神とでもお呼びした方が良いですか?」
バートリ・レ・ファニュ:『はいはい』
カルメン・ラジャ:肩をすくめる。
バートリ・レ・ファニュ:『……お二方も、私になにか質問などございますか?』
鬼雷砲 クレハ:「……一つ質問だ」
バートリ・レ・ファニュ:『なんなりと』
鬼雷砲 クレハ:「”デジタルフォックス”のヤツが私欲のためにアタシらを嵌めようとしたって事はわかった……けど」
鬼雷砲 クレハ:「”デジタルフォックス”が動いた事すら、誰かの思惑に乗せられた──なんて可能性は?」
バートリ・レ・ファニュ:『質問に質問で返すようですが』
バートリ・レ・ファニュ:『それを聞いてどうしようと?』
鬼雷砲 クレハ:「いいや。どうしようって気もないし、どうする事もできねぇ」
鬼雷砲 クレハ:「ただ……アンタの口からその回答を聞いてみたくなっただけさ」
鬼雷砲 クレハ:「アタシ自身の納得の為にも」
バートリ・レ・ファニュ:『納得ですか。……なるほど、それは大事ですね』くすりと通信越しに微笑む気配
カルメン・ラジャ:(上機嫌だ、珍しい)
バートリ・レ・ファニュ:『諜報担当の第二室の長として、こういったことに断言することはできません』
バートリ・レ・ファニュ:『もしかしたら総和の人間に唆されたのかもしれませんし、第二室に真の裏切り者がいるのやも』
バートリ・レ・ファニュ:『……ですが、可能性は低いかと』
バートリ・レ・ファニュ:『“デジタルフォックス”は優秀ですが軽薄です』
バートリ・レ・ファニュ:『もし誰かが彼女をのせたのだとしても……ムキになるほど重要な話にはさせないでしょう』
鬼雷砲 クレハ:「はっ、ははっ! なるほどね」 軽く笑う。
鬼雷砲 クレハ:「オーケー。ここはアンタのその誠実さを信用する事にするよ」
鬼雷砲 クレハ:「まともに取り合ってくれてありがとな」
伊美風 カシリ:「あたしからも、一つ」
カルメン・ラジャ:「良い女性ひとでしょ?」ぱちんとウィンク。
バートリ・レ・ファニュ:『なんなりと』
鬼雷砲 クレハ:先ほどの質問……あれは”悪魔の証明”のような解答不可能な問いかけだ。
鬼雷砲 クレハ:にも関わらず、切り捨てるでもなく、誤魔化すでもなく、誠実な対応で返してくれた。
鬼雷砲 クレハ:彼女に対して信用を置くには十分だ。
伊美風 カシリ:「調べた通り、業者エイは狐の共犯者なわけだけれど。脅されたとはいえね」
鬼雷砲 クレハ:「ああ……良い女だ」
伊美風 カシリ:「おたくらの会社が、ペナルティを与える可能性は?」
バートリ・レ・ファニュ:『ふむ……ご友人が心配ですか?』
バートリ・レ・ファニュ:『ダンピール薬品の管轄ですから、処罰はあちらに任せることになるでしょうが……』
バートリ・レ・ファニュ:『お望みなら、担当者には言い含んでおきますよ』
バートリ・レ・ファニュ:『本社からなにかペナルティを与えることはないでしょう』
バートリ・レ・ファニュ:『良い意味でも悪い意味でも、社長はあなたのご友人には興味がありませんから』
カルメン・ラジャ:(だろうなあ)
伊美風 カシリ:「そう、じゃあ言っておいて」
伊美風 カシリ:「あたしの方は、まぁもともと金を返してないわけだから、追加で一勝負あるでしょうけど」
伊美風 カシリ:「外道の自業自得は必然だけど、善人が悪因に巻き込まれるのは面白くないからね」
伊美風 カシリ:「……頼んだわよ」
バートリ・レ・ファニュ:『承知しました』
カルメン・ラジャ:「…さてと、そろそろかな」
カルメン・ラジャ:腰の拳銃を持つ。
伊美風 カシリ:「ええ」
バートリ・レ・ファニュ:『よろしくおねがいしますね。それでは』
GM:通信が切れる
鬼雷砲 クレハ:「……ああ」
カルメン・ラジャ:それを先ほどとは逆に組み合わせる。RL/形態モード:ストライクバニッシャー。
カルメン・ラジャ:「外に出て迎撃するから、援護は任せるよ。クレハ嬢」
鬼雷砲 クレハ:「おーけー。任せて」 ガツッ ガツッ と拳を打ち鳴らしながら
カルメン・ラジャ:言い残してハッチを開け、リクガニの上へ出ていった。
伊美風 カシリ:「あたしは、少し寝る」
鬼雷砲 クレハ:「じゃっ、やろうか。狐狩りを」
伊美風 カシリ:「ええ、狩りの時間には起こして頂戴」
GM

ミドル5-1『伊美風カシリと業者エイの場合』

GM:リクガニ内部
伊美風 カシリ:――エイの通信端末に、連絡をする。
GM:少しの間コール音がなった後、彼女が連絡に出た
業者エイ:『はい、こちら業者薬局』
伊美風 カシリ:「はろー、あろー。あたしよ」
業者エイ:『……なんだカシリかヨ。知らん番号からかけてくるんじゃねーヨ』
業者エイ:『…………で、戻らずに途中でオイラにかけてきたってことは、ダ』
業者エイ:『どこまでわかっタ?』
伊美風 カシリ:「全部」
業者エイ:『カァ、優秀だネェ』
業者エイ:『……悪いとは思ってるシ、謝罪一つで許される話じゃないのは、わかってるサ。でも』
業者エイ:『すまなかっタ』
業者エイ:『こいつだけは、言わせてくレ』
伊美風 カシリ:「別にいいわよ」
伊美風 カシリ:「金、材料、その他諸々」
伊美風 カシリ:「あたしがあんたにかけた迷惑の山を思えば、帳尻はまだ足りないくらいよ」
業者エイ:『……迷惑かけた自覚はあったんだナ』
伊美風 カシリ:「あたしは人の道から外れてるけど、人の道を忘れたわけじゃない」
伊美風 カシリ:「小学校にも通ったことあるんだからね。道徳の授業だって受けてたんだから」
伊美風 カシリ:「ま、それでも迷惑かけるのが、あたしが人の道から外れてるところなんでしょうね」
業者エイ:『たしかに、オマエは外道で薬中で、どうしようもないアホだよ』
業者エイ:『そこにバカとウスノロもつけて……その上で、オイラは友人だとおもってるヨ』
伊美風 カシリ:くすり
伊美風 カシリ:「なら、その友情に、一つ報いるとしましょうか」
伊美風 カシリ:「カーミラの第二室と話をした」
業者エイ:『……は?』
伊美風 カシリ:「この1件がどう転ぼうと、あんたにペナルティが行かないように、一声掛けてくれるってさ」
業者エイ:『第二室って、“レディ・カーミラ”の第二秘書室のことかイ。なんでまタ』
伊美風 カシリ:「あたしにだって畜生のコネはあるってことよ」
伊美風 カシリ:「――エイちゃん」
伊美風 カシリ:「安心していいわよ。狐退治がどう転ぼうと、あんたは無事」
伊美風 カシリ:「絵図は解いたからね。ダニの親玉が狐を赦すことは、ないでしょう」
業者エイ:『……そんな凄いところとコネがあるんなら、オイラのところのツケもさっさと払ってほしいもんだけどナ』
伊美風 カシリ:「使い捨てのコネよ。巻き込まれた腕ききから、伸びた蔓」
伊美風 カシリ:「それに、あたしの借金を返す当ても吹き飛んだわけだからね」
伊美風 カシリ:「カーミラがあたしにどんなペナルティを貸すか、あたしがどこまで戦えるかは分からないけど」
伊美風 カシリ:「……ま、これ以上の借金は、増えないでしょうよ」
業者エイ:『難儀なもんだねぇ……アテが吹き飛んだって、リクガニはどうしたヨ』
伊美風 カシリ:「先約があるのよ」
伊美風 カシリ:「リクガニを捌くルート飛びそうだし、なんならぶっ壊れるかもしれないしね」
業者エイ:『おいおい、だったらオイラのことになんか使わないで、その一回きりのコネはオマエのために使っとけヨ……』
伊美風 カシリ:「金を返さないあたしが、貸した相手になにかされるのは、当然の因果」
伊美風 カシリ:「けど、あんたは違うでしょ」
伊美風 カシリ:「仁義八行を溝に捨てた、亡八同然の畜生の巣。それがラス・ヴィダス」
伊美風 カシリ:「けど、白いカラスが一匹いれば、ラス・ヴィダスには黒いカラスだけじゃないって言えるでしょ」
伊美風 カシリ:「エイちゃん。あんたはあたしの友達よ。あんたがあたしを友達と呼んだことは、あたしの誇り」
伊美風 カシリ:「呪われた学区に一粒ある、砂金」
伊美風 カシリ:「そのために死ぬつもりはないけれど」
伊美風 カシリ:「そのためになにかできることがあるなら、するわよ。迷惑、掛けてきたしね」
業者エイ:『……オイラも随分と買いかぶられたねェ』
業者エイ:『サエジマから追い出されて四苦八苦してるだけの凡人だヨ、オイラは』
伊美風 カシリ:「いいじゃない」
伊美風 カシリ:「聖女サマより、お人よしの凡人のほうが、あたしは好きよ」
業者エイ:『ケッ』
業者エイ:『……例の酒、まだ開けてねーゾ』
業者エイ:『返すもん返して、オイラんとこで飲むゾ』
伊美風 カシリ:「ええ」
伊美風 カシリ:「楽しみましょう」
業者エイ:『話は終わりカ? まだ営業中なんだヨ』
伊美風 カシリ:「話は終わりよ」
伊美風 カシリ:「後は、後にしましょう」
伊美風 カシリ:――にまり、笑って。
伊美風 カシリ:「蜜より甘い復讐の後に、口直しの酒が欲しくなるからね」
GM

ミドル5-2『鬼雷砲クレハとカルメン・ラジャの場合』

鬼雷砲 クレハ:■旧第43スラム  ~”リクガニ”外周~
鬼雷砲 クレハ:周辺地帯の警戒と”デジタルフォックス”の捜索の為に鬼雷砲クレハとカルメン・ラジャは廃墟の海を歩いていた。
鬼雷砲 クレハ:周囲には瓦礫の山とここに住んでいたであろう人間の置き忘れ、そして複数の弾痕が生々しく残っている。
カルメン・ラジャ:「ふうん」
カルメン・ラジャ:手早く見分。
カルメン・ラジャ:「ここは外れかな、使われている痕じゃない」
鬼雷砲 クレハ:「ちっ……」 腰を屈めながら瓦礫をどかすがこれといった成果はない。
鬼雷砲 クレハ:「狐女はここには来なかったみたいだな」
カルメン・ラジャ:銃を握ってから、彼女の雰囲気は先ほどの戦闘時のソレだ。
カルメン・ラジャ:「そうだね、次を当たろう」
鬼雷砲 クレハ:「ああ────」 と言って立ち上がった瞬間
鬼雷砲 クレハ:「あ……」 ふらりと、膝から崩れるように……
カルメン・ラジャ:「……」《軽功》。音もなくその肩を持つ。
カルメン・ラジャ:「なるほどね、余程悪いようだ」
鬼雷砲 クレハ:「くっ…… すまない」 弱った足腰をなんとか使いながら、瓦礫に腰を落ち着かせる。
鬼雷砲 クレハ:「ごほっ げほっ げほっ!」 咳込み
カルメン・ラジャ:「肺雑音。気になってはいたけれど」
カルメン・ラジャ:「堕天病か」
鬼雷砲 クレハ:「へ、へへへ……」 口元に滲んだ血を拭い
鬼雷砲 クレハ:「流石は”殺し屋”さんだ。話さなくてもわかっちゃうか」
カルメン・ラジャ:「呼吸には造詣が深くてね」
カルメン・ラジャ:「それに、死相が出てる人も良く見てきた」
鬼雷砲 クレハ:パチッ と首元のロックを外す。
鬼雷砲 クレハ:そのまま胸部装甲をパージ。
カルメン・ラジャ:「……」普段の彼女なら軽口でも叩くだろうが、今は仕事中であり――そして。
鬼雷砲 クレハ:重厚な装甲版の下から現れる肉体は、年齢相応のきめ細やかな肌。
鬼雷砲 クレハ:なだらかな丘隆を追いかけて行くと……
鬼雷砲 クレハ:鎖骨下、胸郭を貫くような形で黒い、ゴツゴツとした結晶がそこに見える。
カルメン・ラジャ:「……進行が酷いな」
カルメン・ラジャ:あくまで冷徹に。その”戦力”を見極める。
鬼雷砲 クレハ:「おかげさんで、肺の方にまで進んでやがる。」 ”物量”はそれなりの物だ……その中心に楔の様に打ち付けられた結晶が痛々しい。
カルメン・ラジャ:「最近成績が下がったのもそれ?」
鬼雷砲 クレハ:「……アンタに隠したって仕方がないな」
カルメン・ラジャ:「戦力の把握は、殺しに必要だからね」
鬼雷砲 クレハ:「アタシの能力は見ただろう? 血を媒介とした機械強化」
鬼雷砲 クレハ:「その血に力を与える臓器……心肺が駄目になったらそれはもう仕方がねぇ」
鬼雷砲 クレハ:「ごほっ ごほっ ……はあ、はあ」 息苦しそうにしながら、錠剤を口に含む。
カルメン・ラジャ:「…………」それを見つめる。
カルメン・ラジャ:「少し待って」
カルメン・ラジャ:左の拳銃を――構える。
鬼雷砲 クレハ:「な……」
カルメン・ラジャ:「動かないで」
カルメン・ラジャ:狙いは肺よりも少し下。腹の辺り。
鬼雷砲 クレハ:「…………。」
鬼雷砲 クレハ:「ああ」
カルメン・ラジャ:――どぉん。破裂音と同時に――
カルメン・ラジャ:腹の空気が、一気に押し出される。
カルメン・ラジャ:「――呼吸には造詣が深いんだ。まずは息を吐き切ることが肝要」
鬼雷砲 クレハ:「ごっ あ、ぁぁ……!」
カルメン・ラジャ:「――全部出きったと思っても、我慢して」
カルメン・ラジャ:「そして、限界が来たら――――吸うんだ」
鬼雷砲 クレハ:喉の奥から空気が……絞り出されるようにして放出される。
鬼雷砲 クレハ:そして、最後には血と痰が混じったようなピンク色の塊が出たところで
鬼雷砲 クレハ:「ひゅうぅうううううううううううううう!!」
カルメン・ラジャ:それを、眺め続ける。
カルメン・ラジャ:「吸いきったら――その後暫く溜めて」
鬼雷砲 クレハ:「…………ぅ」
カルメン・ラジャ:「そしてまた全て吐いて、また吸う。そのサイクルが一番効率が良い」
カルメン・ラジャ:「簡単な理屈だ。心肺エンジンがダメなら、効率的な回し方を覚える方が良い」
鬼雷砲 クレハ:あまりのスパルタぶりに、目尻には涙が滲む。
鬼雷砲 クレハ:「呼、吸の専門家に見てもらえるなんて……ありがたいね」
カルメン・ラジャ:「サービスさ、僕としても戦力が滞るのは避けたいから」
鬼雷砲 クレハ:「…………か、はっ!」 「ひゅうぅううううう」 「…………っ」
鬼雷砲 クレハ:――――繰り返す。
カルメン・ラジャ:「それを覚えれば、少しぐらいはマシになるはずだ」
鬼雷砲 クレハ:何度も何度も、肉体に活力を取り戻すまで。
カルメン・ラジャ:「崑崙の連中なら”気を回す”とでもいうのだろうけど、僕のやり方ですまないね」
鬼雷砲 クレハ:「いいや……正道な方法を覚えるには流石に時間がない」
カルメン・ラジャ:「そうだろうね、キミのそれは根治する手段があるわけじゃ無い」
鬼雷砲 クレハ:何度も繰り返しているうちに、顔色に少しだけ赤みが帰ってきた。
カルメン・ラジャ:「対症療法であることに変わりはないが――まあ、我慢してほしい」
鬼雷砲 クレハ:「その辺は流石に諦めてるよ」
鬼雷砲 クレハ:「今、この日、この戦い」
鬼雷砲 クレハ:「それが出来るのなら文句はないさ」
カルメン・ラジャ:「良いねグッド
カルメン・ラジャ:「仕事中じゃ無ければ口説き直してた所だ」
鬼雷砲 クレハ:「願わくばアタシが栄光を取り戻すまでは……この調子でいたいものだけどね」
鬼雷砲 クレハ:「へ、へへ……」
鬼雷砲 クレハ:「アンタも、”吸血係”のいけ好かねー女だと思ってたけど」
鬼雷砲 クレハ:「結構良い所もあるんだな」
カルメン・ラジャ:「…そうかな」
カルメン・ラジャ:「…身体で覚えた業は忘れることもないだろう。きっと人気の血にもなるはずだ」
カルメン・ラジャ:「酸素量が増えるからね」
鬼雷砲 クレハ:「……努力は続ける」
カルメン・ラジャ:「それに――僕は良い人なんかじゃあない」
カルメン・ラジャ:「例えば、こうやって今君に色々教えたけれど――」……名前を呼んでいない。
カルメン・ラジャ:「それとはまったく別に、僕は君を殺せる・・・・・・・
鬼雷砲 クレハ:「…………ああ」
カルメン・ラジャ:「そう言う人種が良い人なわけないだろう?」
鬼雷砲 クレハ:「”殺し屋”としての習慣ってヤツかい? それは」
カルメン・ラジャ:「”外”のころからさ」
カルメン・ラジャ:「結局のところ、僕の仕事はそれしかないからね」
鬼雷砲 クレハ:「”人殺し”が仕事か……」 無論、”外”での人殺しとは字義通りの意味であろう。
鬼雷砲 クレハ:「でも、だからといって」
鬼雷砲 クレハ:「アタシはあんたの事を……まあ、それなりにだけど気に入ってるんだぜ」
鬼雷砲 クレハ:「あんた……この期に及んで誠実に、言葉を選んでる」
カルメン・ラジャ:「必要がないからね。それに、嘘をつくのは好きじゃない」
鬼雷砲 クレハ:「あんたにとってはそんな些細な事だとしても」
鬼雷砲 クレハ:「裏切られ続けた人間にとっては、そんな些細な事が救いになるのさ」
鬼雷砲 クレハ:「……”あの世”までこの思い出を持って行こうと思うくらいにね」
カルメン・ラジャ:「…やれやれ。それは殺し文句という奴だよ」
カルメン・ラジャ:「せめて仕事中以外で聞きたかった」
鬼雷砲 クレハ:「やったね。”殺し屋”から殺しの一本を取ってやった」
カルメン・ラジャ:「殺したければ、後でもう一度囁いてくれ」
カルメン・ラジャ:「行こうか、休憩もいい頃合いだろう?」
鬼雷砲 クレハ:「……ああ」 腰を上げる。先ほどよりも軽やかな動きで
鬼雷砲 クレハ:「……仕事が終わったら。その時はまた、な」
鬼雷砲 クレハ:そう言って、二人は再び歩き去る。
鬼雷砲 クレハ:狐狩りの夜は続く。

GM:シーンエンド ロイスとラスト購入
カルメン・ラジャ:鬼雷砲 クレハ 鉄面尾/◎勿体ない → ◎一本取られた/勿体ない に変更
鬼雷砲 クレハ:ロイスはカーミラ・ファイナンスへの感情を有為/〇絶っ対ぇ許さねぇ!! → 〇……今回は一旦信用してやるぜ!/警戒心 に
カルメン・ラジャ:購入はうーん
カルメン・ラジャ:予備のブルゲでも狙っておくか
カルメン・ラジャ:4dx+5
DoubleCross : (4DX10+5) → 9[1,2,8,9]+5 → 14

鬼雷砲 クレハ:そして、カルメンさんへの感情を〇有為/変なオンナ → 〇信頼/悲しいオンナ に変更します
カルメン・ラジャ:悲しい……
カルメン・ラジャ:財産も足りないのでこちらは終わり
鬼雷砲 クレハ:購入はジュラルミンシールド(難易度12)に挑戦
カルメン・ラジャ:その前に侵蝕を低減しなされ
鬼雷砲 クレハ:(2+3-1)dx+1 【調達】
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[1,2,3,10]+5[5]+1 → 16

カルメン・ラジャ:お、買えてる
鬼雷砲 クレハ:買えた!
鬼雷砲 クレハ:装備しておきます。
鬼雷砲 クレハ:そして一番重要な十字冠による減少処理……!
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を10+1D10(→ 12)減少(103 → 91)
鬼雷砲 クレハ:以上です
伊美風 カシリ:ロイス、今のままで
伊美風 カシリ:買うものもおくすりでマイナーが埋まる貯めなし
GM

クライマックス 『フランソワ・レヴナント』

GM:クライマックス 『フランソワ・レヴナント』 登場PC:全員
GM:登場侵食おねがいします
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を1D10(→ 9)増加(88 → 97)
カルメン・ラジャ:最後まで跳ねるなお前
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を1D10(→ 1)増加(91 → 92)
鬼雷砲 クレハ:カーミラ・ファイナンスと和解して落ち着いた
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を1D10(→ 3)増加(89 → 92)
伊美風 カシリ:友だちと話して落ち着いてる
GM
GM:あなたたちは手分けして下手人……“デジタルフォックス”の行方を追い
GM:乗り捨てられた車、使用していたドローンのかけら等から、とうとう潜伏場所を見つけ出した
大萩ミツミ:「……あれ、意外と早いなぁ」旧第43スラムの北側。まだ比較的建造物の形が残っている区画のすみでくつろいでいた
GM:おそらく意識を移していない個体だろう。無表情で(ちょっと嫌そうな雰囲気を出しつつ)フランソワ・レヴナントの義体が給仕をしていた
鬼雷砲 クレハ:「随分と余裕じゃあねぇの」
カルメン・ラジャ:「さて、言い残す言葉はそれでいいのかな?」
伊美風 カシリ:コキコキと首を鳴らしている。
大萩ミツミ:「なんのことだか。私は君たちに脅されて道案内と運転をさせられた、哀れなエリート様だぜ?」
カルメン・ラジャ:「僕は聞いているのだが?」
カルメン・ラジャ:「本当に、それで、良いのかと」
大萩ミツミ:「辞世の句はまだ読むつもりはなくってね」
カルメン・ラジャ:普段の軽薄な雰囲気は何処にもない。
カルメン・ラジャ:凪いだ水面を思わせる瞳が見つめるだけだ。
大萩ミツミ:「それにねぇ。相手は『牙』、それも追撃戦と斥候のプロだぞ」
大萩ミツミ:「──本当にその目をかいくぐって、私を自力でみつけたって思ってるのかい?」
鬼雷砲 クレハ:「まさか……!」
カルメン・ラジャ:「いいや?」
フランソワ・レヴナント:「無駄話はそこまでよ、大萩ミツミ」
カルメン・ラジャ:「そうだろうとは思ってたけど(うっすらとだけど)」
フランソワ・レヴナント:あなたたちの背後から、黒い全身スーツに金髪の吸血鬼が現れる
鬼雷砲 クレハ:「ふぅ~~~~…………やれやれ」
フランソワ・レヴナント:背後だけではない。給仕をしていた個体が持たされていた盆を地面に叩きつけてからエストックを持ち
鬼雷砲 クレハ:「あのな、アタシはこんなタイミングで『牙』が追いつくなんて全然思ってもいなかったし」
フランソワ・レヴナント:あなたたちを包囲するように、複数の『フランソワ』が現れる
鬼雷砲 クレハ:「あんたが抵抗する気満々で待ち構えている事も知らなかった」
鬼雷砲 クレハ:「この状況は……アタシにとっちゃあまったくの寝耳に水で……正直、やべぇと思ってる」
鬼雷砲 クレハ:「だが……それがどうした?」
伊美風 カシリ:「そうね、もう少し骨がないと思っていたわ」
カルメン・ラジャ:「”何も邪魔が入らない作戦は、その成立を疑え”…昔の教えさ」
鬼雷砲 クレハ:「想定外の状況なんて、予想外の悪夢なんて!」
伊美風 カシリ:「だから、お楽しみがないと思ってた」
鬼雷砲 クレハ:「ノヴァリス・ファイターにとっては日常茶飯事なんだよォ! ボケがァッ!!」
鬼雷砲 クレハ:ぺっ!
鬼雷砲 クレハ:「全員ぶっ倒して……それで終いだッ!!」
カルメン・ラジャ:「そう言う事だ、必要なら殺すだけ」
伊美風 カシリ:「話は速いってことよ」
伊美風 カシリ:「殺し屋に、ノヴァリスファイターに、殺し屋」
伊美風 カシリ:「罠の一つ二つ、前菜にもならないわ」
カルメン・ラジャ:「おや、同業だったとは聞いてないが?」
伊美風 カシリ:「あら、言わなかった?」
伊美風 カシリ:「あたしの志望、暗殺者だったのよ」
伊美風 カシリ:「卒業後の進路ってやつ」
カルメン・ラジャ:「へぇ、それはそれは」
カルメン・ラジャ:「奇特な子もいるものだ」
伊美風 カシリ:「強さを跳ね上げられるっていうのは、油断を誘えるでしょ?」
フランソワ・レヴナント:「……残念だわ」
カルメン・ラジャ:「お勧めはしないな、武侠の在り方から大分外れてるから」
鬼雷砲 クレハ:「へぇ……そいつはまた 難儀な道だ」
伊美風 カシリ:「あたしのあだ名は外道丹。かわいく卑怯なゲドウダンよ」
伊美風 カシリ:「道を忘れてないけど、外れてるのはハナっからよ」
フランソワ・レヴナント:「抵抗するなら、少し痛い目をみてもらうわ。懲罰委員会で、ご主人さまに言い訳する準備はよくって?」
カルメン・ラジャ:「ああ、君たちは考えなくていいらしいから」
カルメン・ラジャ:「墓碑銘に刻む名前だけ教えてもらうと助かるな」
フランソワ・レヴナント:「生意気ね」
フランソワ・レヴナント:作り出したエストックを構え、獣のように低く構える
フランソワ・レヴナント:「さて・・・何度目で音を上げるかしら」
GM:──殺気。戦闘経験のある者ほど敏感で、そして恐れる、強者特有の波動。それにレネゲイドが混ぜられた威嚇に
GM:あなたたちのレネゲイドも否応なしに反応する!
GM:衝動判定! 難易度9!
伊美風 カシリ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[4,6,8,10]+2[2] → 12

伊美風 カシリ:こいつ……
鬼雷砲 クレハ:(2+3-1)dx+1+2 【意志】
DoubleCross : (4DX10+3) → 7[1,3,5,7]+3 → 10

伊美風 カシリ:暴走するビルドなのに
カルメン・ラジャ:7dx-1
DoubleCross : (7DX10-1) → 10[1,1,2,5,8,8,10]+1[1]-1 → 10

鬼雷砲 クレハ:あ、危ない……
カルメン・ラジャ:暴走ギミックはちゃんとやらないとね
カルメン・ラジャ:ロケッペーン1を見ればそう思うようになる()
鬼雷砲 クレハ:なんと
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を2D10(→ 17)増加(97 → 114)
カルメン・ラジャ:跳ねるなあ
伊美風 カシリ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 4[1,3] → 4

伊美風 カシリ:???
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2D10(→ 19)増加(92 → 111)
鬼雷砲 クレハ:グワーッ!!??
カルメン・ラジャ:差が
伊美風 カシリ:一回は死ねるな
GM:そして、悪意の混沌と渦巻く地であっても。大十字冠はあなたたちの決意を照らし、光り輝く

【神聖二重冠(ダブルクロス)】 クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。

あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。

・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。

・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。

・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。

・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。

エンゲージ
フランソワ・レヴナント 大萩ミツミ

10m

“フランソワ”-5mーPC陣ー5mー“フランソワ”

5m

“フランソワ”
GM:また、この戦闘ではヴィークル“リクガニ”を使用可能です
カルメン・ラジャ:なにっ
鬼雷砲 クレハ:”リクガニ”ちゃんが!

“リクガニ” 種別:ヴィークル
技能:任意の「運転」
攻撃力:8 行動:-3
装甲:8 全力移動:150m

「PAアーマー」を装備したキャラクターが搭乗している場合、『第3世代雷轟砲』を使用可能。

『第3世代雷轟砲』 タイミング:オート
マイナーアクション時にでオートアクションで使用可能。任意のキャラクターに5d10のダメージを与える。ラウンド一回
カルメン・ラジャ:便利な奴だ!
鬼雷砲 クレハ:”リクガニ”ちゃんが一緒に戦ってくれるなんて……やった!
伊美風 カシリ:かわいい!
GM:希望するなら搭乗状態で戦闘開始シても構いません
鬼雷砲 クレハ:搭乗状態で戦闘開始したいです。
GM:OK ではセットアップから
カルメン・ラジャ:まだ使う時じゃないな、無し!
GM:エネミー側はなし
鬼雷砲 クレハ:セットアップで 【コンボ:血脈、起動】 《ブラッドコート》+《鮮血の奏者》 侵蝕率+6 HPを消費して、攻撃力・ガード値Up
伊美風 カシリ:肉体改造!
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を6増加(111 → 117)
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を3増加(96 → 99)
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハのHPを4減少(40 → 36)
鬼雷砲 クレハ:自分自身の 攻撃力+21 ガード値+14します
カルメン・ラジャ:すげ~
伊美風 カシリ:素手のガード値、攻撃力 +3
伊美風 カシリ:一発ぐらいはしのげるか……?
GM:ではイニシアチブ
フランソワ・レヴナント:《加速する刻》
カルメン・ラジャ:グエーッ
フランソワ・レヴナント:イニシアチブにメインプロセスを実行
伊美風 カシリ:くるかー
鬼雷砲 クレハ:こい!
フランソワ・レヴナント:マイナー 《ブラッドコントロール》+《ハンティングスタイル》+《赫き剣》
カルメン・ラジャ:こっち来た!
フランソワ・レヴナント:HPを8点消費しつつ武器作成 そしてPCたちにエンゲージ
フランソワ・レヴナント:メジャー ▼金獣尖剣 《渇きの主》+《血の宴》+《朱色の大斧》+《コンセントレイト》
フランソワ・レヴナント:対象はPC全員
カルメン・ラジャ:ウワーッ範囲だ!
伊美風 カシリ:ぎゃワーッ
鬼雷砲 クレハ:朱色の大斧とは
フランソワ・レヴナント:命中したら回復しつつ、シーン中の白兵攻撃威力上昇するわ
フランソワ・レヴナント:18dx7+6
DoubleCross : (18DX7+6) → 10[1,1,1,2,3,4,5,5,5,5,5,6,7,7,8,10,10,10]+10[3,4,4,6,6,9]+10[9]+10[9]+1[1]+6 → 47

カルメン・ラジャ:でかあい
鬼雷砲 クレハ:ぎゃーっ!
伊美風 カシリ:ダメ元ガード ガード値3
カルメン・ラジャ:ライダーたすけて!!!
鬼雷砲 クレハ:《炎陣》でカルメンさんをカバーリング!
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2増加(117 → 119)
カルメン・ラジャ:ありがと~~~~
鬼雷砲 クレハ:さらにガード時に《氷盾》でガード値を増やします
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2増加(119 → 121)
フランソワ・レヴナント:5d10+9 装甲無視。HP4点消費して24点回復。武器作成込みで差し引き12点分プラス
DoubleCross : (5D10+9) → 16[2,4,1,2,7]+9 → 25

カルメン・ラジャ:あっ思ったより低い
GM:ミスった。9じゃなくて18だ
カルメン・ラジャ:思ったより高い
GM:だから34!
鬼雷砲 クレハ:ぐ……せっかく”リクガニ”に乗っているのに装甲無視とは……
鬼雷砲 クレハ:ガード値は45しかないのに!
伊美風 カシリ:2 足りた
カルメン・ラジャ:”しか”
GM:しか
鬼雷砲 クレハ:弾きます カキーン
カルメン・ラジャ:こわ~
伊美風 カシリ:ので死亡 リザレクト
伊美風 カシリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

伊美風 カシリ:百を越えた
GM:でも範囲カバーだから……いや、倍になってから計算するのは軽減だけか
カルメン・ラジャ:そうだぜ
カルメン・ラジャ:高いガード値はそれだけで強い
カルメン・ラジャ:まあぼくなら貫けるが……
GM:だが命中はしたから、次の攻撃から威力が跳ね上がるぜ
カルメン・ラジャ:ヌウ―ッ
鬼雷砲 クレハ:ガード無視の”殺し屋”様め……!
フランソワ・レヴナント:では本来の手番。だけど一度待機するわ
カルメン・ラジャ:ヌッ
伊美風 カシリ:こ、こわい
カルメン・ラジャ:ではイニシアチブ7で私の手番かな
GM:どうぞ
カルメン・ラジャ:マイナー無し、メジャー
カルメン・ラジャ:SS/執行開始イジェクション:《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート:射撃》《マルチウェポン》:5(8)dx7+1(2):装甲無視・ガード不可/攻撃29:侵蝕+7
カルメン・ラジャ:《零距離射撃》周りを抜いて普通に射撃します。
カルメン・ラジャ:対象は後ろっかわにいるフランソワ!
カルメン・ラジャ:命中が不安な事だけが心配だが何とかなれーっ!!!
カルメン・ラジャ:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,1,2,4,8,8,9,9]+10[1,7,7,10]+10[1,9,10]+5[2,5]+2 → 37

カルメン・ラジャ:ヨシ!
カルメン・ラジャ:リアクションどうぞ、装甲ガードは無視です
“フランソワ”:くっ……《イベイジョン》で固定値14だから命中・・!
カルメン・ラジャ:しゃあっ(リクガニ相手程度で止まってたら避けられてたな……)
カルメン・ラジャ:ダメージ
カルメン・ラジャ:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 18[8,2,2,6]+29 → 47

カルメン・ラジャ:まあこんなもん
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を7増加(114 → 121)
“フランソワ”:やられます
カルメン・ラジャ:一つ!
伊美風 カシリ:やったぜ
“フランソワ”:ですがフランソワはまだ残っています
カルメン・ラジャ:沢山いる~
“フランソワ”1:マイナーアクション。《ハンティングスタイル》+《赫き剣》
カルメン・ラジャ:沢山来るじゃん
カルメン・ラジャ:ハーレムかな?
“フランソワ”1:PCたちにエンゲージしつつ、HP4消費で武器作成
鬼雷砲 クレハ:たくさんいるの バ レ バ レ
伊美風 カシリ:こいーっ
“フランソワ”1:メジャー ▼鍍金獣剣 《渇きの主》+《コンセントレイト》
“フランソワ”1:対象は伊美風カシリ
カルメン・ラジャ:へっこっちには無敵の盾がいるんだぜェ~~~~(こそこそ)
伊美風 カシリ:ドッジ
“フランソワ”1:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,2,4,4,4,6,7,9]+10[2,7]+10[9]+4[4]+2 → 36

伊美風 カシリ:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[1,2,3,8,10,10,10]+7[2,4,7]+1 → 18

鬼雷砲 クレハ:《炎陣》+《氷盾》でカバーリング!
カルメン・ラジャ:結構ガンバッタ
伊美風 カシリ:周りはしたが
カルメン・ラジャ:ヒューッ
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を4増加(121 → 125)
伊美風 カシリ:ありがとうクレハちゃん!
“フランソワ”1:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 12[2,7,1,2]+12 → 24

“フランソワ”1:装甲無視
鬼雷砲 クレハ:ガード値45なので弾きます
カルメン・ラジャ:凄ェ!
“フランソワ”2:同様の行動
“フランソワ”2:マイナーで移動しつつ武器作成
“フランソワ”2:メジャー ▼鍍金獣剣 《渇きの主》+《コンセントレイト》
“フランソワ”2:1d3 対象
DoubleCross : (1D3) → 1

“フランソワ”2:カシリ
伊美風 カシリ:モテモテやん!
“フランソワ”2:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[2,2,2,3,3,3,4,10]+5[5]+2 → 17

伊美風 カシリ:ドッジ
伊美風 カシリ:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 6[2,2,5,6,6,6,6]+1 → 7

鬼雷砲 クレハ:《炎陣》でカバーリング! 侵蝕率+2
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を2増加(125 → 127)
“フランソワ”2:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 11[10,1]+12 → 23

鬼雷砲 クレハ:ガード値が25なので……弾く!
“フランソワ”2:ちょっと惜しかった
カルメン・ラジャ:すげ~~~~
伊美風 カシリ:ありがとうクレハっちゃん
カルメン・ラジャ:助かりの翁
GM:では手番うつりまして
GM:モテモテカシリ
伊美風 カシリ:行きまーす
伊美風 カシリ:外丹:金獣(1ラウンド目)
組み合わせ
破壊の爪+斥力跳躍+クイックモーション+アサルトルーティン&ゴールドビースト使用

伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を9増加(103 → 112)
伊美風 カシリ:ミッチャンと同一エンゲージに移動
カルメン・ラジャ:いけいけーっ
伊美風 カシリ:メジャー 外道丹:呪い星
組み合わせ
コンセ+コンバットエフェクト(死神の手袋使用)+漆黒の拳

伊美風 カシリ:14dx7+5
DoubleCross : (14DX7+5) → 10[2,2,3,3,4,5,6,6,8,8,9,9,9,10]+10[2,3,5,8,10,10]+10[4,6,9]+10[8]+10[10]+6[6]+5 → 61

カルメン・ラジャ:でっか
GM:でっか
伊美風 カシリ:あ、ミッチャンにね
伊美風 カシリ:リアクションどうぞー
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を10増加(112 → 122)
大萩ミツミ:うおおガードだ! 《磁力結界》!
カルメン・ラジャ:なにっ
伊美風 カシリ:キャモン!
伊美風 カシリ:7d10+38
DoubleCross : (7D10+38) → 43[5,7,6,3,5,10,7]+38 → 81

大萩ミツミ:81-2d10
DoubleCross : (81-2D10) → 81-7[1,6] → 74

カルメン・ラジャ:しょっぱいガードだ
伊美風 カシリ:これで生き残るようなら、カニさんアタック撃って欲しい
大萩ミツミ:だが耐えたぜ……そのしょっぱいガードで。ギリギリだけど
伊美風 カシリ:放置が怖い
カルメン・ラジャ:なにーっ
カルメン・ラジャ:じゃああれを使うしか……ねぇなあ~~~~
鬼雷砲 クレハ:いくぜぇぇえ!”リクガニ”ちゃん!
カルメン・ラジャ:やれーっ鬼雷砲!
伊美風 カシリ:いけ―っ!
鬼雷砲 クレハ:行動値3で手番をもらいます
鬼雷砲 クレハ:マイナーアクションで『第3世代雷轟砲』を使用!
鬼雷砲 クレハ:ミツミちゃんに一撃を!
GM:5d10どうぞ
鬼雷砲 クレハ:5d10 ダメージ!
DoubleCross : (5D10) → 25[4,3,7,10,1] → 25

大萩ミツミ:それは……耐えられない! 爆散!
伊美風 カシリ:やったー!
カルメン・ラジャ:シャオラ―ッ!
鬼雷砲 クレハ:おらーっ!!
カルメン・ラジャ:危なそうなやつは闇に葬られた……
鬼雷砲 クレハ:では、メジャーアクション
鬼雷砲 クレハ:【コンボ:血統、爆破】 《渇きの主》+《コンセントレイト》 "フランソワ"1を対象に攻撃
鬼雷砲 クレハ:っと、その前に
鬼雷砲 クレハ:すいません、メジャーアクション前に装備しているジュラルミンシールドを破棄して素手になります。
カルメン・ラジャ:おお
GM:はーい
鬼雷砲 クレハ:そして、メジャーアクションコンボで
鬼雷砲 クレハ:(4+1+3)dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,2,3,4,4,9,9,9]+10[5,7,9]+10[5,9]+3[3]+2 → 35

“フランソワ”1:イベイジョン14です
鬼雷砲 クレハ:4d10+26 ダメージ(装甲無視)
DoubleCross : (4D10+26) → 9[2,2,2,3]+26 → 35

カルメン・ラジャ:だ、ダイスが……
鬼雷砲 クレハ:ぜ、脆弱な一撃……
伊美風 カシリ:かなしい
“フランソワ”1:装甲無視がなければ耐えられた。戦闘不能
鬼雷砲 クレハ:うおーっ!
カルメン・ラジャ:あぶね~
GM:ではクリンナップ
GM:ないですね!
伊美風 カシリ:なし!
カルメン・ラジャ:NASA!
GM:では第2ラウンド セットアップ
伊美風 カシリ:なし!
カルメン・ラジャ:ここで使います、ブルーゲイル
カルメン・ラジャ:イニシアチブと浸蝕+5、12に
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を5増加(121 → 126)
鬼雷砲 クレハ:【コンボ:血脈、起動】 《ブラッドコート》+《鮮血の奏者》
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を6増加(127 → 133)
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハのHPを4減少(36 → 32)
伊美風 カシリ:なし
伊美風 カシリ:あれ?
伊美風 カシリ:ちょっとまって
カルメン・ラジャ:hei
GM:はい
伊美風 カシリ:肉体改造
伊美風 カシリ:シーン一回って記述がないわ
カルメン・ラジャ:そうとはね
GM:サプリは
伊美風 カシリ:パブリック・エネミー 40P
伊美風 カシリ:41P
カルメン・ラジャ:しかも使い捨てのアイテムでもねえな……
伊美風 カシリ:「素手のデータ変更」じゃなくて「素手の攻撃力に+」の表記
鬼雷砲 クレハ:そうだったとは……
カルメン・ラジャ:これ確かに重ねられるかも……
鬼雷砲 クレハ:戦いの中で強くなっている
伊美風 カシリ:GM裁定おねしゃす
伊美風 カシリ:電子版だからエラッタはされてるはず……
GM:面白そうなので重ねて見ましょうか
伊美風 カシリ:おk!
カルメン・ラジャ:ヤッター!
伊美風 カシリ:肉体再改造! 攻撃力+3!
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を3増加(122 → 125)
カルメン・ラジャ:どんどん変異シテイケ
鬼雷砲 クレハ:戦いの中で研ぎ澄まされていく
カルメン・ラジャ:では、薬物をキメてイニシアチブ12を貰います
カルメン・ラジャ:マイナー無し、メジャー
カルメン・ラジャ:EX/処刑銃剣ベイアニット:《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート:射撃》《マルチウェポン》《零距離射撃》《バレットワルツ》:至近/単体/装甲無視・ガード不可:攻撃29+9(12):侵蝕+12
カルメン・ラジャ:これに、神聖二重冠起動
カルメン・ラジャ:・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。の効果を使います
カルメン・ラジャ:今の侵蝕ボーナスダイスは+3、3倍して+9になり差し引き+6ダイス
カルメン・ラジャ:これで攻撃しまーす、対象は本体のフランソワさん!
カルメン・ラジャ:17dx7+2
DoubleCross : (17DX7+2) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,7,9,9]+10[1,5,9]+1[1]+2 → 23

カルメン・ラジャ:腐るな
フランソワ・レヴナント:《復讐の刃》
カルメン・ラジャ:なにっ
フランソワ・レヴナント:リアクション放棄してやりかえす
カルメン・ラジャ:うおおこいーっ
フランソワ・レヴナント:13dx7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,2,3,4,4,6,6,7,7,8,10,10,10]+10[2,4,5,6,8,8]+3[1,3]+6 → 29

カルメン・ラジャ:っぱ固定値しか信じランナウェイ
カルメン・ラジャ:ダメージ行きまーす
カルメン・ラジャ:3d10+41
DoubleCross : (3D10+41) → 11[5,3,3]+41 → 52

伊美風 カシリ:いけーっ
フランソワ・レヴナント:3d10+42
DoubleCross : (3D10+42) → 13[7,4,2]+42 → 55

鬼雷砲 クレハ:殴り合えー!
カルメン・ラジャ:ミーン……装甲ガードは無視
カルメン・ラジャ:そんなん喰らったら当然死ぬよ!
カルメン・ラジャ:フランソワ・レヴナント 厄介/◎殺しの対象じゃない で取得即昇華
フランソワ・レヴナント:痛いけどまだいける
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャの侵食値を12増加(126 → 138)
カルメン・ラジャ:カルメン・ラジャのHPを11に変更(27 → 11)
カルメン・ラジャ:次どうぞ―
フランソワ・レヴナント:マイナー 《ブラッドコントロール》
フランソワ・レヴナント:メジャー ▼金獣尖剣 《渇きの主》+《血の宴》+《朱色の大斧》+《コンセントレイト》
カルメン・ラジャ:ンヒョー
カルメン・ラジャ:助けてレディ・スピネル~~~~
フランソワ・レヴナント:18dx7+6
DoubleCross : (18DX7+6) → 10[1,3,5,5,6,6,6,6,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10]+10[1,2,5,5,5,7,8,9,9,10]+10[1,3,5,7,8]+10[2,7]+10[8]+10[8]+10[9]+5[5]+6 → 81

GM:?
伊美風 カシリ:つよい
カルメン・ラジャ:でっか
鬼雷砲 クレハ:うおーっ!
カルメン・ラジャ:一応ドッジ
カルメン・ラジャ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[1,6,8,9]+1 → 10

カルメン・ラジャ:ビターン
鬼雷砲 クレハ:ここで《炎陣》+《氷盾》でカルメンさんをカバーリング!
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を4増加(133 → 137)
カルメン・ラジャ:助かる亭タスカル
フランソワ・レヴナント:ダメージ
フランソワ・レヴナント:9d10+42 装甲無視
DoubleCross : (9D10+42) → 57[1,9,4,7,9,1,8,8,10]+42 → 99

カルメン・ラジャ:ダメージもでっか……
カルメン・ラジャ:でっかでっかギャラクシー
伊美風 カシリ:意地を見せた!
鬼雷砲 クレハ:グググ……ガード値40を差し引いてもこれは流石に無理、死!
鬼雷砲 クレハ:カーミラ・ファイナンスのロイスをタイタス化・昇華して立ち上がります
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハのHPを14に変更(32 → 14)
フランソワ・レヴナント:4点消費して24点回復 +20回復します
カルメン・ラジャ:ゲゲゲー
鬼雷砲 クレハ:うわーっ! 自分でやってた事を敵にやられると怖い!
“フランソワ”2:続いてフランソワの手番です
“フランソワ”2:マイナーなし メジャーで《渇きの主》+《コンセントレイト》
“フランソワ”2:1d3 対象
DoubleCross : (1D3) → 1

“フランソワ”2:カシリ
カルメン・ラジャ:大人気過ぎるが
カルメン・ラジャ:エンゲージが違うぜ
伊美風 カシリ:いらっしゃーい
“フランソワ”2:そうだった。じゃあカルメンで
カルメン・ラジャ:じゃあ
鬼雷砲 クレハ:大人気
カルメン・ラジャ:(むごんのおねだり)
鬼雷砲 クレハ:はいはい
カルメン・ラジャ:さっすがァ~
“フランソワ”2:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,1,2,3,6,6,7,8]+10[4,9]+1[1]+2 → 23

カルメン・ラジャ:一応ドッジー
カルメン・ラジャ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[2,4,4,8]+1 → 9

カルメン・ラジャ:ビターン
鬼雷砲 クレハ:では《炎陣》+《氷盾》でカバーリング!
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を4増加(137 → 141)
“フランソワ”2:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 16[7,8,1]+4 → 20

“フランソワ”2:装甲無視ですが・・・
鬼雷砲 クレハ:あ、《氷盾》も必要なかったかも弾きます
カルメン・ラジャ:ありがとう!お礼は夜でいい?
鬼雷砲 クレハ:お前なー!
GM:次はカシリさんの手番……
伊美風 カシリ:はーい
伊美風 カシリ:外丹:金獣(クライマックス2ラウンド目)
組み合わせ
クイックモーション+アサルトルーティン+斥力跳躍&ゴールドビースト

伊美風 カシリ:白兵ダイス+3
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を5増加(125 → 130)
伊美風 カシリ:元のエンゲージに空飛んで戦闘移動
伊美風 カシリ:ダブルクロス機動。判定ダイスへの侵食ボーナスを二倍
伊美風 カシリ:ダイスボーナス+8
伊美風 カシリ:外道丹:呪い星
組み合わせ
コンセ+コンバットエフェクト(死神の手袋使用)+漆黒の拳

伊美風 カシリ:24dx7+5
DoubleCross : (24DX7+5) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,4,5,6,6,6,6,6,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[3,4,5,6,9,9,9,10]+10[3,5,7,10]+5[3,5]+5 → 40

伊美風 カシリ:オリジナルに
伊美風 カシリ:悪くはない数値
伊美風 カシリ:リアクションどうぞ
伊美風 カシリ:伊美風 カシリの侵食値を10増加(131 → 141)
フランソワ・レヴナント:《復讐の刃》
伊美風 カシリ:こいやーっ
伊美風 カシリ:5d10+41 肉体改造で上がってるからね!
DoubleCross : (5D10+41) → 24[6,10,1,4,3]+41 → 65

フランソワ・レヴナント:13dx7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,1,3,5,6,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,4,4,5,6,8,10]+10[5,8]+5[5]+6 → 41

フランソワ・レヴナント:5d10+42
DoubleCross : (5D10+42) → 34[3,9,6,10,6]+42 → 76

伊美風 カシリ:死亡 金へのロイスを消化
GM:ではお次 クレハちゃん
鬼雷砲 クレハ:マイナーアクション! いけ、”リクガニ”ちゃん!
鬼雷砲 クレハ:『第3世代雷轟砲』でフランソワ本体を攻撃します
カルメン・ラジャ:いけーっ!堕天病の女―ッ!
”リクガニ”:( ・`ω・´)
鬼雷砲 クレハ:5d10 うおーっ!
DoubleCross : (5D10) → 20[4,3,5,1,7] → 20

鬼雷砲 クレハ:やったか……!?
フランソワ・レヴナント:やばめだけど生きてる
カルメン・ラジャ:くっ
鬼雷砲 クレハ:ではトドメを刺しにいきましょう
鬼雷砲 クレハ:メジャーアクション【コンボ:血統、爆破】 《渇きの主》+《コンセントレイト》で本体を攻撃
鬼雷砲 クレハ:鬼雷砲 クレハの侵食値を6増加(141 → 147)
鬼雷砲 クレハ:(4+1+4)dx7+2
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[1,3,3,4,4,5,5,5,7]+4[4]+2 → 16

鬼雷砲 クレハ:!!!!?????
カルメン・ラジャ:アリャー!?
フランソワ・レヴナント:《復讐の刃》
鬼雷砲 クレハ:復讐される!
フランソワ・レヴナント:13dx7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,2,3,3,3,3,4,6,6,6,7,9,10]+10[1,3,7]+10[8]+10[8]+3[3]+6 → 49

カルメン・ラジャ:復讐の出目がこわ~
鬼雷砲 クレハ:グググ……それではお互いにダメージ!
鬼雷砲 クレハ:2d10+26 装甲無視
DoubleCross : (2D10+26) → 12[10,2]+26 → 38

フランソワ・レヴナント:5d10+42
DoubleCross : (5D10+42) → 24[3,4,7,2,8]+42 → 66

鬼雷砲 クレハ:それは流石に戦闘不能に……
カルメン・ラジャ:やったか!?
フランソワ・レヴナント:固定値に救われたな……
フランソワ・レヴナント:残りHP33 戦闘不能です
カルメン・ラジャ:よっしゃー!
鬼雷砲 クレハ:やったー!!
GM:戦闘終了なので復活はしなくていいですよ
伊美風 カシリ:さて、恐怖のバックトラック
GM:バックトラック
鬼雷砲 クレハ:良かった……>戦闘終了なので復活はしなくていい
GM:使用Eロイスは1つ リクガニの「超越活性」のみです
伊美風 カシリ:振ります!
カルメン・ラジャ:リっ…リクガニ君!?
カルメン・ラジャ:そんな…………しんじてたのに……振ります()
伊美風 カシリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

カルメン・ラジャ:138-1d10
DoubleCross : (138-1D10) → 138-9[9] → 129

鬼雷砲 クレハ:振ります
カルメン・ラジャ:いい感じ、倍降りで
鬼雷砲 クレハ:147-1d10
DoubleCross : (147-1D10) → 147-8[8] → 139

カルメン・ラジャ:129-10d10
DoubleCross : (129-10D10) → 129-68[6,9,9,10,6,5,5,4,6,8] → 61

カルメン・ラジャ:帰還!3点!
伊美風 カシリ:バイ振り
鬼雷砲 クレハ:ひとまず倍振りで
伊美風 カシリ:10d10
DoubleCross : (10D10) → 50[6,7,10,4,3,1,2,4,5,8] → 50

伊美風 カシリ:仰
鬼雷砲 クレハ:139-10d10
DoubleCross : (139-10D10) → 139-52[3,1,10,2,9,4,3,7,4,9] → 87

鬼雷砲 クレハ:あぶない、あぶない……
カルメン・ラジャ:ごあんしんだ
GM:あぶない
GM:全員帰還! おめでとうございます!
伊美風 カシリ:おふー
GM
伊美風 カシリ:――カシリは、常のように戦闘の第一段階を終わらせる。
伊美風 カシリ:薬剤注入/血管に力が流れる/変異が始まる
伊美風 カシリ:「さて、仕度は終わったわ」
伊美風 カシリ:出し惜しみはしない。まだまだ、刹力はある――勝つまで、キメ続ける。
鬼雷砲 クレハ:「さてと……それじゃあ早速」
鬼雷砲 クレハ:ブルルン……! 力強い起動音とともに”リクガニ”が戦闘態勢に入る。
鬼雷砲 クレハ:だが、その様相は……先ほどとは違い……。
鬼雷砲 クレハ:「血晶、塗装フルコーティング
鬼雷砲 クレハ:操縦席から広がる様に鮮血の塗装が広がっていく。
鬼雷砲 クレハ:次の瞬間には既に、”リクガニ”は真っ赤な塗装を施されてそこに在った。
カルメン・ラジャ:「お先にブルルンってとこかな」
カルメン・ラジャ:「さてと――じゃあ、遠慮はしない。頼らせてもらう」
伊美風 カシリ:「ええ、チームプレイを始めましょう」
鬼雷砲 クレハ:「――――おうよ!」
フランソワ・レヴナント:「血液循環速度上昇。第一、第二、第三制御弁解放」
フランソワ・レヴナント:両手を地面につくほど姿勢をひくく。次第に皮膚が紅潮していき
フランソワ・レヴナント:「……疾ッ!」赤い尾を引いて、金色の流星が駆け抜ける。
カルメン・ラジャ:(速いな――)
フランソワ・レヴナント:加速度に形成したエストックが散り、それぞれが無数の棘として飛散する。
伊美風 カシリ:キュマイラシンドローム。それが生み出す。狩人の疾駆。
伊美風 カシリ:疾く、優美なる獣性。なるほど、まごうことなき腕利きだ。
フランソワ・レヴナント:衝角として作り出した一本があなたたちを引き裂きながら、金色の獣の疾駆を赤い尾が追い、引き裂いていく
伊美風 カシリ:――回避、間に合わぬ。
鬼雷砲 クレハ:「ア? アアアアァァァ――――ッ!!」
鬼雷砲 クレハ:咆哮。それとともに真紅の装甲板が展開、稼働し
鬼雷砲 クレハ:「ッシャアア!!」
鬼雷砲 クレハ:鋼同士が衝突し合うような甲高い轟音。赤と金が激突し合い、せめぎ合う。
鬼雷砲 クレハ:「よ、ゆう……! 余裕よ!この程度!」
カルメン・ラジャ:「……フフ」
伊美風 カシリ:「――全く。なんて、頑丈」
鬼雷砲 クレハ:「無事だろ? カルメン」 装甲の内に匿った彼女に呼びかける。
伊美風 カシリ:「機械化改造も考えてみようかしら」
カルメン・ラジャ:「ああ」言いながら、その背中に背中を合わせる。
フランソワ・レヴナント:「へぇ……鳴かず飛ばずの底辺ファイターって聞いてたけど、ガッツあるのね」一度距離をとるように離脱し、他二人の血を吸い、凶悪さと鋭さを増したエストックを構え直す
カルメン・ラジャ:「悪いけど、僕は殺すことはできるが――それ以外はからきしなんだ」
カルメン・ラジャ:血を吸われ、顔を顰めそうになるが堪える。
カルメン・ラジャ:「だから、背中は任せていいよね?」
鬼雷砲 クレハ:「任せろ──」
伊美風 カシリ:「その分、殴り合いは任せてもらうわよ」
カルメン・ラジャ:「さて――――」向かい合う形になった、後方の”フランソワ”に狙いを定める。
カルメン・ラジャ:――抜き打ち。呼吸を抑え、右はエストック。左は足元を狙い体勢を崩しにかかる。
カルメン・ラジャ:「――――」スゥ。甲高いと言って差し支えない呼吸音が短く響いてから。
カルメン・ラジャ:「――ッ!」ざ  んっ。 右と左の銃剣――剣の穂先が、空気の刃で延長した――が振り下ろされ。
カルメン・ラジャ:義体の内部配線”だけ”を切り裂く――
“フランソワ”:「──」無表情のままエストックを構え、突撃する。
“フランソワ”:エストックを弾かれ、足元を射抜かれても、反対の手にエストックを作り直し、突き出そうとするが
“フランソワ”:銃剣の一撃に、義体の命令制御を司る場所を切り裂かれ、停止。
フランソワ・レヴナント:「お見事」
カルメン・ラジャ:「お褒めは、仕事が終わってから受け付けてるよ」
フランソワ・レヴナント:「でも、“フランソワわたし”はまだいるのよ」
“フランソワ”:左右に展開していた“フランソワ”がエストックを構え、銃弾のように駆け出す。
鬼雷砲 クレハ:「それはこっちも同じ事」
カルメン・ラジャ:「それも言った。今の僕には頼れる尖晶石スピネルがいる」
鬼雷砲 クレハ:「――――ああ、背後は任せろって言っちまったからな」
鬼雷砲 クレハ:脚部に装着したローラーを最小限の動きで起動。姿勢を整え
鬼雷砲 クレハ:迫り来る”フランソワ”の得物エストックを弾き、外へと飛ばす。
カルメン・ラジャ:それに何かを返したりはしない。つまりそれが――”一緒に戦う”相手への態度。
カルメン・ラジャ:(――道が空いた)
カルメン・ラジャ:「狐狩りは、お手の物かな?崑崙の山に住んだ仙人」
“フランソワ”:「」左右からの急襲。どちらかは捉えたと思っていたが、両方の得物を弾き飛ばし、攻勢を凌がれた
伊美風 カシリ:「いいえ」
伊美風 カシリ:「けれど、料理はして上げる」
伊美風 カシリ:「仕上げは、クレハちゃんにおまかせするわ」
鬼雷砲 クレハ:「ふん……」
伊美風 カシリ:「さて」
伊美風 カシリ:「いくわよ」
伊美風 カシリ:――外道丹:金獣
伊美風 カシリ:ゴールドビーストを参考にしたこの薬剤の効能は、獣性の発露と膂力の増加。
伊美風 カシリ:これを接種しての過剰興奮状態を制御しつつ、重力制御――同時に、キュマイラシンドロームを発露し、腕に破壊を宿す。
伊美風 カシリ:そして――狐の前に、降り立った。
伊美風 カシリ:「はろー」
大萩ミツミ:「なっ……」
大萩ミツミ:「クソ……! 第三室め、室長は引っ張ってくれなくても、もうすこしマシな援軍はないのかよ!」
伊美風 カシリ:「大丈夫、安心しなさい」
伊美風 カシリ:「あんたに使う、安い技はないわ」
伊美風 カシリ:カシリは、異形の膂力を宿した腕をミツミの腰に回し――
大萩ミツミ:「は……?」
伊美風 カシリ全力・・で締め上げる。
伊美風 カシリ:鯖折り、ベア・ハッグ。このようなもの。崑崙山では技とは呼ばぬ。
伊美風 カシリ:そのままに――軽く地を蹴り、浮き上がる。ふわり、ふわり。高らかに。
伊美風 カシリ:「けれど、加減はしてあげる。脊髄がいって、痛みを感じなくなったらつまらないでしょ」
大萩ミツミ:「ちょ、おま……こんな……ぁが、がっ……!」
大萩ミツミ:「紹介、してやっただろうが……!」
伊美風 カシリ:「ええ、だからこれはお礼よ」
伊美風 カシリ:「面白い出会いと、面白いチームメイトに出会えた。だから、こんなくらいで済ませてるの」
伊美風 カシリ:「けど、あんたはエイちゃんを使ったからねぇ。その分ぐらいは、痛めないと」
伊美風 カシリ:「あたしは仁義を解する女。言ったでしょう? 報仇なしてこそ、武侠よ」
伊美風 カシリ:「でもね、あたしは優しいの」
伊美風 カシリ:「だから、このくらいにしてあげる」
伊美風 カシリ:――抱擁を解く。
伊美風 カシリ:浮き上がり続けた高度は、100mには至らぬまでも。
大萩ミツミ:「が、っはぁ……!」
伊美風 カシリ:墜落すれば、オーヴァードとて無事では済まぬ。
伊美風 カシリ:――そして、抵抗力を失って、シンプルに墜落するターゲット。
カルメン・ラジャ:(――やはり、彼女は殺し屋に向いてないな)
鬼雷砲 クレハ:「おーけい。良い位置だ」
伊美風 カシリ:「後は、あなたのお仕事よ」
カルメン・ラジャ:(私情を挟みすぎる、仕事に)
鬼雷砲 クレハ:空、高く舞い上がるミツミの姿を見上げ
大萩ミツミ:「く、っそが……!」ドローンを展開し、電磁浮遊でもって落下速度を緩めようと
鬼雷砲 クレハ:「行くぜ、”リクガニ”」
鬼雷砲 クレハ:”リクガニ”内部でジェネレーターが起動。稲光のような赤い閃光を上げながら、砲身内部が回転する。
カルメン・ラジャ:「…ま、いいか。僕には関係ないし」
鬼雷砲 クレハ:キュルルルル、という高い音とともに電圧が高まり、砲の内側で電荷が圧縮される。
鬼雷砲 クレハ:「確か……取扱説明書トリセツにはなんて書いてあったかな」
鬼雷砲 クレハ:「ああ、そうそう。これだ」
鬼雷砲 クレハ:「――――『第3世代雷轟砲ライゴウホウ』」
鬼雷砲 クレハ:「放て」
鬼雷砲 クレハ:視界が埋まるほどの雷撃が、ミツミを襲う。
伊美風 カシリ:「ばいばい、最後は痛くないことを祈ってあげる」
大萩ミツミ:「ッ──!!!」悲鳴すら上げられないほどの一撃。落下中に無理やり角度が変わり、斜めに墜落。跳ねるように転がった後、瓦礫の山に激突して停止する
伊美風 カシリ:親指を立てる。
鬼雷砲 クレハ:ぐっ、と拳を上げる。
カルメン・ラジャ:「処刑、完了と」
カルメン・ラジャ:「さて――――当然、まだやるつもりだよね」
伊美風 カシリ:地面に、降り立つ。フランソワ・レヴナントを見る。
フランソワ・レヴナント:「大萩ミツミは重要参考人ではあるが」
フランソワ・レヴナント:「『牙』としての連行対象は君たちだ」
伊美風 カシリ:「安心したわ」
伊美風 カシリ:「けれど、残念」
伊美風 カシリ:「チームプレイで圧し折ったんじゃね。あたしの名前はあがらない」
伊美風 カシリ:――既に、カシリの中では、勝利は決定している。
伊美風 カシリ:常にカシリはそういう思考であるが。
伊美風 カシリ:――今日は、頼れる仲間も二人いるのだ。負ける道理など、クスリで火照った頭に浮かばない。
フランソワ・レヴナント:「崑崙ではそういった傲慢を作法として教えているの?」
伊美風 カシリ:「当たり前でしょ?」
伊美風 カシリ:「崑崙山の、腕利きって呼ばれてる連中を見てご覧なさいよ」
鬼雷砲 クレハ:「戦いが終わってないのに”感想戦”とはちょっと気が早いんじゃないの?」
鬼雷砲 クレハ:いつの間にか――――
カルメン・ラジャ:「ま、そう言うとは思っていたが」
カルメン・ラジャ:「気が進まないな」
伊美風 カシリ:「そうね、ごめん」
鬼雷砲 クレハ:フランソワの義体、その一体の背後に真紅の人影が回り込む。
カルメン・ラジャ:位置はいつの間にかくるんと入れ替わり、正面のフランソワ――本体と向き合う形に。
鬼雷砲 クレハ:「速攻で終わらせて」 背後からの掌打、背骨のメインフレームを圧し折り
鬼雷砲 クレハ:「続きは……まあ慰労会か何かで話そうか」 そのまま赤色の風と化した手刀が頸部を圧し斬った。
カルメン・ラジャ:「僕としては、もっと軽い場で話したいものだけど」左の銃剣を前に、右を引いて、左足を前。
カルメン・ラジャ:低い体勢に、二丁拳銃。彼女の構え。
カルメン・ラジャ:「仕事が終わってから考えることとしよう」
フランソワ・レヴナント:「慰労会の会場くらいは用意してあげるわ。銀行の地下なんかどうかしら」
カルメン・ラジャ:――息を吸い始める。ゆっくり、全身にいきわたらせるように。
カルメン・ラジャ:薬などを使う必要はない。十分な時間――2秒ほどだ――があれば、少々思考と肉体を加速することは出来る。
鬼雷砲 クレハ:「銀行の地下に美味い飲み屋があるなんて初耳だな」
鬼雷砲 クレハ:「名物は何?」
カルメン・ラジャ:「うちの名物なんて、一つしかないと思うけどね」
カルメン・ラジャ:軽口をたたきつつ――――頭の十字冠が”爆裂”する。
カルメン・ラジャ:それはすぐに集まり――弾痕に、更にいくつかの弾痕が刻まれた二重冠へと変貌する。
カルメン・ラジャ:「――」ご っ 。一歩踏み込み、右手首を返す。
カルメン・ラジャ:ドン。反動加速右ストレート。続けざまに左を撃ち、回転。
カルメン・ラジャ:ドン、ドン、ドン。断続的に射撃音が響くが――――
カルメン・ラジャ:そのどれもが――フランソワを狙っていない・・・・・・
カルメン・ラジャ:ただ、その反動を利用した格闘戦を仕掛けるのみだ。
フランソワ・レヴナント:「野蛮な……!」間合いを離すのは難しい。エストックの距離ではない。
伊美風 カシリ:薄く、笑う。
フランソワ・レヴナント:エストックを分解し、かわりに中指に沿うように、暗殺者の刺突棘のようなものを作る
伊美風 カシリ:銃撃ではなく、銃舞。
カルメン・ラジャ:「美しいご婦人には似合いませんが、ご容赦を」ど ッ。反動回転からの、左後ろ回し。
カルメン・ラジャ:一度その間に――右手の銃が照準を捉えるが、それを外して。
カルメン・ラジャ:そのまま蹴りをするに留める。
伊美風 カシリ:銃という利器には向かぬ扱いを限界リミットを超えて極めた先の、美学スタイル
伊美風 カシリ:この演舞ワルツに野蛮しか感じられないのなら、牙を名乗るに恥じぬ、獣らしい。
フランソワ・レヴナント:右腕で防ぐ。砕かれながらも貫手を伸ばし、圧縮された棘が瞬時に伸びるように、何度も。刺突を繰り返す
カルメン・ラジャ:(タイミングが上手い――)「ぐっ…」
カルメン・ラジャ:ど どんっ。二回銃撃を横に。逆回転して少し離れる。
フランソワ・レヴナント:砕かれた腕を義体作成の容量で作り直し、溢れた分を棘に飛ばし、視界を塞ぎつつ切り結ぶ
カルメン・ラジャ:「成程――牙と言うのも伊達ではない」
伊美風 カシリ:しかし、泥臭いともいえる牙の闘争も、悪いものではない。
伊美風 カシリ:食い込ませ、食い破り、啜り
カルメン・ラジャ:低く構えた二本の牙を持ちながら、その照準を外し続ける。
伊美風 カシリ:視覚的な美しさはない。しかし、機能美という概念も武にはある。
伊美風 カシリ:――フランソワ・レヴナント。機能性に特化した武を持つ彼女は、まさに、牙だ。
カルメン・ラジャ:(しかし、やはり困るな――――”殺さない”というのは)
フランソワ・レヴナント:「あら。でもまだ、本領はここからよ」
フランソワ・レヴナント:「ようやくあなた達から吸った分が馴染んできたの」
フランソワ・レヴナント:低く、クラウチングスタートのように低く構え──
カルメン・ラジャ:(来るな――――)
鬼雷砲 クレハ:(あ――――)
鬼雷砲 クレハ:(やべぇな、アレ。 どう考えてもあの威力は)
フランソワ・レヴナント:「──疾ぃっ!」エストックではなく、暗殺棘のまま。赤い尾を引く金色の流星が迸る。先程より輝きは強く、尾を引き散らされる棘は
鬼雷砲 クレハ:フランソワに巡る流血の勢いを見やる。同系統の能力者故に、それがどれ程の出力を得ているかは目算でわかる。
フランソワ・レヴナント:装甲を無数の【牙】のように食い破り、衝角を赤い壁に突き立てる。
鬼雷砲 クレハ:「ちぃっ!」
伊美風 カシリ:……だいぶ、ノッて来た。見れば分かる。
カルメン・ラジャ:(…棘のままか!成程近接戦では合理的――)見えても避けられぬ。その程度に速い――
鬼雷砲 クレハ:鮮血を過剰に放出し、装甲板を多重展開する。
鬼雷砲 クレハ:だが――――
伊美風 カシリ:先程と、明らかに出力が違っている。これで、二重冠を発動させていないとは
伊美風 カシリ:牙。
伊美風 カシリ:認めたくはないが、格上だ。出し惜しみは、何も出来ない。
伊美風 カシリ:――外道丹・刹力。もう一発、首筋に。
鬼雷砲 クレハ:多重展開した装甲板の、そのどれもが突き破られ
鬼雷砲 クレハ:「…………通さねぇよ? この先には」
カルメン・ラジャ:「――」
鬼雷砲 クレハ:その奥、カルメン・ラジャへと至る道を遮る様に、自身の身を置く。
鬼雷砲 クレハ:【牙】に貫かれるは、鬼雷砲クレハの身だ。
カルメン・ラジャ:(…迷惑をかけたな)恐らく。殺すつもりでやっていればもう少し早く無力化は出来たであろうが――
カルメン・ラジャ:それを謝るような事はしない。今は――仕事中だから。
フランソワ・レヴナント:「……あなた、本当に鳴かず飛ばずのファイターなわけ?」まとめて貫き殺すつもりで走ったが、壁に阻まれる。腕を引き抜き、貫手を構えなおす
鬼雷砲 クレハ:「がっ はははっ …………!」
鬼雷砲 クレハ:貫かれた胴体が、収束する血とともに再生する。
鬼雷砲 クレハ:「鳴かず飛ばずってのは間違いだ。アタシはこれから栄光を掴みに行くんだからな」
“フランソワ”:再生の間を狙い、エストックを持った義体が音無く駆け出し、エストックを突き出した
鬼雷砲 クレハ:「遅いぜ」
鬼雷砲 クレハ:流れ出た血が、地を覆う様に固まる。
鬼雷砲 クレハ:”フランソワ”の義体の義体の動きを、その足を覆う様に絡まったコールタールのような血の淀みが遮る。
鬼雷砲 クレハ:「裸の大将、ってぇわけだ」
“フランソワ”:振り払って駆け抜けようとも、進むほどに足元に絡みつき、エストックが届く前に、足が止まる
伊美風 カシリ:「……」
伊美風 カシリ:ため息を付く。
伊美風 カシリ:重ねた刹力
伊美風 カシリ:最後の金獣
伊美風 カシリ:――ここまでの戦いは、久しぶりだ。大抵の相手は、想定を越えた低浸食状態の超膂力・・・・・・・・・
伊美風 カシリ:その一打で、本当に一撃必殺を体現されてくれるのだから。
伊美風 カシリ:「牙。あなた、これからの負けを誇りなさい」
伊美風 カシリ:「とっておきを、観せてあげる」
伊美風 カシリ:――奥歯に仕込んだ切り札を肉体に注入しながら、重力を操り、カーミラの牙の前に、降り立つ。
伊美風 カシリ:――過剰とも言える自己強化は、それを繰る技をカシリに与えない。
伊美風 カシリ:全ての薬剤を同時に、過剰服用したカシリには、技すらもない。
伊美風 カシリ:だから――
伊美風 カシリ:「輝け・・
伊美風 カシリ:「あたしの呪い星」
伊美風 カシリ:――神聖二重冠・・・・・起動。
伊美風 カシリ:限界を越えた肉体を、冠の加護で得られるRCで強引に制御する。
伊美風 カシリ:――そして、天に煌く凶星。その名を知るは、カシリのみ。
伊美風 カシリ:金
伊美風 カシリ:明けの明星たる堕天使を意味する。金の星。
伊美風 カシリ:――最強の膂力を有する土ではなく。
伊美風 カシリ:幻想の獣の力を制御し切る技を持つ、金。
伊美風 カシリ:それが、カシリの、決して届かぬ星であった。
伊美風 カシリ:――ただ、思い切り振りかぶる。
伊美風 カシリ:――そして、ぶんなぐる。
伊美風 カシリ:たった、それだけ。
伊美風 カシリ:それだけだ。
伊美風 カシリ:だが、力強く。
伊美風 カシリ:速い。
フランソワ・レヴナント:「ッ──!」完全に回避を行う猶予はない。
フランソワ・レヴナント:なら、すこしでも逸らす他にはない。
フランソワ・レヴナント:拳の内側に腕を添え、流す。埒外の膂力に肩までもっていかれそうだ
フランソワ・レヴナント:だが、もう片手はある。弾ける肩をそのまま、暗殺棘を、その喉に突き刺す
フランソワ・レヴナント:相手の拳の反動を利用し、ねじり切るようにしてから、吹き飛ぶように離脱する。
伊美風 カシリ:微笑みを持ってそれを見る。
カルメン・ラジャ:(上手いな――やはり、技では向こうが上か)
伊美風 カシリ痛くない・・・・
伊美風 カシリ:過剰という言葉すら生易しいオーバードース
フランソワ・レヴナント:「はぁ~~……嫌だ嫌だ。こんな泥臭いやりかたするガラじゃないってのに」義体作成の要領で即座に失った片腕を再生成し、次は誰だと見据える
伊美風 カシリ:冠でようやく制御できる拳。それは、尋常の感覚を、肉体から暫く奪い去るのだ。
伊美風 カシリ:血とともに金への思いが消え去る――
伊美風 カシリ:立ち続ける。
鬼雷砲 クレハ:「上出来だぜ。カシリ」 両者の立ち合い、その隙を見逃すつもりはない。
鬼雷砲 クレハ:フランソワとカシリが立ち合い。フランソワが大きく飛びのいた、その瞬間。
鬼雷砲 クレハ:着地するつもりの大地が――――割れる。
鬼雷砲 クレハ:「”リクガニ”の自動操縦機構」 その下手人は
フランソワ・レヴナント:「なっ……!」
鬼雷砲 クレハ:「初めて使ってみたが」 深紅に染め上げられたマニピュレーターを大地に沈み込ませ。
鬼雷砲 クレハ:「なかなか面白い”おもちゃ”になりそうじゃねえか」 高周波を伴う振動により、大地そのものを破砕していた。
鬼雷砲 クレハ:「動揺したな?」
鬼雷砲 クレハ:瞬間、フランソワとの距離を一息に縮め
鬼雷砲 クレハ:「しゅぅぅぅぅぅうううううう――――――っ」
鬼雷砲 クレハ:深く、深い呼吸を一息。
鬼雷砲 クレハ:貯め込んだ力を一気に放出する様に
鬼雷砲 クレハ:「こっっっっっ」
鬼雷砲 クレハ:彼女の下顎に、掌底の一撃を加える。
鬼雷砲 クレハ:派手な挙動などない、”リクガニ”の雷轟砲に比べればほんの細やかな
鬼雷砲 クレハ:されど人間一人を仕留めるには十分な、呼吸の術を生かした一撃であった。
フランソワ・レヴナント:「ご、ぉっ……!」先程防御に使った腕は、まだ組み上げ中で安定しない。動揺と、組み上げ途中の腕に割いた一瞬の間隙に、掌底が突き刺さる
フランソワ・レヴナント:──と同時に。
フランソワ・レヴナント:クレハの体から、一本の棘が生える。
フランソワ・レヴナント:義体の作成、操作。身体操作に特化した肉体は、意識を半分飛ばしていたとしても
フランソワ・レヴナント:残り半分でも、足先に棘を作り、装甲の隙間から突き刺し、急所を破壊する程度はやってのけた
鬼雷砲 クレハ:「がっ あっ ……!」 心臓のある胸を的確に撃ち抜いた腕を見やる。
鬼雷砲 クレハ:「へ、へはは…………」
鬼雷砲 クレハ:「やる……じゃん……」
鬼雷砲 クレハ:夥しく流れ出る血液とともに、ふらつく足取りでフランソワから離れ
カルメン・ラジャ:ぽすん。その背中に当たる人体。
カルメン・ラジャ:「お疲れ」
鬼雷砲 クレハ:「あー……」
鬼雷砲 クレハ:「お疲れ、さん」
カルメン・ラジャ:「今は、ゆっくり眠りな」
鬼雷砲 クレハ:「ごめん……頼むわ……」
鬼雷砲 クレハ:流れ落ちる血とともに、意識が暗黒へと沈んでいく。
伊美風 カシリ:決着を見届け
伊美風 カシリ:牙に、一礼。
伊美風 カシリ:礼節である。
鬼雷砲 クレハ:眼を閉じたその顔は意外にも安らかな笑みを浮かべていた。
カルメン・ラジャ:服と体が血に濡れるのも気にせず、その身体を優しく受け止めた。
伊美風 カシリ:強さこそを至上とする崑崙の価値観を是とするがゆえに、強敵難敵にこそ、礼を尽くさねばならぬ。
伊美風 カシリ:そして
伊美風 カシリ:「……ふぅ」
伊美風 カシリ:「チーム戦」
伊美風 カシリ:「最後に手をパンってやるの、やってみたかったんだけど」
伊美風 カシリ:「無理そうね」
伊美風 カシリ:そして、座り込み、血を吐く。
伊美風 カシリ:反動だ。もう慣れている。
カルメン・ラジャ:「……やれやれ」
カルメン・ラジャ:「二人運ぶ栄誉を戴けるとは、うれしい事だ」
伊美風 カシリ:「……ありがとう」
伊美風 カシリ:「あたしも、少しきゅーけーよ」
GM

ED1 『エリザベート・シェリダン』

GM:ED1 『エリザベート・シェリダン』
GM:旧第43スラム
GM:あなたたちは“リクガニ”の協力も得て、裏切り者の“デジタルフォックス”と、追手の『牙』を退けた
GM:だが、カーミラファイナンスの機密書類も、第三秘書室からの疑義もまだ解けたわけではない。早急に今後のことを考える必要がある。
鬼雷砲 クレハ:「う、ん…………」 激闘が終息してから数分、パチリと目を開ける。
カルメン・ラジャ:「やぁ、起きたかい?」
鬼雷砲 クレハ:「……どうなった?」
カルメン・ラジャ:…当然のように膝枕をしていた。
伊美風 カシリ:「勝ったわ」
伊美風 カシリ:無愛想に、告げる。
鬼雷砲 クレハ:「あ、」 自身が膝枕をされているという状況を認識し
鬼雷砲 クレハ:「そいつは良かった」 頭を起こす力もないのか、する気もないのか、そのまま頭の重みを預け続ける。
カルメン・ラジャ:「それで、これからの方針を擦り合わせる必要があるのだけれど」
カルメン・ラジャ:とりあえず頭を撫でる。
伊美風 カシリ:「あたしは」
鬼雷砲 クレハ:「…………」 為すがままにされている。
伊美風 カシリ:「これを使って逃げるか、殴り込むかね」
カルメン・ラジャ:ごろごろと顎を撫で始める。
カルメン・ラジャ:「殴りこむ、というのはともかく…」
鬼雷砲 クレハ:「う、ん……  ……ちょっと待て!それはやりすぎだ!」
カルメン・ラジャ:「上を巻き込むという方針に関しては賛成だ、後はその手段だが……おっと」
カルメン・ラジャ:「残念」茶目っ気を浮かべた表情。
鬼雷砲 クレハ:「まったく……ちょっと気を許すとすぐに……」
伊美風 カシリ:「でも、その前に」
伊美風 カシリ:「クレハちゃんが吹き飛ばした狐を連れてきましょう。転送はまだしてない」
大萩ミツミ:瓦礫の麓でノビてます
伊美風 カシリ:引きずってきます
伊美風 カシリ:そして
カルメン・ラジャ:「軽い拘束ぐらいはしておいた方がよさそうだ」
伊美風 カシリ:準備を
伊美風 カシリ:始めます
鬼雷砲 クレハ:「……そろそろ真面目に動くか」 それまで体重を預けていた身体をひょい、と上げて立ち上がる。
“フランソワ”:「ぃよい……せっと。あー、キツかった」
カルメン・ラジャ:「おっと…」
鬼雷砲 クレハ:「う……」 少しくらくらするが動けないわけではない
鬼雷砲 クレハ:「なっ……!?」
カルメン・ラジャ:ちょっと残念そうな顔をしたところで。
伊美風 カシリ:まずは、銀色の液体が入った壜の中身を注射器の中に入れて
伊美風 カシリ:「あら」
“フランソワ”:残っていた“フランソワ”の義体。足元をクレハの血液に絡め取られていた一体が、血液だまりから抜け出したところで座り込んでいた
鬼雷砲 クレハ:「おい……まだ”残機”が残ってたってのか……!」
カルメン・ラジャ:「怯えなくていい」
“フランソワ”:「あら、気づかれちゃった」
カルメン・ラジャ:「あの様子じゃ、本体ほどのスペックは出せそうもない」
“フランソワ”:無表情な意識のない義体ではない。気絶した本体から意識を移している
“フランソワ”:「ご明察。特にそこの赤い子を抜くには、本体じゃないとキツいわ」
鬼雷砲 クレハ:「……当然だ」
伊美風 カシリ:「それで。何?」
伊美風 カシリ:「お前たちはもう終わりだ、カーミラを敵に回したんだからな。みたいなセリフでも?」
カルメン・ラジャ:(何でこうカシリ嬢は気が早いのか)少し息を吐く。
鬼雷砲 クレハ:「気が早い。気が早いぜ」
“フランソワ”:「いいわね、それ。B級アクション映画みたいで」
“フランソワ”:「私はそんなことはしないけど」
鬼雷砲 クレハ:「……アタシらもだ」
カルメン・ラジャ:「残念だがこちらは現実だからね」
伊美風 カシリ:「ええ。戦い、避けれるなら避けたいわね」
鬼雷砲 クレハ:「元”吸血係”カルメン・ラジャを通して、あんたらと交渉がしたい」
“フランソワ”:「その前に確認よ」
“フランソワ”:「カーミラファイナンスの機密書類は、たしかにそこの茹で蟹の中にあるのよね」
“フランソワ”:「複製したり誰かに見せたりはしてない?」
カルメン・ラジャ:「茹で蟹」ふふっと笑う。
鬼雷砲 クレハ:「…………」 参った……と心の中でひとりごつ
鬼雷砲 クレハ:(この手の腹芸は苦手だ……答えるのがいいか、答えないのがいいか)
鬼雷砲 クレハ:ちら、とカルメンさんに視線を向ける。
カルメン・ラジャ:「……そう言った真似はしてないよ」(まいったな、僕もこういうのは好きじゃないのだが)
伊美風 カシリ:「中身を見たのは、クレハちゃんだけね」
“フランソワ”:「そう。ならよかった」
“フランソワ”:「第三秘書室所属戦闘員、『牙』の一人の名前でもって、その交渉を受け付けましょう」
カルメン・ラジャ:こういった状況で矢鱈と情報を隠す利点は少ない。取引相手の不興を買うからだ。
“フランソワ”:「とりあえず、本社まで来てくれるかしら。私の面目も立たせるつもりで……?」
カルメン・ラジャ:そう言った交渉事をこなすには、こちら側の”体力”が無い、故に詳らかにする方が良い。そう考えた。
カルメン・ラジャ:「本社か、ならちょっと着替えを用立ててくれると――」べっとり血が付いた黒シャツである。
“フランソワ”:「はい。こちら“金獣鏡”」耳元に手を。インカムから通信を受け取る
鬼雷砲 クレハ:(書類を”見た”のはアタシだけ) 逆に言えば、鬼雷砲一人を始末すれば、この一件を闇に葬る事が出来る
鬼雷砲 クレハ:「…………ま、考えても仕方がないか」
“フランソワ”:「室長? え、いや、私ただ負けたわけじゃなくってですね?」
伊美風 カシリ:「クレハちゃん」
鬼雷砲 クレハ:「着替えの他にも熱いシャワーと、それとつめたーい”ドリンク”を要求するぜ」
“フランソワ”:あわあわと身振り手振りを交えつつ
伊美風 カシリ:「向こうがつまらない真似をしたら。あたしはもう少し頑張ってあげるから」
カルメン・ラジャ:「…その必要もなさそうだよ、カシリ嬢」
“フランソワ”:「あ、いまそんな話はしてない……」
鬼雷砲 クレハ:「……はっ、それは頼りになる」
“フランソワ”:「……は?」百面相をしていた表情が凍りつく
カルメン・ラジャ:(…まあ、やっぱりか)
カルメン・ラジャ:なんとなく、予想は付いていた。
カルメン・ラジャ:結局のところ”そう”なのだ。他の有象無象がいくら何かを言った所で――――
鬼雷砲 クレハ:「ああ……なるほどね」 カルメンさんと顔を見合わせる。
“フランソワ”:「……あなたたち、跪きなさい」通信を切り、本社のある方向に跪く
カルメン・ラジャ:慣れた手つきで跪く。
カルメン・ラジャ:(ほら、カシリ嬢も。見様見真似でいいから)てまねきてまねき。
GM:本社のある方向……北側から、一台の車が向かってくる。
鬼雷砲 クレハ:「……っ」 何が起きたのか混乱しながらも、彼女らに倣うように地面に膝をつける。
伊美風 カシリ:あぐらを書いて坐る
GM:一見して高級とわかる艶のある黒の車。重厚なレネゲイド防御も兼ね備えたそれが、あなたたちの前に止まる
鬼雷砲 クレハ:(カルメンのこの反応……車の主は十中八九)
エリザベート・シェリダン:「──おつかれさま」
エリザベート・シェリダン:それはまるで、上等な氷菓子のような
エリザベート・シェリダン:背筋の凍る冷たさと、舌の根を溶かす甘さを同時に含んだ声が、その場に静かに響く
カルメン・ラジャ:(……いつ聞いても、溶けそうな声だ)
鬼雷砲 クレハ:(――――エリザベート・シェリダン!!)
GM:カーミラの社員が車のドアをあけ、彼女が姿を表す
カルメン・ラジャ:予想はしていた。こういった込み入る状況は――彼女の好むところではない。
伊美風 カシリ:魔の声である。魂に響き渡る、化性の声色である。
カルメン・ラジャ:そう言う時には――自らが采配を振るう。
エリザベート・シェリダン:「状況はバートリから聞いているわ」
カルメン・ラジャ:彼女にはそれが出来る。それが彼女の在り方であり、会社などと言うものはどうでもよいもの・・・・・・・・だから。
カルメン・ラジャ:それを、カルメン・ラジャは理解している――
伊美風 カシリ:しかしされど、屈するつもりはない。暴力に生きるものは拳に斃れることはあっても、屈するなど合ってはならない。上は見上げるもので、目を逸らす場所ではない。
伊美風 カシリ:じっとりとした目で、見る。
鬼雷砲 クレハ:(さて――噂の”吸血鬼”様だ。 あわよくば……って気持ちもあるが)
エリザベート・シェリダン:「リクガニの一件。そしてエージェントの裏切り者」
鬼雷砲 クレハ:(まずは生き残る事を考えねぇとな)
カルメン・ラジャ:余計な口を挟まず、微動だにせず跪いた体勢を崩さない。
エリザベート・シェリダン:「気まぐれで無茶振りをしたつもりが、思わぬ事態になってしまったわね」
エリザベート・シェリダン:「クレハと、カシリ。だったかしら。そしてカルメン」
カルメン・ラジャ:「はい」跪いたまま。
伊美風 カシリ:「そうね」
鬼雷砲 クレハ:「…………はい」
鬼雷砲 クレハ:(さて……どっちだ?)
エリザベート・シェリダン:「まずは身内の恥を雪いでくれたこと、感謝するわ」
エリザベート・シェリダン:「誤情報で第三室に回した手配は、先程取り消したわ。これを謝罪の一部として、受け取ってくれるかしら」
カルメン・ラジャ:(成程、やはり社長が動くと話が早い)
伊美風 カシリ:「いいわよ」
鬼雷砲 クレハ:「光栄ですねぇ。エリザベート・シェリダン社長御自らお褒めの言葉をいただけるとは」
エリザベート・シェリダン:「あの狐は、こちらで適当に処分しておくわ。いいわよね?」
エリザベート・シェリダン:「……さて」懐中時計をかるく掲げて時間を見る
伊美風 カシリ:本音を言えば、エイについていいたかったが。彼女の立場を思えば、名前を覚えられるほうがリスクがあろう。
伊美風 カシリ:それに、殴れたのだ。だから、うなずく。
エリザベート・シェリダン:「時間もないし、早速お仕事の精算をしましょうか」
カルメン・ラジャ:「はい」本当に話が早い。それが恐らく”面倒だから”と言うあたりから来ているだろうというのもよく知っている。
エリザベート・シェリダン:「まずリクガニだけど……あら」
鬼雷砲 クレハ:「そうこなくっちゃあ」 とりあえず、危機は逃れたようだ。
エリザベート・シェリダン:「……リクガニの装甲ってこんな色だったかしら」
鬼雷砲 クレハ:「あ、それは…………」
伊美風 カシリ:「赤はお嫌いかしら」
鬼雷砲 クレハ:「へへへ、最新鋭のアートって言いますか……ねぇ?」
エリザベート・シェリダン:「いいえ。好きよ」
鬼雷砲 クレハ:(あ、危ねぇ―――――――ッ!! 心証を損ねずに済んだ!)
エリザベート・シェリダン:「ただ、それと買い手がつくかの問題は別よね……」
カルメン・ラジャ:(…クレハ嬢は本当にこういう事向いてないな…)
鬼雷砲 クレハ:背筋に冷たい汗が走る。今回の交渉如何では己の命すら危ぶまれるからだ。
鬼雷砲 クレハ:「あ、あー……それでしたら」
伊美風 カシリ:「………」
鬼雷砲 クレハ:「アタシ……わたくし、この手の兵器について詳しい仲介業者をぞんじておりまして」
鬼雷砲 クレハ:「よろしければ、わたくしの方から口を効いてお引き取りを……」
エリザベート・シェリダン:「そこまでかしこまらなくていいわよ」
カルメン・ラジャ:(しかも余計な事を言って身を滅ぼすタイプだ)
エリザベート・シェリダン:「ここは本社の応接室ではないんだし」
鬼雷砲 クレハ:「あ、いいの?」
“フランソワ”:いきなり崩しすぎてる口調にちょっとむっとする
カルメン・ラジャ:らしいなと少し笑みをこぼす。
鬼雷砲 クレハ:(ヤベッ……! これは流石にヤバすぎたか……!?) フランソワの表情に気付く。
エリザベート・シェリダン:「変に余所にマージンを取らせるのも癪だし、うちで買い取りましょうか、このくらいなら」
鬼雷砲 クレハ:「うー、うーん……それは……」
鬼雷砲 クレハ:散々頭を抱えて悩み抜いた挙句
鬼雷砲 クレハ:「…………すいません、交渉とかよくわからないので直球で言わせてもらいます」
エリザベート・シェリダン:「どうぞ」
鬼雷砲 クレハ:「アタシに……”リクガニこいつ”を売ってはくれはしませんか?」
鬼雷砲 クレハ:「アタシは、金もないし……信用もなくて、前金とかも用意できないけど……」
鬼雷砲 クレハ:「でも、コイツがあれば返す算段くらいは!」
エリザベート・シェリダン:「いいわよ?」
鬼雷砲 クレハ:「だから何卒…………   え?」
エリザベート・シェリダン:ネイルを見ながら、何のことでもないように
エリザベート・シェリダン:「ざっくり1000万だったかしら。お金がないんだったら、ウチで貸してあげるけれど」
鬼雷砲 クレハ:「ヒッ……」 1000万という金額に改めて悲鳴が出かかる
“フランソワ”:(社長、兵器とかあんまり興味ないからな……)
カルメン・ラジャ:「…社長、発言の許可を」
エリザベート・シェリダン:「許可するわ。カルメン」
カルメン・ラジャ:「有り難く。彼女は少々健康上の不安を抱えており、いわゆる”血液払い”は使えませんが――」
カルメン・ラジャ:「宜しいので?」
鬼雷砲 クレハ:「…………」 彼女のその言動を裏切りと罵るつもりはない。 調べればすぐにわかる事だからだ。
エリザベート・シェリダン:「ふぅん……」
カルメン・ラジャ:「ただ」
カルメン・ラジャ:「彼女の戦闘能力そのものについては、”殺し屋”としての僕が保証します」
鬼雷砲 クレハ:「…………」 鬼雷砲クレハの十字冠の一部は、少しだが黒みがかっている。
“フランソワ”:「……私からも、重ねて。『牙』として保証します」
伊美風 カシリ:「同じく」
鬼雷砲 クレハ:「あ、ああ……! はい、元々はスポンサードされるようなプロのファイターだったんだ!」
エリザベート・シェリダン:「3人+一機がかりとはいえ、『牙』を倒した相手の力を、見誤るつもりはないわ」
カルメン・ラジャ:言うべきことは言ったので、再び拝聴の体制に。
エリザベート・シェリダン:「そうね……じゃあこうしましょう」
エリザベート・シェリダン:「さっきあなたの力を褒めてすぐだけど」
エリザベート・シェリダン:「あなたに直接スポンサードするには、格が3つ4つは足りていないわ」
鬼雷砲 クレハ:「ぐっ……(痛い所をついてくるじゃねーか)」
カルメン・ラジャ:(手厳しいが、まあ事実だろう。こういう事に関して彼女は見誤らない)
エリザベート・シェリダン:「だから、傘下で適当なところを見繕ってつけてあげる」
エリザベート・シェリダン:「『ダンピール薬品』とかどう? このあたりだし」
カルメン・ラジャ:(元鞘、という所かな)
伊美風 カシリ:――軽く笑う。
鬼雷砲 クレハ:「『ダン……ピール』…………」
鬼雷砲 クレハ:(大山鳴動して鼠一匹……いや)
鬼雷砲 クレハ:(これはチャンスだ……それこそ、これ以上にない)
エリザベート・シェリダン:「そして、ファイトマネーから天引きして少しづつ返してもらう。利子はいい試合をしてもらえればそれでいいわ」
鬼雷砲 クレハ:「…………はい!」
伊美風 カシリ:「良かったわね」
鬼雷砲 クレハ:「その提案、喜んで受けさせていただきます!」
鬼雷砲 クレハ:「あ、ああ……まずはここから」
鬼雷砲 クレハ:「もう一度、栄光の頂点に昇り詰めるために……!」
エリザベート・シェリダン:「”ラトゥン・スピネル”、覚えておくわね」
エリザベート・シェリダン:「次。カシリ」
エリザベート・シェリダン:「ウチからの借金、666万N。期限ギリギリね」
伊美風 カシリ:「あたしはシンプルね」
伊美風 カシリ:「返済期限を延ばして欲しい・・・・・・・・・・・・・
エリザベート・シェリダン:「……先の1000万、あなたから『カーミラ』を仲介して売ったことにすれば」
エリザベート・シェリダン:「完済どころか、お釣りもくるわよ。マージン料はもらうけれど」
カルメン・ラジャ:(まあ、そうだろう。)彼女が出てきたという事は、つまりここで全部のカタを付けるつもりなのだ。
伊美風 カシリ:「じゃあ。そうするわ」
伊美風 カシリ:「その上で、一つお願いがあるんだけれど」
エリザベート・シェリダン:「なにかしら」
伊美風 カシリ:「あたしを、ノヴァリス・ファイトに出させて貰えないかしら」
伊美風 カシリ:「今回、友達に迷惑を掛けたからね。稼ぎ口の一つは見つけておきたい」
エリザベート・シェリダン:「……それは構わないけれど」
鬼雷砲 クレハ:「お……? おいおいおい、わかって言ってるのか?」
カルメン・ラジャ:「…」黙って聞いている。
エリザベート・シェリダン:「……あなた、たしか直近の200万は、ファイトそれをダシにして、結局一度も出てないって聞いたわよ?」
伊美風 カシリ:「誰が、勝てないから出ないって言った?」
カルメン・ラジャ:(そんな事やってたのかカシリ嬢…)
エリザベート・シェリダン:「……まぁいいわ」
エリザベート・シェリダン:「ファイトの出場資格に制限は無いし、好きになさい」
エリザベート・シェリダン:「スポンサーはつけないし、名前も覚えるつもりはないわ」
鬼雷砲 クレハ:「アマチュアからのスタートってわけだ」
カルメン・ラジャ:まあ、ここまでは大方の予想通り。
カルメン・ラジャ:(…さて、と)
伊美風 カシリ:「別にいいわ」
伊美風 カシリ:ほしいのは金だけだ
伊美風 カシリ:カシリの栄光と栄光は、外にこそある。このコウモリが理事会の狗であったかどうかも分からぬのに
伊美風 カシリ:ツー・タイム。FHに還るつもりとは、流石に言えぬ。
エリザベート・シェリダン:「いいお返事ね」
伊美風 カシリ:そこでこそ、カシリは最強を目指せるのだから。
鬼雷砲 クレハ:(大丈夫なのかよ……やべぇ事になったらアタシがどうにかするか)
エリザベート・シェリダン:「……さて、カルメン。無事彼女の借金を完済させられたわね」
カルメン・ラジャ:「はい」
カルメン・ラジャ:一番読めないのが、僕の処遇だけど。
エリザベート・シェリダン:「とはいえ、このまま元の通り、平の行員待遇というのも、すこし釣り合わない気がしてきたわね」ふむ、と少し考える
カルメン・ラジャ:何か余計な口をはさむような真似はしない。
カルメン・ラジャ:つまり、全ては彼女の胸先三寸にあるのはいつも変わらないのだから。
鬼雷砲 クレハ:(カルメン……) 口を挟む気はない。ただ、彼女の処遇が良いものであるように祈るだけだ。
エリザベート・シェリダン:「じゃあ、こうしましょう」
エリザベート・シェリダン:「カルメン。私の武器」「あなたはどうしたい?」
カルメン・ラジャ:「…?」
伊美風 カシリ:なんとまぁ
伊美風 カシリ:口説き文句だこと
カルメン・ラジャ:予想だにしない事を聞かされて、きょとんとした顔を向ける。
エリザベート・シェリダン:「平の行員としてやり直したいというのならそうしましょう」
カルメン・ラジャ:或いは今までで一番、表情が崩れた時だったのかもしれない。
エリザベート・シェリダン:「第三室の直下エージェントもいいわね」
エリザベート・シェリダン:「腑抜けた顔をしてないで、さぁ」
カルメン・ラジャ:「…………武器は」
カルメン・ラジャ:「武器は、考えません。ただ、それを使う人を待つのみです」
鬼雷砲 クレハ:「カルメン……」
エリザベート・シェリダン:「考えもしない、ただの武器は間に合ってるわ」
カルメン・ラジャ:そう在って、そう生きてきた。その在り方が、一番何も考えなくてよかったから。
エリザベート・シェリダン:それは、あなたが面接で武器を名乗った時に、返した言葉と同じ
カルメン・ラジャ:「…………」(……全く、厳しい人だ)
カルメン・ラジャ:何も考えたくなかった。何かを考えていたくなかった。ただ命じられた事だけをして、生きていられればそれでもよかった。
カルメン・ラジャ:(社長といると、心の内がぐちゃぐちゃにされてしまう)
カルメン・ラジャ:「…………」ノイマン交じりの聡明な頭脳を、全て闘いのためにつぎ込んできたそれを、必死に回転させる。
鬼雷砲 クレハ:「……アタシが言うのもなんだけど」
エリザベート・シェリダン:何も語らず、あなたを見下ろして待っている
鬼雷砲 クレハ:「カルメン、お前ほどこの人の事をわかってる人間はいないと思うよ」
カルメン・ラジャ:「…………ぐぅ」うめき声じみた声が漏れる。言われなくてもわかっている。
鬼雷砲 クレハ:”あの時”、”レディ・カーミラ”という女の存在について最も深く理解していたのはカルメンであった。
鬼雷砲 クレハ:耳元に近づき、そっと口を近づける。
鬼雷砲 クレハ:「(好きなんだろう? ……この人の事が)」
鬼雷砲 クレハ:「なら、その通りに選べばいいじゃないか」
カルメン・ラジャ:(――)表情がぎくんと崩れ、無表情になる――心の中を覗かせまいとして。
伊美風 カシリ:頭を、ぽりぽりと掻く
エリザベート・シェリダン:「どうかした? カルメン」
カルメン・ラジャ:「…………」すぅ。息を一度吸って。
カルメン・ラジャ:はぁ。一度吐く。何時もの彼女のルーティング。
カルメン・ラジャ:「……願わくば」そうすれば、すぐに彼女は元の顔に戻っていた。
カルメン・ラジャ:「二つばかりのお願いを」
エリザベート・シェリダン:「言いなさい」
カルメン・ラジャ:「僕を吸血係に戻してくれることと――」
カルメン・ラジャ:「…寝室にお上がりするための、替えの服を」
エリザベート・シェリダン:血まみれの真っ黒なシャツをみて、くすりと笑う
鬼雷砲 クレハ:「……へへへ」
エリザベート・シェリダン:「不遜ね。私の口にニンニクをつっこんでおきながら、その地位に戻りたいだなんて」
カルメン・ラジャ:「うぐっ」どすっと言葉が刺さる音。
カルメン・ラジャ:……しょうがないだろう。考えるのは苦手で、嫌いだ。
鬼雷砲 クレハ:(????)
カルメン・ラジャ:自分の心なんて――見たくもない。
鬼雷砲 クレハ:(え? ニンニク……? マジで……?)
伊美風 カシリ:「にんにくねぇ」
鬼雷砲 クレハ:初めて知った。彼女の退任理由。
鬼雷砲 クレハ:「くっ、はっ、はははは……」
エリザベート・シェリダン:「吸血鬼だもの。日光とニンニクは嫌いよ」
鬼雷砲 クレハ:「やべっ!」 両手で口を閉ざす。
伊美風 カシリ:「なら、エリザベート・シェリダン。さぞや鏡も嫌いでしょう」
伊美風 カシリ:「だから、あたしが教えてあげる」
エリザベート・シェリダン:「構わないわ、クレハ。今のは笑ってもらいたくて言ったんだもの」
伊美風 カシリ:「あんたとカルメンちゃん、旗から見ても似合ってるわよ。ややこしい言い回しが好きなところとか、特に」
鬼雷砲 クレハ:「……し、失礼しました…くっ……ふふっ……まさか……カルメンの奴、そんな理由でクビに……ふふっ!」
カルメン・ラジャ:「…………」言う事は言ったので、憮然としながら元のように跪く。
エリザベート・シェリダン:「何を言っているのかわからないわね」
エリザベート・シェリダン:「私、鏡は好きよ。私が映っているもの」
エリザベート・シェリダン:くいっと、顎で車を運転していた社員に指示する。
『カーミラファイナンス』社員:小さく頷いてから、カルメンに2枚の名刺のようなものを差し出す
カルメン・ラジャ:恭しく受け取る。
『カーミラファイナンス』社員:一枚は商業特区の高級服飾店。もう一枚は、高精度な血液透析を行える病院だ
GM:(カーミラファイナンス周辺では、吸血鬼のために、主に成分分析やろ過のために血液透析をサービスとして行う場所がある)
カルメン・ラジャ:「有り難く。寝室には何時頃お伺いすれば?」
エリザベート・シェリダン:「シャツと、あとはしっかりニンニクを抜いた血」
エリザベート・シェリダン:「気が早いわよ。もう」
エリザベート・シェリダン:「そんなに忘れられないのかしら?」
カルメン・ラジャ:「話が早い方がお好みかと思いまして」
カルメン・ラジャ:その質問には意図的に返さない。
伊美風 カシリ:「けだもの」
“フランソワ”:「けだもの」
カルメン・ラジャ:やれやれと少し笑った。
鬼雷砲 クレハ:「ふっ……」
伊美風 カシリ:「なにが、武器は考えないよ」
伊美風 カシリ:「あんた、立派にイキモノよ」
カルメン・ラジャ:「言わないでほしい、少しばかり死にたくなる」
鬼雷砲 クレハ:「良かったじゃねーか。素敵な職場に戻れて、な」
エリザベート・シェリダン:「ふふ……透析が終わったら第一秘書室に連絡なさい」
エリザベート・シェリダン:「時間はそこで。待っているわね?」
カルメン・ラジャ:「ええ」
エリザベート・シェリダン:「さぁ。これで用事は終わりね?」ぐ、と小さくのびをして
エリザベート・シェリダン:「雑多な手続きは、あとで本社に寄りなさいな」
伊美風 カシリ:「では、さようなら」
エリザベート・シェリダン:「私の名前を出せば、要件は伝わるようにしておくから」
鬼雷砲 クレハ:「はい。それでは社長さん、お達者で」
伊美風 カシリ:「呪われた学区で、生き血を回す魔王様」
エリザベート・シェリダン:「魔王」
エリザベート・シェリダン:「いいわね、それ。気に入ったわ」
伊美風 カシリ:「ええ、慈悲深い魔王様よ」
カルメン・ラジャ:「…ふふ」
エリザベート・シェリダン:「聖女がいるんだもの。魔王だっていてもいいわよね?」
カルメン・ラジャ:あまりにもその形容が、ぴったりだったもので少し笑ってしまった。
伊美風 カシリ:「奪う血に好みはあっても、血を与える相手は選ばない」
鬼雷砲 クレハ:「……確かに」 小声で
伊美風 カシリ:「誰にでもを、お金機会を貸し与えるあんたは」
伊美風 カシリ:「よそ者のあたしからすれば魔王で」
伊美風 カシリ:「ラス・ヴィダスからすれば、あんたもまた、聖女なんでしょう」
伊美風 カシリ:「けど、夜に聖女は似合わない。でしょ」
伊美風 カシリ:「だから、あたしはあんたを魔王と呼ぶわ」
エリザベート・シェリダン:くすり、と上機嫌そうにわらって
エリザベート・シェリダン:「カシリ。”外道丹”ね」
伊美風 カシリ:「ええ」
エリザベート・シェリダン:「覚える気はないと言ったけど、撤回しておくわ」
エリザベート・シェリダン:「がんばってね、魔王の名付け親さん」
伊美風 カシリ:「――ええ、あたし、頑張りやさんだから」
エリザベート・シェリダン:社員が開けた扉から、車に乗り込む
エリザベート・シェリダン:「それじゃあ」
エリザベート・シェリダン:「フランソワも。後で第三室に報告書ね」
エリザベート・シェリダン:それだけ言って、車が北に向けて走り去っていく
“フランソワ”:「……室長に怒られるの、いやだなぁ」
カルメン・ラジャ:車が見えなくなるまで跪いていた。
伊美風 カシリ:小腹が減ったので虫を食べ始める。
鬼雷砲 クレハ:「…………ふぅ」
鬼雷砲 クレハ:「まったく、生きた心地がしなかった」
伊美風 カシリ:「問題ないわよ、クレハちゃん」
カルメン・ラジャ:「機嫌が良い日でよかったね」すっと立ち上がる。
鬼雷砲 クレハ:「魔王ってのもまあ……納得の」
カルメン・ラジャ:ごきごきと腰を回して伸ばしている。
鬼雷砲 クレハ:「おっと、マズいマズい。ここには”レディ・カーミラ”のお気に入りもいるんだった」
カルメン・ラジャ:「構わないさ。寧ろ魔王呼びした方が喜ぶんじゃないかな?」
伊美風 カシリ:「いいじゃない」
鬼雷砲 クレハ:「ははっ!確かにあの性格ならな」
伊美風 カシリ:「それに、カーミラは最後には破れた吸血鬼よ」
カルメン・ラジャ:「あの人はどうも子供っぽい所があるからね」
鬼雷砲 クレハ:「やれやれ。本当にお前と社長さんはお似合いだよ」
カルメン・ラジャ:「…?」
伊美風 カシリ:「ええ」
伊美風 カシリ:「あの魔王には、必要な誰かなんていないけど」
鬼雷砲 クレハ:「そういう子供っぽいところも含めて、好きなんだろ?」
伊美風 カシリ:「似合う宝石の一つ二つはあるでしょう?」
カルメン・ラジャ:「…………そう言う言葉にするのはやめてほしいかなぁ!?」
伊美風 カシリ:「カルメンちゃん」
鬼雷砲 クレハ:「悪いね! こういう言葉遊びには慣れてないもんでな!」
伊美風 カシリ:「魔王に握られる武器よりも、魔王を飾る輝石でありなさいな」
伊美風 カシリ:「つまり、にんにくは控えたほうがいいわよ。いらない匂いのしみたアクセサリーなんて、ね」
カルメン・ラジャ:「ぐう」
カルメン・ラジャ:ぐうの音が出た。
伊美風 カシリ:虫の入った瓶を差し出す。
伊美風 カシリ:「匂い、ないわよ。血にもなるし」
カルメン・ラジャ:「……いらないよ」
伊美風 カシリ:「あらそう。歯ごたえもいいのに」
伊美風 カシリ:ちなみに、虫は生きている。
伊美風 カシリ:ぷちん、ぷちん。
鬼雷砲 クレハ:「……まったく」
鬼雷砲 クレハ:「ラス・ヴィダスらしい、汚濁に満ちた……でも」
鬼雷砲 クレハ:「希望が残る、そんな夜だったぜ」
伊美風 カシリ:「まったく、長い夜ね」
伊美風 カシリ:「ま、ラスヴィダスは糞溜めだけど」
伊美風 カシリ:「洗い流せば、多少は綺麗にもなる」
伊美風 カシリ:「――裏切りと、血と、戦いの夜」
伊美風 カシリ:「なんとも、まぁ」
伊美風 カシリ:「――透き通った空ノヴァリスに、ふさわしい夜だったわ」
伊美風 カシリ:空。
伊美風 カシリ:誰にでも降り注ぐ十字を見る。
伊美風 カシリ:今夜は、星も流れない。
伊美風 カシリ:――いい夜、なのだろう。
GM

ED2 『チーム』

GM:ED2 『チーム』
GM:ラス・ヴィダス ノヴァリス・ファイトスタジアム
GM:かつてあなたが辛酸を舐めさせられ、スポンサーを失ったこの場所に、あなたは戻ってきた。
GM:響き渡る歓声。わざとらしくテンションをあげた実況の声。変わったのは、相手とあなたの状況だ。
実況:「決まったーっ!! “ラトゥン・スピネル”の壁を乗り越えられず、チーム『ドッグバイト』最後の一人も斃れたぁー!」」
解説:「スポンサーを失ってからチーム戦に移行したそうですが、ソロ時代とは大違いの働きぶりですね」
鬼雷砲 クレハ:「はっ、うはははっ! 『ドッグバイト』っつーワリには、大した歯ごたえもない相手だったみてえだな!」
鬼雷砲 クレハ:そう言い放つのはかつての負け犬、鬼雷砲クレハであった。装甲には無数の打撃痕が残っているが、攻撃が突破された形跡はない。
鬼雷砲 クレハ:彼女の背後では赤く染め上げられた機動兵器”リクガニ”が「ハイジョ!ハイジョ!」と叫びながら砲塔を構えていた。
”リクガニ”:「ハイジョ!( ・`ω・´)」
”コアイーター”母木リリカ:「はしたなくってよ、クレハ」
鬼雷砲 クレハ:「おっと、すまねぇな。”コアイーター”」
”コアイーター”母木リリカ:「リクガニも、はしゃぐのはいいけれど、空砲なんかしたら、茹でて食べてしまいますわよ?」
”リクガニ”:「 (´・ω・`) 」
鬼雷砲 クレハ:「へっへっへ……そいつは勘弁してやってくれ。これ以上茹でられたらドロドロのカニミソになっちまう」
鬼雷砲 クレハ:「にしても、まさかこんな事になるとはなぁ~」
鬼雷砲 クレハ:「アタシを打ち負かした相手と、こうして肩を並べる事になるなんて……随分と数奇な運命だぜ」
”コアイーター”母木リリカ:「昨日の敵が今日の友、でしたか? 珍しくもないでしょう」
鬼雷砲 クレハ:「違いねぇ。なんたってノヴァリス・ファイトだからなぁ」
”コアイーター”母木リリカ:「さぁ。今日のノルマも達成して、これで”経済屋”も文句を言わないでしょう」
”コアイーター”母木リリカ:「それでは私、この間のお店出禁になってしまったので、新しいお店を探しに行ってきますわね?」
”コアイーター”母木リリカ:食べ方も綺麗で、よほど不味くなければ完食する上品さはあるが、主に食べる量が埒外なのが原因である。
鬼雷砲 クレハ:「あ? お前……また締め出しを喰らったの?」
鬼雷砲 クレハ:「ほどほどにしておけよ~。何と言っても物事は全部身体が資本なんだからさぁ」
”コアイーター”母木リリカ:「貴女が言うと説得力がありますわね」ひらひらと手を振って去っていく
鬼雷砲 クレハ:「へっ……そんじゃあまた」
鬼雷砲 クレハ:「さて、と」
鬼雷砲 クレハ:全方向から歓声が鳴り響く。
鬼雷砲 クレハ:肌が震えるようなそれを全身に浴び、軽く手を掲げる。
鬼雷砲 クレハ:その動作に爆発する様に声の波が生じ
鬼雷砲 クレハ:(ああ……)
鬼雷砲 クレハ:この空気を深く味わうかのように息を吸い、正門から外へと出て行く。
鬼雷砲 クレハ:かつてとは違う、栄光をその身に浴びて……
鬼雷砲 クレハ:「おっと……?」
鬼雷砲 クレハ:ふと、人の姿をそこに見かけた。
フラウ・モンモランシー:「どうも~」
鬼雷砲 クレハ:「げっ」
GM:かつての、そして現在もあなたのチームの担当を引き続き任せられた、『ダンピール薬品』の社員である
フラウ・モンモランシー:「フラウも見てましたよ、さっきの試合」
鬼雷砲 クレハ:「っそ。で……感想は?」
フラウ・モンモランシー:「リクガニと”コアイーター”とチームを組んで以降は快調そのものじゃないですかあ」
フラウ・モンモランシー:「素晴らしい試合でしたよぉ。特にフラウが話を持ってきたリクガニちゃんとか」
フラウ・モンモランシー:フラウが、のくだりを強調している
鬼雷砲 クレハ:「お前……自分の手柄みたいに…!」
鬼雷砲 クレハ:ぷるぷると握った拳が震える。
鬼雷砲 クレハ:「はあ……まあいいや」
フラウ・モンモランシー:「なにかフラウに言いたいことでも?」
鬼雷砲 クレハ:「………………」 苦虫をかみつぶしたような顔。
鬼雷砲 クレハ:「……ぐっ うぐっ…………」 言おうと思ってる事はあるけど、どうしても言いたくないというような顔
フラウ・モンモランシー:「んん~~~???」
鬼雷砲 クレハ:さんざん唸り声を上げた挙句
鬼雷砲 クレハ:「…………ありが、とう」 酷く、蚊の囁くような小さな声でそう言う。
フラウ・モンモランシー:「いやぁ~いいんですよぉ。フラウはあなたの担当なんですからぁ~」
フラウ・モンモランシー:「これからも末永くがんばってくださいよぉ」
鬼雷砲 クレハ:「こ、こいつ……!(な、殴りてぇ~~~~~~)」
鬼雷砲 クレハ:「くそっ……マジで、マジで腹立たしい事ではあるけど」
鬼雷砲 クレハ:「アタシがここまで這い上がって来れたのは、あんたがくれた情報のおかげだ」
鬼雷砲 クレハ:「その辺は……正直に言って、マジで言いたくないけど、感謝……してはいるよ」
フラウ・モンモランシー:「それほどでもありますけど~~~」
フラウ・モンモランシー:「がんばってくださいよぉ、本当に。えぇ」
鬼雷砲 クレハ:「ああ、わかってる」
鬼雷砲 クレハ:「あんたの所のボスにも世話になった事だしな」
フラウ・モンモランシー:「……リリカさんが『ダンピール薬品』がスポンサーをしているファイターなのは知れ渡っているので」
フラウ・モンモランシー:「彼女が出禁になったお店の苦情、フラウのところにも来るんですよ……」
フラウ・モンモランシー:「なのでぇ、無限にがんばってもらわないと、フラウの社内評定にも関わるんですよぉ」
鬼雷砲 クレハ:「…………んん?」
鬼雷砲 クレハ:「なるほど。つまりだ」
鬼雷砲 クレハ:「アタシが頑張らないと、お前も巻き添えで下手を掴まされるってわけ?」
鬼雷砲 クレハ:「へ、へへへ……」 意地の悪い笑みを浮かべる。
フラウ・モンモランシー:「その可能性も多少は」
フラウ・モンモランシー:「……なにか悪いことを考えている顔ですね? フラウにはわかりますよ?」
鬼雷砲 クレハ:「いいや。何も」
鬼雷砲 クレハ:「ただ、そうだな。アタシとあんたはどうにも”運命共同体”になっちまったわけで」
鬼雷砲 クレハ:「これからも、アタシを勝たせる為に”頑張って”くれよ? フラウ」 今までの意趣返しをするかのように、ひひっと笑いながら言い放つ
フラウ・モンモランシー:「イヤな言い方ですねぇ……」
フラウ・モンモランシー:「頑張るのはクレハさんじゃないですかぁ、もう~」
鬼雷砲 クレハ:「……アタシだけじゃあどうにもならないさ」
鬼雷砲 クレハ:「ま、それはそれとして」
鬼雷砲 クレハ:「”リクガニ”のヤツもなかなか話のわかるヤツなんだけどさ。どうにも最近ピリッとしたのが足らねぇ」
フラウ・モンモランシー:「ピリッと」
鬼雷砲 クレハ:「どう? 何かアイツに使えそうな強化パーツとか、理事会秘蔵のマル秘アイテムとか、そう言うのない?」
フラウ・モンモランシー:「そうそう”リクガニ”の時みたいなオイシイ話は流れてきませんよ~」
フラウ・モンモランシー:「まぁでも~。フラウ様にどうしても~って言うならぁ、ナシつけてあげてもいいですけど~?」
鬼雷砲 クレハ:(この女……この期に及んでイニシアチブを握りに来やがった……!)
鬼雷砲 クレハ:「……そんな事を言っていいのか? アタシが負けたらアンタの評価も落ちるんだぜ?」
鬼雷砲 クレハ:(会話のイニシアチブを取り戻してやる……!)
フラウ・モンモランシー:「そうですねぇ~。フラウの評価が落ちちゃうのは困ります~」
鬼雷砲 クレハ:「なら……」
フラウ・モンモランシー:「……でも、クレハさんは評価だけじゃないですよねぇ~?」
鬼雷砲 クレハ:「………………」
フラウ・モンモランシー:ニコニコ
鬼雷砲 クレハ:「お前、さぁ……お前っ…………さァ~~~~~!!」
鬼雷砲 クレハ:「マジで痛いところ突いてきやがる」
フラウ・モンモランシー:「はぁ~い♡フラウはここですよ~」
鬼雷砲 クレハ:「前世はタンスの角か何かだったんじゃないの?」
鬼雷砲 クレハ:「はぁ……わかったよ。アタシの負けだ」 意外にもあっさりと負けを認める。
鬼雷砲 クレハ:「優しいフラウ様にお願いします。また、勝ちに繋がる情報があれば全力で取って来てください」
フラウ・モンモランシー:「えぇ~~~~?」
フラウ・モンモランシー:「も~~しょうがない子ですねぇ~♡」
鬼雷砲 クレハ:「本気で殴ってもいいか?」
フラウ・モンモランシー:「フラウ様は優しいので、ちゃんとナシつけてあげますよ~」
フラウ・モンモランシー:「うふふふふ」
鬼雷砲 クレハ:(くっそぉぉ~~~~! 本当であればここでアタシがマウントを取って……!!)
鬼雷砲 クレハ:(まあ、でもまあ……)
鬼雷砲 クレハ:(いいか……こういうのも、また)
鬼雷砲 クレハ:観念したような表情でひとつため息をつく。
鬼雷砲 クレハ:「頼りにしてるぜ、フラウ」
フラウ・モンモランシー:「こちらこそ、頼みますよ~」
鬼雷砲 クレハ:「アタシが目指す栄光の頂点は、どうやら一人だけで上り詰めるのは難しいみたいだからな」
鬼雷砲 クレハ:「お前がいると……全っ然!安心は出来ないしめちゃくちゃムカつくけれども」
鬼雷砲 クレハ:「それでも、”勝利”には近づける……そんな気がするんだ」
鬼雷砲 クレハ:「じゃ、これからもよろしくな」
GM

ED3 『祝杯』

GM:ED3 『祝杯』
GM:ラス・ヴィダス南部 スラム街 ストリート
GM:さながら獣道のような成り立ちで主要な経済域となった”ストリート”。そこに面した薬局は
GM:普段は疲れて話をしにきたもの。薬を求めるもの。ひやかしや店主目当ての客未満もいるような場所だが
GM:今日は「本日休業」の看板をさげている
業者エイ:「借金完済、おめでト~!」
伊美風 カシリ:「いえー」
伊美風 カシリ:ぽりっ、ぽりっ
業者エイ:居住スペースになっている二階部分で、あなたとエイは、以前に持ち込んだ酒瓶を手にささやかな宴会を催していた
伊美風 カシリ:「いい感じにハッピーよ」
業者エイ:「それ食ってる薬のせいじゃないカ?」
伊美風 カシリ:「これは食前薬だって。漢方よ、漢方」
業者エイ:とかいっている彼女も、既に雑多な酒をあけているのか赤ら顔である
伊美風 カシリ:「たまにはいいもんね、フツーに酔うのは」
伊美風 カシリ:そういって、カシリもグラスを煽る
伊美風 カシリ:当然、グラスにも味付けをしている。カクテルの一部に塩をなすりつけるように
伊美風 カシリ:ちょっとした粉を縁に擦り付けて、味付けにしているのだ
業者エイ:「ソルトグラスなんてイキなことやるとおもったガ」
業者エイ:「……それ、普通の粉じゃないよナ?」
伊美風 カシリ:「漢方よ」
業者エイ:「へいへい、かんぽーかんぽー」
伊美風 カシリ:ぐびぐび
業者エイ:ぐびぐび
業者エイ:「よぉーし! じゃーそろそろアレあけるゾー!」どん、とテーブルの上に置いたのは
業者エイ:以前にあなたが彼女に渡した、オールドの遺品の酒瓶だ
伊美風 カシリ:1 美酒 2 魔酒 3 色々な生き血が混じったスタミナ酒 4 えっちなおくすり 5 αトランス
伊美風 カシリ:1d5
DoubleCross : (1D5) → 2

伊美風 カシリ:「行きましょう……」
伊美風 カシリ:「今日は、祝の日……」
伊美風 カシリ:「とっておきをあけるのには、ふさわしい日」
伊美風 カシリ:「……」
伊美風 カシリ:「今回は、ありがとうね」
伊美風 カシリ:「ひどい目にもあったけど、今回も、巡り巡ってエイちゃんのおかげで助けられた」
業者エイ:「なんだなんダ、急ニ」
業者エイ:「……よせやイ。元はと言えばオイラがあの狐に釣られただけだヨ」
伊美風 カシリ:「ま、終わりよければ全て良し」
業者エイ:コルクオープナーで封を開ける
伊美風 カシリ:芳醇な香りが漂う。衝動判定だ!
伊美風 カシリ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[2,10] → 12

伊美風 カシリ:「ああ……昂ぶる香り……」
伊美風 カシリ:「大人共のとっておき、どんな味がするのかしら」
業者エイ:「ひひひ。どんなもんかねェ」手元が揺れながらもグラスにそそいで
伊美風 カシリ:「かんぱーい♡」
伊美風 カシリ:どぼどぼと注いで、グラスを掲げる
伊美風 カシリ:ぐびり
業者エイ:「かんぱーイ♡」
業者エイ:ぐびり
伊美風 カシリ:味 1 シンプルに香りがよくて味がよくてうまい 2 脳髄が焼ける恍惚
伊美風 カシリ:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

伊美風 カシリ:「―――――――っっっっっっっっ」
伊美風 カシリ:びくん、びくん、びくん。
伊美風 カシリ:脳髄が焼ける。背筋を快楽の紫電が貫く。
伊美風 カシリ:これは――美味の暴力だ!
業者エイ:「~~~~~~っ♡」
伊美風 カシリ:「も、もう、いっぱい……」
業者エイ:「……これ、ヤベーブツとか入ってないよナ。もったいなくて成分分析かけてないけどサ」
業者エイ:とはいいつつ2杯目を注ぐ
伊美風 カシリ:「単に外の高級品ってだけでしょ……おいし、おいし!」
業者エイ:「おいおい、カシリ、飲み過ぎだゼ~」ぐびぐび
伊美風 カシリ:「いいじゃないの……お祝いなんだからさぁ」
伊美風 カシリ:「あつっ……ぱたぱた」
業者エイ:「つーカ、もっと味わってのめヨ。こぼれてるゾ」
伊美風 カシリ:「えー、あ、そうねー」
伊美風 カシリ:腕で拭う。
伊美風 カシリ:「ねぇ、エイちゃーん」
業者エイ:すんすん、と鼻を鳴らす。脳髄が焼ける恍惚をもたらす液体がカシリの顎や首から薫る
業者エイ:「なんダ?」
伊美風 カシリ:「ちょっと、足がアブナイから」
伊美風 カシリ:「泊めて?」
業者エイ:「オマエでも千鳥足になるのカ?」
伊美風 カシリ:「なるわよ、友だちの前でぐらいハメは外すわ」
業者エイ:「ひひひ。友達カ」
業者エイ:「いいゼ、友情価格で泊めてやるヨ」
伊美風 カシリ:「ありがとー」
伊美風 カシリ:抱きつく、狐にやったのとは違う、柔らかなハグで
業者エイ:「おっト……」柔らかく抱き返す
業者エイ:「ふん……」ぺろり。目と鼻の先に来た顎。まだ魔酒のついているところを舐める
伊美風 カシリ:「あ……」
伊美風 カシリ:ぞくりとした感覚。暴力以外で誰かが触れるなど、どれだけぶりだろう。
伊美風 カシリ:「――ふふ」
業者エイ:「……なんだヨ。つい舐めたのは悪かったヨ」
伊美風 カシリ:少しだけ、ハグを強める。前進で、エイを味わうように。
伊美風 カシリ:「考えてみたらさ―、あたし、今、約得よね」
業者エイ:「何がだヨ」
伊美風 カシリ:「ラス・ヴィダスでもモッテモテのエイちゃんとハグハグしてるわけだし? お友達価額で?」
伊美風 カシリ:「おとくー」
業者エイ:「オマエ、大分酔ってきてるナー?」このまま頬ずりでもしてきそうな勢いにやれやれと
業者エイ:それはそれとしてぐびりとグラスを傾けて
伊美風 カシリ:「……」
伊美風 カシリ:とびきりのグラスを見つけた、香りの源
伊美風 カシリ:カシリは武に生きるもの特有の速度で、エイに顔を近づけ――
伊美風 カシリ:唇を合わせ、舌を、押し込み――
伊美風 カシリ:「ん……」
業者エイ:「んぐ、んっ」
伊美風 カシリ:グラスから、酒を堪能し始める。
伊美風 カシリ:ごくり、ごくり。加わる雑味が、なんとも甘い。
業者エイ:しかしグラスもただのグラスではない。抵抗して一滴でも飲み干そうとする
業者エイ:押し込まれた舌を押し返し、時に牽制するように突き出し合う
伊美風 カシリ:「………♡♡」
伊美風 カシリ:甘く、旨く、心地よい。最高のつまみだ。
伊美風 カシリ:そっと、腰に手を回して、唇を話す。
伊美風 カシリ:「エイちゃーん」
伊美風 カシリ:「このまんま、」
業者エイ:「……ンだよ」
伊美風 カシリ:「夜更かしする?」
業者エイ:「……酔いすぎダ、アホ」
業者エイ:「まぁ……水と酒なら、たんまりあるヨ。」
伊美風 カシリ:「……そーね」
業者エイ:腰に片手を回し、気づけば最後の一杯になった魔酒を片手で煽る
業者エイ:煽って含んだまま飲み干さず、一拍待つ
伊美風 カシリ:もう一度、唇を合わせる。今度は、先程よりも優しく。
伊美風 カシリ:そして、酒を飲み始めた。
業者エイ:不意を打たれた先程より明確に、しかし雑味を楽しむように
業者エイ:一杯の魔酒を、唇を合わせたまま。甘いツマミと共に分け合う。
伊美風 カシリ:――今夜も、いい夜になる。
伊美風 カシリ:ラス・ヴィダスは、眠らない。
伊美風 カシリ:長い夜は、どこまでも――
GM

ED4 『吸血係』

GM:ED4 『吸血係』
GM:ラス・ヴィダス北部 商業特区
GM:”リクガニ”を巡る一件から数夜明けて。血液透析とシャツの買い替えを済ませたあなたは
GM:ニンニクの香りを一切漂わせない血に戻り、『カーミラファイナンス』本社、最上階に戻ってきた
バートリ・レ・ファニュ:「こんばんは。……あぁ、今日からでしたか。係への復帰は」
カルメン・ラジャ:「ええ」しっかりと身支度を整えて、ついでとばかりに武器のメンテナンスなども一式済ませておいた。
バートリ・レ・ファニュ:「ちょっと失礼」ずいっと近寄り、首筋の匂いを嗅ぐ
カルメン・ラジャ:少しばかり首筋を嗅ぎやすくするように逸らす。
バートリ・レ・ファニュ:肩と胸元の露出の多い服装は、場合によっては目に毒になりうるが、彼女は気にしない
カルメン・ラジャ:(こっちも嗅ぎたい気分にさせてくれるなあ)
バートリ・レ・ファニュ:「うん……大丈夫そうですね」
カルメン・ラジャ:「流石に二度同じことはやりませんよ、多分…」
バートリ・レ・ファニュ:「流石に次は擁護できませんからね?」
カルメン・ラジャ:「次からはニンニク発見装置を持ち歩くことにしましたので」
バートリ・レ・ファニュ:「……係の仕事をする前夜でも無い限り、食事に制限はしませんからね? 一応」
カルメン・ラジャ:「僕が気にするんです」
カルメン・ラジャ:「流石にちょっと自分に落ち込んだというか……」
カルメン・ラジャ:「こほん。後弁護に関しては感謝しています。どうもありがとうございました」
バートリ・レ・ファニュ:「構いませんよ。我が社の利益になることですから」
バートリ・レ・ファニュ:「……さ。社長の寝室へどうぞ」
カルメン・ラジャ:「ええ」
カルメン・ラジャ:過日と同じように音を立てず入室。
GM:赤と黒を貴重とした、気品に溢れた内装。高級そうな調度品が設置されつつも、煩雑さを感じさせていない。
GM:ラス・ヴィダスという混沌の坩堝の中でありながら、そこだけはまさに『貴族』の空間と表現できる。
エリザベート・シェリダン:天蓋付きのベッドの中。一糸まとわぬ姿で、『魔王』が眠っていた
カルメン・ラジャ:(……やれやれ。ここに戻ってくるまでに大変だったな…)
カルメン・ラジャ:同じように武器を外し、横に置いて、そのまま椅子に座る。
エリザベート・シェリダン:美術品の美しさと、娼婦の淫靡さを併せ持つ肉体を横たえ、時折寝返りをうつ
カルメン・ラジャ:騒動があったとはいえ、係の務めは忘れていない。起こさないよう静かに待つ。
エリザベート・シェリダン:「ん……」
エリザベート・シェリダン:「ん、んぅ……ふぁ」ゆっくりとまぶたを開き、あくびを1つしながら目覚める
カルメン・ラジャ:「…お目覚めですか?」
カルメン・ラジャ:ばちんと首のボタンを一つ外す。
カルメン・ラジャ:ふわりと漂う匂いに、余計な不純物は入っていない。
エリザベート・シェリダン:「あぁ……今日からだったかしら。あなたの復帰は」胸元をシーツで隠しつつ、上体を起こす
カルメン・ラジャ:「ええ、貴女の武器カルメン・ラジャです」
エリザベート・シェリダン:上等な氷菓子を思わせる、冷たさと甘さを兼ね備えた声。
エリザベート・シェリダン:「おかえりなさい、私の武器」
カルメン・ラジャ:(…やっぱり敵わないな、この人には…)
エリザベート・シェリダン:人差し指でかるく手招きをする
カルメン・ラジャ:招きに応じ、ベッドの上へ。
エリザベート・シェリダン:「匂いも問題なし。……あら」柔らかく抱き寄せ、首筋に顔を寄せる
カルメン・ラジャ:「ん…」
エリザベート・シェリダン:「香水、変えたのね。私、この香りは好きよ」
エリザベート・シェリダン:ささやくように耳元で。
カルメン・ラジャ:「ん……そうですか」まさか気付かれるとは。バートリ室長はいまいちそう言う所が無頓着らしい。
カルメン・ラジャ:ぞくりとした甘さが脳髄を痺れさせる感覚。
エリザベート・シェリダン:そのまま舌先を滑らせる。吸血係を休ませたことで、少し薄くなった『証』の上をなぞるように
カルメン・ラジャ:「っ…」わかっていても、堪えられない。捕食される生物としての反応か。
エリザベート・シェリダン:「こういうところは変わってないわね。かわいらしい」
カルメン・ラジャ:「……どうも」それだけやっと返す。
エリザベート・シェリダン:がぶり。証を刻み直すように、牙を立てる。
カルメン・ラジャ:「あっ……」待ち望んでいた――ある意味では何よりも。
エリザベート・シェリダン:血液を抜かれる虚脱感。首筋に刺さる痛み。
カルメン・ラジャ:「ん、んん……」
カルメン・ラジャ:…こうして吸われるときに、他愛もない事を想ってしまう。
カルメン・ラジャ:このまま――全部、僕の存在も吸ってくれればいいのに、と。
エリザベート・シェリダン:そしてそれを上回る、快楽。代わりに注がれる圧縮血液による、全身に広がる熱さ
カルメン・ラジャ:そうすればきっと、もう怖がることも、望むこともないのに、と思うが。
カルメン・ラジャ:「――ッ……♡」
カルメン・ラジャ:彼女はそれを許してくれない――
エリザベート・シェリダン:「ん、んく……はぁ」たっぷりと長く。あるいはほんの短い間。『朝食』を摂り終え、牙をそっと引き抜く。
カルメン・ラジャ:「ッ……♡、いかが、でしたか……」
エリザベート・シェリダン:「えぇ、美味しかったわ。とても」刻み直した牙の跡の上をかるく舐めて。柔らかく抱き寄せたまま
カルメン・ラジャ:「ぁ…♡」その動きに逆らわず。
カルメン・ラジャ:「…それは、良かったです、はい」内心の喜びを悟られたくない様に。
エリザベート・シェリダン:「初めてでもないでしょうに」
エリザベート・シェリダン:「感情を隠そうとしても無駄よ?」《ブラッドリーディング》
カルメン・ラジャ:「……分かっていますけども」
カルメン・ラジャ:「何しろただの武器ではいられないようなので」
エリザベート・シェリダン:「喜び。悦楽。快楽……あとは安心感と、少しの不満かしら」
カルメン・ラジャ:「……そこでわざわざ言葉にする辺りがとても素晴らしいですね」皮肉だ。
エリザベート・シェリダン:「不満の内容はわかっているわ。答えももちろんね」
カルメン・ラジャ:…それこそ言われなくたってわかっている。
エリザベート・シェリダン:「ちゃんと血は洗ったようだし、好みも忘れていなかったようだから、何も聞かなかったことにしてあげるわ」
カルメン・ラジャ:「ええ、そうしてもらえると僕の羞恥心が少しは減ります」
エリザベート・シェリダン:「大丈夫よ」
エリザベート・シェリダン:「あなたに羞恥心があるとは思っていないから」
カルメン・ラジャ:「これは手厳しい」
エリザベート・シェリダン:「さて、今日はスケジュールに余裕もあるし……今朝は、もうすこし豪勢にいきましょうか」
カルメン・ラジャ:…こういう事を言う時は、決まって彼女の機嫌が良い時だ。
エリザベート・シェリダン:「ほら、口あけて」
カルメン・ラジャ:「…はい」これから何をされるか、という事はもはや言われなくてもわかっている。
カルメン・ラジャ:促されるままに口を開く。
エリザベート・シェリダン:「いい子」
エリザベート・シェリダン:柔らかく抱き寄せていた手に力をいれ、荒々しく抱きしめる。
カルメン・ラジャ:ぞくりと体を震わせる――これからの甘美な時間を予感して。
エリザベート・シェリダン:後頭部に手を添えて抱き寄せるようにしながら、唇を重ね、舌をねじ込む
カルメン・ラジャ:「んっ…♡ふぅ…♡」
カルメン・ラジャ:抱きしめられたまま、こちらも腰に手を回し、舌はその蹂躙を受けるように。
エリザベート・シェリダン:血液とは違う甘さをもった『副菜』を啜る。蹂躙しつくした舌と口腔。
エリザベート・シェリダン:「……ふぅ」ぬるりと、朝食が窒息しないうちに小休止を挟む
カルメン・ラジャ:「は、ぁ……」とろんと蕩けた眦が見つめ返す。
エリザベート・シェリダン:「かわいらしい子。私の腰に手を回しちゃって」
カルメン・ラジャ:「…悪いですか」
エリザベート・シェリダン:「いいえ? でも代わりに聞くわね」
エリザベート・シェリダン:「あなた、どうしたい?」耳元で、甘さを増した声を
カルメン・ラジャ:「――ッ……」これだ。彼女はこうだから。
エリザベート・シェリダン:「私の舌がもっとほしいならそうしましょう」
カルメン・ラジャ:……こんなだから。僕にも手が届きそうだと勘違いしそうになる。
エリザベート・シェリダン:「血を吸われたいなら、また噛んであげる」
カルメン・ラジャ:「……聞かなくても、わかってるくせに…」
エリザベート・シェリダン:「ただの武器じゃないんでしょう?」
カルメン・ラジャ:こうやって。どんどんと僕は魅入られていく。諦めきれずに――
カルメン・ラジャ:「…今日は、僕が貴女を抱きたいのですが」
カルメン・ラジャ:腰に回した指が、優しく柔らかなそれを撫でる。
エリザベート・シェリダン:「……へぇ? 偉くなったわね」くすりと、機嫌よく
カルメン・ラジャ:――欲しい。この人が欲しい。この人の特別になりたい――
カルメン・ラジャ:それが叶わない事だと、よくわかっていながら、それを想う事を止められない。
カルメン・ラジャ:「ただの武器ではなく――カルメン・ラジャとしてですので」
エリザベート・シェリダン:「──いいでしょう」
エリザベート・シェリダン:「私のカルメン・ラジャ。今夜だけは、私の体を好きにすることを許すわ」
エリザベート・シェリダン:「あなたの触っている腰も、お尻も。この胸も、あなたの大好きな舌も、牙も顔も手も足も」
エリザベート・シェリダン:「……今夜はあなたのものよ」
カルメン・ラジャ:――ぶるりと、身体が震える――歓喜で。
カルメン・ラジャ:「ええ――今夜だけは。僕の物です」
(ラス・ヴィダスの長い夜は続く……)
GM
GM:DX3rd『ラス・ヴィダスの長い夜』
GM:セッションコンプリートです。おつかれさまでした!!!
カルメン・ラジャ:お疲れさまでした~~~~~~~~
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